「研究授業」の不思議

人に誘われて,ある研究授業を見に行ったことがありました。

【花束?】
 素晴らしい授業が行われました。
 授業終わりのチャイムがなりました。
 授業終わりの挨拶が済みました。
 すると,後ろで見ておられた一人の方が花束を持ってさっと前に駆け寄り,その授業をされた先生に渡されたのです。
 
 花束!?

 まるでリサイタルを行った歌手のようです。
 研究授業は,人に見せるショー?
 どんなに華々しくしようと,その授業さえ子どもに学力をつけるものでありさえすれば,それはそれでいいのでしょうが,ちょっとびっくりしました。

 「研究授業をする」ことは「花束をもらう」ようなことなのかな?

【礼,指導,参加】
 研究授業には,これ以外にも,授業の終わりに一斉に子どもを立たせて後ろの参観者にお礼を言わせることや,授業中に参観者が子どもの隣に行って指導をしている(教師が一人だけの普通の授業の時,指示がどれだけ伝わるのか,その指示方法の研究にならないのでは?)ことや,授業の中で参観者を相手に子どもが活動するような展開がある(普段の参観者がいない時の授業の研究にならないのでは?)ことなど,不思議な場面がいろいろあります。