紅葉の八ヶ岳倶楽部 (一泊旅行)  (平成16年10月)

三鷹→岐阜県大野郡→新穂高→八ヶ岳倶楽部→三鷹


昨年と同じく姉弟たちと飛騨地方へ紅葉狩りに出かけました。
行き先は岐阜県大野郡の千光寺と山梨県の八ヶ岳倶楽部
数日前に岐阜県を通過した大型台風の被害を気にしながら出発しました。



10月22日(金)
朝6時に三鷹をワゴン車で出発。
中央道に乗り長野県へ入ると美しく紅葉した山々が目に飛び込んできます。
しかし、台風通過の影響で梓川の水はかなり濁っています。

安房トンネルから岐阜県へ入り、始めの目的地大野郡にある千光寺へと向かいます。


生涯に12万体の仏像を彫ったといわれる仏師、円空。
飛騨国・袈裟山・千光寺には円空が彫った仏像63体が保存されています。

円空仏寺宝館内は撮影禁止のため写真撮影は出来ませんでしたが、
力強さの中にも慈愛のある木彫りの仏像を拝見できました。


千光寺山門 飛騨国・袈裟山・千光寺 円空仏寺宝館


千光寺の次は上宝村へ戻り、新穂高ロープウェーで西穂高口まで行ってみました。
鍋平高原〜西穂高口まで二階建てのゴンドラで上ると、窓の外の山々は美しく
紅葉していました。


小雪が舞うロープウェー展望台 展望台からの眺め 新穂高ロープウェー

10月23日(土)
一日目は、新穂高の中尾温泉「郷の湯」に宿泊。
今日は、朝8時半ごろ八ヶ岳倶楽部へ向けて出発、3時間ほどで八ヶ岳倶楽部へ到着。
八ヶ岳倶楽部は山梨県北巨摩郡大泉村にあり、俳優の柳生博さんと息子の柳生真吾さんが
運営しておられ、とても明るい雰囲気です。

オープンテラス レストラン入り口

八ヶ岳倶楽部へ着いたときちょうどお昼になったので、すてきなオープンテラスで
昼食をとることにしました。
ストーブが焚かれたそばのテーブルで、私たちはきのこのパスタとフルーツティーを注文。
フルーツティーには7種類のフルーツが入っています。
中味は、リンゴ、メロン、キウイ、オレンジ、巨峰、苺、レモン。
それに紅茶を注いだフルーツティーはまろやかでとても美味でした。

きのこのパスタ フルーツティー

食事のあとはショッピングをしたり林の散策などの自由行動。

ギャラリーには、陶磁器、基礎化粧品、雑貨や植物の苗など
珍しい商品が販売されています。

ギャラリー入り口 見事なミセバヤ


八ヶ岳倶楽部の土地は、もともと荒れ果てた赤松林だったそうです。
それを5年の歳月をかけ柳生博さんの家族によって手入れされ、今のような素敵な雑木林になり、
1989年にオープンしました。

木道の上を歩いていくと美しい紅葉に包まれ、地面にはふかふかの落ち葉のじゅうたん、
まっすぐに伸びた白樺の幹、また低木の小紫陽花はきれいに色づいてほっと落ち着く林です。

帰り際にばったり、片手にカメラを持った柳生真吾さんにお会いしました。
真吾さんは見学の方たちに植物の説明をされている様子で、今が紅葉が一番美しい時期だと
話されていました。

お土産を買ったり写真を撮ったり2時間ほど楽しんで、名残り惜しい八ヶ岳倶楽部をあとに
再び中央道に乗り帰路につきました。



八ヶ岳倶楽部で買ってきた多肉植物の『乙女心』我が家で元気に育っています。