「60パーセントは0.6倍のことである。」 と,言ってしまえばおしまいの百分率ですが,いくらか印象的に学習したいと思います。 |
まず,クラスの中から2人名前を貸してもらい問題を出します。その2人の選び方はいろいろ考えられますが,例えばジャンケンで選ぶ場合は次のようにします。 何も説明せずいきなり,
で,1人(最後まで勝った子)を選びます。次に,勝った子以外を全員起立させ今度は教師に勝つか,あいこの子を座らせていきます。そして最後まで負けた子1人を選びます。(教師とジャンケンをしていて残った人数が2,3人になったら,その子たち同士でジャンケンをさせた方が早く決まります。) ここでは勝った子をA,負けた子をBとします。
と言って,次の問題を板書し全員に写させます。
百分率の学習になるまでの学習が十分できていれば,0.01倍という答えが出されます。(私のクラスでは100倍という子がいましたが・・・)そこで,この答えを次のように板書し,全員に写させます。
等々,ここでしばらく「0.01倍」を印象づけておきます。そして,
と,百分率の説明と%の書き方の説明をし,先ほど板書した「B君はAさんの0.01倍お金を持っている。」の「0.01倍」の下に「1パーセント」と書きます。 そして,読み替えをしてみます。
この後,パーセントの「パー」は「〜について」で,「セント」は「100」という意味があり,つまりパーセントとは「100についていくらの割合か」を表しているのだと説明します。
この後
と板書し,その下に小数を百分率で表す例題を出していきます。しばらくやらせてみて,割合を百分率で表すには,小数を100倍すればいいんだということに結果的に気づいていけばいいなと思います。 |