「あわれな運命」
6年 女子
「ギャー」と,にげていく。それは,ハチがブーンとこっちにおそいかかってくるようにくる。私は3つの事件いらい,ハチが大きらいになってしまった。でも,もともときらいだったけど,大がついてしまった。
だって,せんたく物をたたんでいると,ハチがいて,「ジグ」とさして,とんでいった。
それに,小3の時,服をきがえていたら,「ブス」。いっで〜。あわててズボンをぬぐと,スズメバチがいる。
それからずっとさされることはなかったが,えりちゃんとかえっていたら,いきなり,
「ここハチのすなんよ。」
と,そのはちのすをけっとばした。すると,中からいっぴきハチが出てきて,首をめがけて,「グサ」とさしていった。もういやというかんじだった。
この3つの事件で,私なにもしていないのに・・・グスン。ぐやじぃ〜。
今度ハチが来たら,ぜぇ〜たいに殺してやる。おぼえてろ,ハチめ。
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・初めからカゲキな書き出し。
・うまいねー。これが表現の工夫です。読み手を引きこむ書き方です。
・「大がついて」「しまった」これで本当にすごくきらいになったと分かります。
・「ジグ」「ブス」「グサ」3つの事件それぞれさされる音をかえているところに大きな効果があります。
・「いっで〜」「グスン」「ぐやじぃ〜」「ぜぇ〜たい」・・・題名の「あわれな」の感じをしっかり表す言葉たち。そして,とどめはこのさし絵・・・(左目に注目!!)
・文の構成と内容ともにすばらしいできあがりです。 |