織田信長
(第6学年)

 戦国時代,最初に登場するのは「急速に力をのばす」信長です。
 その「急速」をビジュアルに表現したいと思いました。

準備物:教科書の挿絵を拡大印刷(B4版9枚)したもの
この地図は,信長の勢力を1560年,1576年,1582年と色分けしてあります。それぞれを切り取り,裏に磁石を貼り付けておきます。





 室町時代の後,戦国時代と言われる時代がやってきます。この時代に有名な3人の武将の名前を知っていますか?

と問い,3人の名前を確認し,2年後輩,6年後輩と言いながら生まれた年を板書していきます。(ここで例えば「信長は何時代に生まれたと思う?」と聞いてみて下さい。時々とんでもない時代を答える子もいます。いつも進度を気にする歴史学習ですが,時代の流れを適宜確認していく必要もあります。)

(板書)
1534年 織田信長が生まれる
1536年 豊臣秀吉が生まれる
1542年 徳川家康が生まれる

説明1  徳川家康が生まれた次の年に歴史的な出来事が起こります。鹿児島県の種子島に中国船が流れ着きました。その船の中にいたポルトガル人が持っていた当時の最新兵器である鉄砲2丁を,日本の大名が大金で買ったのです。
 信長が鉄砲3000丁で大きな戦いに勝つことになる32年前の出来事でした。これからこの信長の勢力の広がりをみていきましょう。

説明2   尾張の小さな大名,織田信長が27才頃の領地はこれくらいでした。

と言いながら,最初の資料を黒板に張ります。




 この頃信長は小数の軍勢で駿河の今川義元の大軍を破りました。その戦いを何というでしょう。(桶狭間の戦い)

説明3  この戦いで全国に名前を広めた信長の勢力は16年後には次のようになりました。 

と言いながら次の資料を付け加えます。


「オーッ!」と声が上がります。ここで「急速に力をのばす」を感じてくれたらと思います。

指示1  この3年前に信長は室町幕府を倒しています。そして2年後,甲斐の武田軍と戦います。武田軍の騎馬隊は当時最強といわれていました。この戦いについて調べましょう。

長篠の戦いについて調べ学習をし,まとめた後,それから7年後の信長の勢力地を掲示します。


このあたりでタイミング良く子どもから「日本の大きさはどれくらいですか?」という声がありました。そこで,全体の図の上に再度勢力図を貼り付けました。


この後,「安土,自由な商工業,キリスト教,本能寺」等についてまとめていきます。