今までの学年は35週を毎週同じ時間で計算すると,標準時間に対して過不足する教科の時間が 1年生では22時間(算数,体育) 2年生では15時間(算数,体育) 3年生では10時間(国語,算数,音楽,図工),15時間(体育) 4年生も10時間(国語,算数,音楽,図工),15時間(社会,理科,体育) という数字になり,それを解消するために1年では34週を12,14,8週に,2年生では35週を12,15,8週に,3年生と4年生では10,15,10週に分けてきました。2年生も10,15,10週に分けられますが,できるだけ学期の日数割合に合うような分け方にしたいために12,15,8という割合にしてみました。3,4年では15時間以外に,10時間という過不足が生じるため10,15,10週という分け方になり,学期毎の変更ではちょっと無理がありそう・・・ というのが,今までの学年の時間割についての考察でした。 さて5年生からは過不足の時間が10,15時間に加えて5時間という時間(国語,総合)が生まれてきます。そこで,5と10と15時間の3つの時間の過不足を解消するための週の分け方は10,20,5週にするという案が考えられます。しかし,これでは週当たり時数を均等にすることができなくなってしまいます。(最初の10週の週当たり時数が26時間,5週の間の週当たり時数が29時間になりそうです) という訳で,やはり5年生からも10,15,10週に分けてみてはどうかと思います。すると,5時間不足する教科等(国語,総合)が生じます。そこでこの2つの教科を家庭科(週に2時間ずつ行うと年間で10時間のオーバーになる)の時間に5時間ずつ使うことで調節することにしてみました。
国語を週5時間にすると,年間で175時間になり,標準時数の180時間より5時間少なくなります。 社会を週3時間にすると,年間で105時間になり,標準時数の90時間より15時間多くなります。 算数を週4時間にすると,年間で140時間になり,標準時数の150時間より10時間少なくなります。 理科を週3時間にすると,年間で105時間になり,標準時数の95時間より10時間多くなります。 音楽を週2時間にすると,年間で70時間になり,標準時数の50時間より20時間多くなります。 図工を週2時間にすると,年間で70時間になり,標準時数の50時間より20時間多くなります。 家庭を週2時間にすると,年間で70時間になり,標準時間の60時間より10時間多くなります。 体育を週3時間にすると,年間で105時間になり,標準時数の90時間より15時間多くなります。 総合を週3時間にすると,年間で105時間になり,標準時間の110時間より5時間少なくなります。 もう5年生からは年間を通して毎週同じように学習できるのは道徳と特活だけになります。これ以外にクラブや委員会のための時間が少なくとも別に1時間は入るようになると思います。 家庭科の時間をどこで国語と総合に5時間ずつ振り分けるか年度当初に計画を立てておきます。 これを時間割の形で表すと次の例のようになります。
これを1枚の時間割で表すとすると,例えば次のような形が考えられます。
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