サバやイワシ,アジなどを捕るには「巻き網漁」という方法を使います。教科書にその図が描いてありますが,これを見て本文をまとめるだけでは面白味がありません。そこで,実際に魚を捕る場面を具体的にイメージさせます。
まず,魚が海を泳いでいる場面を想定します。
これは魚が泳いでいる写真をB4用紙2枚に印刷し,つないで円筒形にして立てています。
さあ,この魚を捕るよと言って,網を出します。が,本物がないので,球技用のネットを代用品にして子どもたちに渡します。すると大体下のような形で「魚」を取り囲むはずです。
ここで,次のような発問をします。
「これは何と言われる方法だろう。」
「どんな魚を捕るのだろう。」
「網をどうやって動かすのだろう。」
「船を使うとしたら何隻必要なのだろう。」
「どんな役割の船があるのだろう。」 |
展開として考えられるのは,上記のような一問一答式以外には,ワークシート方式や,1つ1つの発問はせず,これは巻き網漁という方法であることを説明し,この方法について分かることを調べてノートにまとめる調べ学習に入ってもいいと思います。
私は,上記のようなことについて調べましょうと言った後,調べ学習方式で各自に調べさせ,結果を分担して板書させてまとめをしました。そしてこの後学校に無料配布されていた「お魚アイランド」CD-ROM(JF全漁連中央シーフードセンター)をプロジェクターで映して,その中に入っている「巻き網漁の実際のビデオ」を見たり,「お魚クイズ」に挑戦し,最後に同CDに入っている「おさかな天国」の歌詞を映して,流れる曲に合わせていっしょに歌って終わりました。
このCDは大変よくできています。たぶん全国の学校に配布してあるはずです。もしないようでしたら,音声と映像は入っていませんがそれ以外は同じものがウェブ上に置いてありますので,下の「お魚アイランドCD」をクリックしてシーフードセンターHPにアクセスしてみて下さい。
また,このシーフードセンターのHPから学校関係者には送料以外は無料で上記の「お魚アイランド」CD-ROMを申し込めるようになっています。CDには歌や資料ビデオ,音声での説明も入っています。
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