浜降祭 2007  (2007・7・16)
神奈川県茅ヶ崎市南湖

2007年の浜降祭は、台風4号の影響が心配されましたが
前日に過ぎ去ったおかげで南湖の浜で勇壮に行われました。
しかし波が高かったためお神輿は海に入れませんでした。
今年参加したお神輿は34基。
芹沢の腰掛神社と寒川菅谷神社のお神輿は浜へ渡御することなく
芹沢地区を共に巡回したそうです。

浜降祭の起こりについて

今から160年ほど前の天保9年(1838)、寒川神社の神輿が
大磯の国府祭(こうのまち)に渡御した帰途、
相模川の渡し場で寒川の氏子と地元の氏子が争いを起こし、
川に落ちて行方不明になってしまいました。
その数日後、南湖の網元である孫七さんが漁の最中に
このご神体を発見し寒川神社に届けたことを契機に、
毎年同神社の神輿がそのお礼のため南湖の浜に赴き
禊をするようになったと言い伝えられています。

一方、江戸時代後期に幕府がまとめた「新編相模国風土記稿」によると、
鶴嶺八幡宮では、寒川神社のお礼参りよりずっと古い時代から、
心身の罪やけがれを清める「みそぎ」の神事を行うため、
毎年浜辺への渡御が行われていたとあります。

(商工会議所資料より)


古式豊かに行われた祭事





















荒れる海  箱根連山もくっきり見える