−5年生3− 「ワールドカップへの道」 2−(5)尊敬・感謝 自分がお世話になっていると思う人を一人(家族以外)挙げる。 「今日は自分を支えてくれる人について考えていきましょう。」 (西アフリカのブルキナファソの写真を掲示して) 「全日本のサッカー監督トルシエさんは,U−20日本代表選手を西アフリカのブルキナファソという所に連れて行って,サッカーの合宿を行いました。監督はなぜここに選手を連れて行ったのだと思いますか。」(予想をした後,題名を書く) −5年生2− 「ぼんおどりと鉄橋」 1−(1)思慮・節度・節制 黒板に「後悔先に立たず」と書き,その意味を問う。(発表のみ。説明はせず,終末に再度この意味について考える。) 「友達と二人で歩いていたとします。目の前に台風で壊れかけた橋がありました。友達はそこを通ってみよう,スリルがあると言ったとします。さて,自分は回り道をするか,いっしょに通るか。今日はそういう判断を迫られるお話です。」(題名を書く。) −5年生1− 「父の言葉 −黒柳徹子−」 2−(2)親切 全員,足の病気になって入院していたと仮定する。 同じ病気の人がもう一人入院していたとする。 この病気は,将来自分の足では歩けなくなるだろうと言われていた。 しかし,自分は退院して,つえなしで歩けるようになった。 ある日,道を歩いていると,松葉杖をついた女の子が遠くに見えた。 その子はあの同じ病室にいた同じ病気の子だと分かった。 自分は治っているが,その子はうまく治らなかった。 このまま歩いていくと,その子と出会うことになる。 自分はこの時どうするか発表する。(全員発表) 「黒柳さんはどうしたのか,今から見ていきましょう。」(題名を書く。) −4年生6− 「アルバム」 3−(2)生命尊重 「犬」と「お金」の写真を掲示する。 「犬の前にお金を置きました。犬はそれにオシッコをかけて行ってしまいました。みんなはその場面を見たら,どう思いますか。」(発表) 「実は,みんなもこの犬と同じくらいもったいないことをしている。それは何か,をこれから考えていきましょう。」(題名を書く。) ※終末で,「自分の命を大切にできなかったり,ありがたいと思わないのは,犬がお金の価値(そのお金がおいしい餌に変わるということ)に気づかないもったいなさと大して違わないのではないか。」と問う。 −4年生5− 「富士山を救え」 3−(1)自然愛・動植物愛護 世界で一番高い山を問う。(エベレストの高さは8848mで,ハハノシワと覚えると覚えやすいなどと話します。) 日本で一番高い山を問う。(富士山の高さは3776mで,富士山のように立派にミナナロゥ。) 日本には富士と名のつく山はいくつあると思うか問う。(300以上) 自分たちの地域の近くにある,富士と名のつく山を紹介する。 きれいな富士の写真を掲示し,感じることを発表する。 汚れた(ゴミが捨ててある)富士の写真を掲示し,感じることを発表する。 「今日は,この富士山の掃除を始めた人のお話です。」(題名を書く。) −4年生4− 「おばあさんのおむかえ」 4−(3)家族愛 家族がいて良かった,ありがたいと思ったことを発表する。 「ある日のことです。その日,朝は天気だったのに,午後から雨が降り出しました。友紀は傘を持って来ていません。家の人が傘を届けに来ている人もいます。友紀の家は両親が共働きで,おばあさんしか家にいません。しかも家は遠いのでした。誰かに入れてもらおう。そう思っている時に,おばあさんが傘を持って迎えに来てくれたのです。そのおばあさんに,友紀は「一人で帰って。早く。」と言ってしまうのです。なぜでしょう。」(題名を書く。) −4年生3− 「雨のバス停留所で」 4−(1)公徳心・規則尊重 (この資料については「問題性が本当にあるのかよく分からない」という話を聞いたことがありますが・・・。) 「きまり」を守らなかった経験を発表する。(自分でも家族のことでもよいことにすると,「僕のお母さんは,みんなに黙って夜こっそりケーキを食べていた。」なんて話も出てくることがあります。) (演技をしてくれる女子を一人選び,傘を渡し,実物大のバス停(私はスタンドマイクにバス停の写真を挟みました)を教室の真ん中辺りに置き,黒板をたばこ屋の軒下として次の話に合わせて「よし子」役をやってもらう。) 「雨が降っています。バスに乗ろうとする人は停留所の近くのたばこ屋の軒下に並んでいます。そこによし子がお母さんとやってきました。バスが来ると,軒下にいたよし子が走り出して,一番に並びました。すると,一緒に並んでいたお母さんに肩をぐいと引かれ,よし子は「はっ」とするのだけど・・・。今日のお話は「雨のバス停留所で」です。」(題名を書く。) −4年生2− 「ぼくの部屋」 1−(1)自立節度 黒板に「早く( )なさい」と書き,家の人に言われた言葉で( )の中に入る言葉をいろいろ思い出す。 その後,全員自分の机の中の物を全部机の上に出す。(全員出したら,また入れる。) 黒板に
と書き,自分は机の中をかたづけているかいないか聞き,それぞれの人数をかっこの中に書く。 「実はこの前に,ある言葉が入ることがあります。」(と言いながら次のように書き加える。)
このかっこの中にどんな言葉が入ると思うか少し予想を聞いて,後で分かると伝え,あらすじを次のように話す。 「自分の部屋をもらったようた君。お母さんにかたづけるよう言われるが,かたづけない。それが,あることを見て,少し心が動きます。さて,ようた君は何を見るのでしょう。」(題名を書く。) ※教材文の音読の後,( )の中には「自分の机」という言葉が入ることを確認する。 −4年生1− 「子ども図書館のお姉さん」 2−(1)礼儀 ことわざクイズを行う。(上半分を教師が言い,それに続く言葉を子どもが当てる) 石の上にも・・・ 急がば・・・ 一石・・・ 飛んで火に入る・・・ 月と・・・ 親しき仲にも・・・ (「礼儀あり」を確認して) 「礼儀知らずな人ってどんな人だと思いますか。」(発表) 「ここが図書館とします。今から礼儀知らずな態度を演じてもらいます。どこが礼儀知らずな態度なのか,考えてみましょう。」(演技を希望する児童と廊下に出て行動の指示をし,入り口から入ってくるところから演技を行わせる。) 「ぼくの生まれた日」 4−(3)家族愛 黒板にドラえもんの絵を描く。 三択クイズを行う。どれが正しいか。 ドラエモン ドラえもん ドラエもん マンガ「ドラえもん」に「のび太」が登場する。家の人はなぜ「のび太」という名前をつけたのだろう。(発表) 「自分の名前はどういう意味でつけられたか知っている人は教えて下さい。」(発表) 「今日は家の人の子どもへの思いについて考えて行きましょう。」 「ある日,父さんと母さんにすごくしかられて,「パパもママもぼくが嫌いなんだ。」と思ったのび太にドラえもんが「じゃあ,確かめよう。」とタイムマシンに乗せてのび太の生まれた日に行くことにします。」(題名を書く) −2年生− 資料は文溪堂という会社の本を使っています。 「お気に入りのかさ」 2−(4)感謝 「自分の大事な物をどこかに置いたままにして忘れたことがある人は教えて下さい。」(発表) 「それを届けてもらったことはありますか。」(発表) 「今日は,大切な物を忘れて,それが返ってくるお話です。その大切な物とは「お気に入りのかさ」です。」(と,言いながら題名を書く。) 「キャッチボール」 4−(1)公徳心・規則尊重 「今まできまりや約束を守らなかったことがある人はいますか。」(発表) 「公園にもいろいろな約束,きまりがあります。どんなきまりがありますか。」(発表) 「ある公園では「ボールで遊ばないこと」というきまりがありました。なぜ,この公園ではこういうきまりがあるのだと思いますか。」(発表) 「その公園でキャッチボールを始めた子がいます。しかし,途中でやめてしまうことになります。何があったのか,これから読んでいきましょう。」(題名を書く。) 「やぶれた本」 4−(1)公徳心・規則尊重 「ある2年生のクラスの,ある雨の日のできごとです。」 「外で遊べないので,しげるは本を読むことにしました。ところが,そこで事件が起きてしまいます。どんな事件でしょうか,これから読んでいきましょう。」(題名を書く) −あらすじ− 道徳の授業の最初に,私はほとんどの場合,「あらすじ」を話してから教材文を読むようにしています。その理由は2つあります。 1つ目の理由はできるだけ早く,確実に内容を理解させるためです。いきなり文章に出合うと,その内容や意味をすぐには理解できない子がいます。そうでない子にとっても,予めどんな話なのかあらすじを聞いておくと,それをもとに資料を読んだり聞いたりするので,より明確にポイントをつかむことができると思うからです。 2つ目の理由は,興味を持たせるためです。私たちは本を買う時,その帯に書いてある紹介文や文庫本等の裏に書いてあるあらすじを見て,興味を持ったものを選ぶことが多いと思います。そういう「どうなるのかな」とか「もっと知りたい」というような感覚を最初に持たせられたいいなと思っています。 では,実際の例を紹介していきます。 |