タイの結婚式は通常、お嫁さんの家で行われ、お婿に行くと言うのが一般的らし
いです。
私も、将来は妻の実家の庭の一角に家を建てなくてはならないのでしょうね。大変?な1日が始まりました。
朝4時に目が覚めたと言うか、起きなくてはと思い起きました。
お父さんが、美容師さんを迎えに行ってくれて、4時半から妻のメーク(髪の毛
のセットに時間がかかる)が行われました。
私は、シャワーを浴びたり、ぼーっとしてました。
6時頃には、披露宴の準備が始まりました。
テーブルのセット、カラオケの準備、料理の準備が行われました。
料理は、以前は結婚する人の家に親戚、近所の人が集まって作られていたそうで
すが、今は、業者が作ってくれるようです。
私達も作ってもらいましたが。私達は、隊列を従えて新婦の家に行くと言う事は行いませんでした。
私が、日本人で難しい?ということで、なかったですが。
本来なら、新郎の家から、新婦の家まで隊列を組んで結納品や結納金・金製品を
もって行進します。
途中に、子供が扉を作って道を塞いでいますが、お金?を渡して通してもらいま
す。
と、言う事は、私がする場合は、日本から行進する????
タイ人同士でも、家が離れている場合は新婦のいえの近くのお寺から行進をする
らしいです。
行進が終わると、お坊様による結婚式の儀式が始まります。
私達は、この儀式から行いました。<タクバーツ>
お坊様は9人です。
朝の7時30分から行われました。
お坊様のお経の後、タクバーツ・お坊様に御飯を差し上げました。
御飯は、お姉さんと、近所の人が朝から市場に買い出しに行って、作られていま
した。
クルァナーム(聖水を入れ物に注ぐ)、お坊様にお言葉を頂き式は終わりまし
た。(と、思っただけでした。式はまだまだ続きます)<披露宴1>
お坊様のお祈りが終わった後、披露宴?でした。
お客さんの各テーブルにいって、話したり記念写真を撮ってまわりました。<コーンマラーイ>
ひとまわりしたところで、コーンマラーイ(尊敬する先輩夫婦(仲人)にジャス
ミンの礼をかけて頂く)、お客さんへの挨拶を行いました。
私も挨拶をしましたが、日本語でしたのが・・・・・・失敗?でした。
お客さんから日本語で冷やかされましたし、タイ人と結婚するのだから、タイ語
も少しは喋れなくてはとおばさん連中が言ってると、妻が言ってました。<結納>
結納&指輪の交換と式が続いていきます。
私と妻から、妻の両親に渡しました。
タイバーツ(新札で、タイの平均的?な結納額)、日本円、ゴールド、指輪で
す。
皆が見ている前で鉢に入った結納の品を、仲人さんがふろしき?を広げた上にバ
ナナの葉をひき、その上にお金を広げて置いていきます。
その上にゴールド、指輪を置き、最後に皆が順番に五穀?をまいていきます。
結納の品が見えなくなるまで。
それから、指輪の交換、私が妻にネックレス、ブレスレット、ピアスを付けてあ
げました。
最後にふろしきを結んで、そのふろしきを持ってお父さんが喜びの踊りを踊って
くれました。<結婚式>
結婚の儀式が2回あるのでしょうか?
初めに、仲人さんにおでこに白い粉で3つの点を付けてもらいました。
天使のリングではないですが頭に輪を被せられ、パークワンに蝋燭で火を付けま
した。
お祈りが延々と続き、清めの水を掛けられ、妻と私の生い立ちの話もあったそう
です。
集まって下さった人から、御祝の言葉をもらい手首に紐をまいてもらいます。
ずっと横座りをしていて、意識が遠のきそうになりました。(不謹慎ですが)
それから、一つの卵を半分づつ食べさせてもらい、誘導されて寝室に行きまし
た。
寝室の前では紐で通れないようにした人がいて、貴賎を渡して通してもらいまし
た。
ベットの上には、小銭がばらまかれていて、子宝が授かるようにと、お金に不自
由しない様にと言う事らしいです。
ベッに私が寝転んで、妻が足下で一生私について行くという永遠の愛を誓いまし
た。
これで、式が終わりました。<披露宴2>
最後にもう一度結婚式に来て下さった方々のテーブルで写真撮影を行いました。<最後に>
タイで結婚式をあげて感じたのは、多くの人の優しさ、家族、親族、近所の
人々、皆が自分の事のように喜んで下さった事です。
今は日本で暮らしていますが、タイで式を挙げたと言う事はタイ人社会の仲間入
りをしたということですね。
タイは、日本と違っていい意味でも悪い意味でもオープンなので、皆が見ていま
す。
式も挙げずに、結婚しているとか、子供がいると言うのは嫌われるようです。
(古い考えかもしれませんが)
市役所に書類さえだせば、結婚は簡単に終わりますが、全然意味あいが違うと感
じました。
手首に巻かれた紐は3日は取らないと言う事らしいです。
現在、取った紐は綺麗な箱に入れてしまってあります。
ベットの上も小銭、ジャスミンの花飾りも綺麗な箱に入れてしまってあります。永遠に大事に持っていると良いらしいです。