速さ

 時間や道のりなどのデータを与えられて,そこから速さを求めなさいという問題に接してきた子が,逆にある時,「この車の速さはどうやって調べるの?」と聞かれることで,よりその理解を深めることになると思われます。

単元 「単位量あたり」 (6年生)
教具名 ミニカー
使用場面 ・速さを求める
・時速,分速,秒速,距離の単位換算
材料 ・ミニカー
仕組み ・ゼンマイで走るおもちゃの車。
準備物 ・巻き尺
・テープ
・ストップウォッチ
・ミニカー
使用法 1,速さを求める問題,道のりを求める問題,時間を求める問題にそれぞれ取り組んだ後に使用する。
2,児童の前でミニカーを一度走らせて見せる。
3,発問「この車の速さを求めるにはどうすればいいでしょう。」
4,ヒント「速さはどうやって求めたでしょう。」
5,児童の意見から,ミニカーの走った「道のり」とかかった「時間」を計るという方法にまとめる。
6,教室の床に巻き尺で2メートルの距離を測り,スタートとゴール地点にテープを貼る。
7,ミニカーを走らせる子とストップウォッチで時間を計る子を決め,実際に計る。
8,黒板に「道のり2m」「時間○秒」と書き,ミニカーの速さを求めさせる。
9,児童の求めた「秒速○m」を板書し,次の発問をする。
10,発問「秒速を分速で表すにはどうすればいいでしょう。」
11,ヒント「秒速は1秒間に進む道のり,分速は1分間に進む道のり」の確認
 ヒント「1分は何秒でしょう。」
12,児童の求めた「分速○m」を板書し,次の発問をする。
13,発問「分速を時速で表すにはどうすればいいでしょう。」
14,童の求めた「時速○m」を板書し,次の発問をする。
15,発問「普通,車の速さは時速○kmと表しますね。この時速○mをkmで表すにはどうすればいいでしょう。」
16,ヒント「1000mは1km。2000mは2km。mを1000で割ればkmに換えられますね。」
17,児童の求めた「時速○km」を板書し,いかにその速さが本当の車より遅いかを数字の上で確認させる。
18,時速を分速や秒速で表す練習問題を出す。