発問1 |
「コミュニケーション」とはどういうことですか。
「〜こと」という書き方でノートに書いてきなさい。 |
留意点 |
音読を何回かした後,まず最初にこの発問をします。答えは最後のページに書いてあります。本当に読んでいれば,「あっ,あそこに書いてあったぞ。」と分かるはずです。読んでいれば分かる問題なので,すぐに答えを書くことができ,次の問題への意欲づけにもなります。 |
解答例 |
「人から人へと情報を伝えること」 |
発問2 |
段落番号を教科書に書いてきなさい。 |
留意点 |
「段落」を意識させることは作文にも効果があります。また注意力がないと段落を見落としたりして最後の番号が違ってきます。教師は最後の段落番号を見てチェックしていきます。普通はこの作業を最初にさせます。 |
解答例 |
最後の段落番号(13) |
発問3 |
問いかけの文を見つけましょう。 |
留意点 |
小さな問いかけから大きなものまで,いろいろ見つけると思います。どんどん発表させ,「そうだね。そうだね。」と認めていきます。はっきりと違うものは指導し,出された中で次の3つについてのみ答えの文を検討していきます。 |
解答例 |
ア,「わたしたち人間は,いったいどれくらいものを覚えることができるのだろうか。」
イ,「それはなぜなのだろう。」
ウ,「では,次のような文をたくさん覚えるように言われたら,君たちならどうするだろう。」 |
発問4 |
アの問いかけの文に対する答えの文に線を引いて教科書を持ってきなさい。 |
留意点 |
アの問いについては7段落,8段落に大きな答えがあるとする考え方もありますが,ここでは狭い意味でとらえて,「どれくらい」に対する具体的な答えを出している文を答えの文としました。
また当然,「文」ですから,どの答えも文の最初から最後まで線を引いているかどうかもチェックします。 |
解答例 |
「一度聞いただけで覚えることができるのは,数字七個か八個ほどなのだ。」 |
発問5 |
イの問いかけの文に対する答えの文に線を引いて教科書を持ってきなさい。 |
留意点 |
一つずつ順番にいきます。正解した者から次の問いかけ文について考えていく方法と,アの答えの文について違う意見をいくつか出させ,それについて意見を出し合い,全員で答えを確認してからイの問いかけを考える方法もあります。
イの答えの文については,2つ答えの文が出ると考えられますが,大きなまとめの意味での後の方を大事にしたいと思います。そのためには,まずウの問いの方を先に考えさせた方がいいかもしれません。 |
解答例 |
「このように,物事の間の関係が分かれば,わたしたちは,実によく覚えることができる。」 |
発問6 |
ウの問いかけの文に対する答えの文に線を引いて教科書を持ってきなさい。 |
留意点 |
ウの文の最後を「どうすればよいだろう。」と問いかけていると考えて答えの文を探させると分かりやすいと思います。 |
解答例 |
「ところが,「なぜ,そのようになったのか」という理由を付け加えれば,たちどころに覚えやすくなるのだ。」 |
発問7 |
「覚えること」について書かれている段落はどれですか。 |
留意点 |
( )〜( )という書き方でノートに書いて持ってこさせます。 |
解答例 |
(1)〜(8) |
発問8 |
「伝えること」について書かれている段落はどれですか。 |
留意点 |
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解答例 |
(9)〜(12) |
発問9 |
「分かること」について書かれている段落はどれですか。 |
留意点 |
「分かること」についてはいくつかの段落で覚えることと伝えることのまとめの部分で書かれていますが,ここではシンプルに考えて大まかな分け方にしました。 |
解答例 |
(13) |
発問10 |
「覚える量」が人により違うのはなぜですか。
「〜がちがうから。」という書き方でノートに書いてきなさい。 |
留意点 |
発問7〜9で全体の構造をとらえた後,また最初にもどります。このように行ったり来たりする方法と,最初から順にまず「覚えること」についてじっくりじっくりやっていく方法とがあります。私は何度か全体を行ったり来たりする方法をとっています。 |
解答例 |
「知識の量がちがうから。」 |
発問11 |
「伝えたいこと」が正確に伝わらないのはどんなときですか。
「〜のとき。」という書き方でノートに書いてきなさい。 |
留意点 |
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解答例 |
「受け手が知識を持っていなかったり,知識がちがっているとき。」 |
発問12 |
「心の働き」とはどういうことですか。 |
留意点 |
教科書に書いてある文を使って答えを考えさせます。当然「〜こと」で終わるようにします。 |
解答例 |
(子どもたちとともに考えてみて下さい。きっとほとんど同じ答えになると思います。) |
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