「学期の反省」の不思議

各学期の最後に学級経営等の反省を行います。

【実態】
 私が新採の頃からこの反省でよく出されるのは,
「実態」
でした。学習,生活面等についてどの子はどういう実態であるか,が報告されることがほとんどです。

 子どものそれぞれの実態を知ることはとても大切なことです。しかし,あの子はこれができて,ここには課題がある・・・というようなことだけを聞いても,その頃の私には

  だから,どうなの?

としか思えませんでした。
 私が知りたかったのは,そのクラスでその学期に

  どういう取り組みをされたのか

ということでした。何だかお互いそのあたり企業秘密としてわざと隠しておられるのかなと思ったこともありました。

 各学期の反省では,「このはこれができて,これができない」より,「今まで教師はこういうことをしてきて,これができていない」を出すものではないかと思っているのですが。