2002年に聴いた曲 |
Dorlis「ひとりごとみたいにアイシテタ」(ビッグ・ウェ-ヴ・レコ-ズ \1,000)![]() 1.ひとりごとみたいにアイシテタ 2.ダプネリーフ 3.you’d be so nice to come home to 4.ひとりごとみたいにアイシテタ(プロモーションビデオ) |
クレイジーケンバンド「グランツーリズモ」(ビクターエンタテインメント \3,000(税別) 2002・8・7リリース)![]() 「クリスマスなんて大嫌い!!なんちゃって」がヒットしているケンバンドの4thアルバム。「アダルトな哀愁漂う宴の後の刹那さ、やるせなさを感じさせながら、奥深い昭和な人情と夜を追い求める薄幸な人達が アメ車で本牧やらパリやらを、後ろをかえりみながらぶっ飛ばすアース・ツアー!」(宣伝コピー) 「イイネ、イイネ、イイネ」の横山剣の世界はファンキーでエロティックでソウルフル。しかも昭和歌謡風味たっぷり。潮風の匂いが漂うヨコハマ・ヨコスカサウンドはオシャレというより「粋」。タイトルからして遊び心がいっぱい。 M14は渚ようことのデュエット。懐かしのムード歌謡ふうがイイネ。(★★★) 1.GT(Gran Turismo) 2.GT(Giant Trevally) 3.スポルトマティック Sportmatic 4.昭和レジデンス Shouwa Residence 5.Drivers Salon #1 6.夜の境界線 From A.B.C. To D.M.Z. 7.太陽のモンテカルロ Monte-Carlo du soleil 8.PIZZA 9.アメ車と夜と本牧と Night For V8 Monsters 10.透明高速 Go Go Ghost Go! 11.珈琲ブーガルー Coffee Boogaloo 12.Drivers Salon #2 13.ヒルトップ・マンション Hilltop Mansion Blues 14.薄幸!深夜妻 Midnight On The Planet 15.ゲバゲバ90秒 Psyche Mappilla 16.お・ん・な Femme Fatale Type 17.Crazy Ken Band's Information 18.M.C.C.K. 19.新・イカ釣り主義 New Federalism |
MINMI「T.T.T.」(ビクターエンターテインメント、リリース4/12/2002)![]() MINMIのセカンドシングル。 T.T.T.の意味は「take to the top」。イントロで聞こえる男の声は「today 今日何処行く?空手ダンス飽きたし、スパイダーダンス行く? わかりました」と言ってるそうな。 「The Perfect Vision」からこの「T.T.T.」への勢い、まるで、Misiaが「つつみ込むように…」で彗星のように現れた時とよく似ている。ビジュアル的にMINMIの方が売れセンだから、火がついたら早い。表題作はアップテンポなヒップホップナンバー。Misia登場は革新的だったが、MINMIは革命的。こんなにリズム感のいいボーカリストが出てくるなんて、日本のR&B、レゲエシーンは奥が深い。M2のキュートなクリシマスソングもイケる。(★★★) M-1. T.T.T. M-2. 24/7 “mitsu.nori-nori mix” M-3. クリスマス☆ソング M-4. T.T.T. A-bu-ra-ka-ta-bu-ra ReMix |
MAYA「シーズ・サムシング She's Something 」(ジャズフリークレコード \2,800 2002・9・20)![]() 1998年、水森亜土に見出され、TAKE10オーケストラのリーダー松尾明に師事、1999年2月にクラブ・デビューしたマヤのセカンドアルバム。甘くけだるい声がジャズ・ボサノバにマッチしているが、声に個性が乏しいためか、いまいち凡庸な印象。M5はサザンオールスターズの曲のカバー。(★) 1. Feel like making love 2. In the still of the night 3. Besame mucho 4. That's no joke 5. Eu sou un piano (私はピアノ) 6. Isn't she lovely 7. I've got a crush on you 8. Don't be that way 9. O pato 10. Se uma estrela aparecer (星に願いを) |
ジムノペディ「雨、所により花吹雪」(チムチムチェリー)![]() M1を聴いた瞬間、百万ボルトの電流に脳天を直撃された。ジャズ、ロック、ボサ、R&B、昭和歌謡ーーどれにも属しないがどれをも髣髴とさせる独特のサウンド。その音を際立たせるボーカルの素晴らしさ。高音域やファルセットは小島麻由美と似ているが、よりパワフルな声で、表情豊か。低い音域では若い頃の吉田日出子の声ともどこか似ている(ちょっと古い?)。いずれにしろ10年に一人のボーカリストといっていい。独自のサウンドとボーカルの幸福な融合はエゴ・ラッピンの中納良恵と相通じるものがある。無限の可能性を秘めたグループの今後に期待したい。(★★★★★) メンバーは以下の通り。 田中直美(Vocal) 畔上加菜子(Piano & Keyboard) 相良年宏(Guitar) 永長健(Bass) 川崎綾子(Drums&Chorusu) 小林殉一(Sax & Chorus) 1 ジェリー 2 トレモロ 3 銀河鉄道 4 夜感リサイタル 5 雨、所により花吹雪 6 竜宮城 7 お医者様 8 13 |
「ナイアガラで恋をして~大瀧詠一トリビュート・アルバム」![]() 日本ポップス史上に燦然と輝く天才クリエイター・大瀧詠一。彼を敬愛するミュージシャンたちによるトリビュートアルバム。 M1は原曲の重層的な「スペクターサウンド」を意識した軽快なポップサウンド。M2は逆にストリングスとボーカルだけのシンプルな構成。いかにもBEGINらしい美しいハーモニーが原曲へのリスペクトとなっている。M3は前川清の歌い上げるボーカルが意外とマッチ、そういえば、小林旭もナイヤガラサウンドでヒットを飛ばしたっけ。 M4は言わずと知れた大瀧リスペクターたち。安定感抜群。M5はボサ風。M6はアップテンポのスカ風なサウンド。M7は坂本美雨の透明感あるボーカルがしっとりと心にしみる。M8は70年年代フォークロックの味付け。M9は粋でオシャレなヨコハマの快男児・クレイジー・ケンが抑えたボーカルが味わい深い。M10は田島由紀子の個性的なボーカルが魅力。M11は女性バイオリニストとパール兄弟(サエキケンゾウ+窪田晴男)のスリリングなコラボレーション。バイオリンが奏でる「ナイヤガラムーン」のゆったりとしたサウンドとボーカルは終章にふさわしい。 おまけで封入された大瀧詠一の活動全史のツリーは保存版。(★★★) 01.君は天然色/堂島孝平×GO-GO KING RECORDERS 02.恋するカレン/BEGIN 03.幸せな結末/前川清+井上鑑 04.びんぼう’94/ウルフルズ 05.夢で逢えたら afternoon cafe style/DEEN&原田知世 06.冬のリビエラ/What's Love 07.探偵物語/坂本美雨 08.熱き心に/キンモクセイ 09.Tシャツに口紅/CRAZY KEN BAND 10.A面で恋をして/BARGAINS 11.Niagara Ondo Medley / Let's Ondo Again~ナイアガラ音頭~うなずきマー チ~ナイアガラ・ムーン/川井郁子+パール兄弟 |
![]() 甘くけだるいボサ風ボーカルは、たとえば公園通りに面した喫茶店で午後の紅茶を飲みながら過ごすひとときにぴったり。(★★) 01.ダリア 02.Wet Orange 03.シャボン 04.睡蓮 05.ダンスの影(Jogo de Obelon mix) 06.raxa 07.だから、歌が、歌いたい |
SAKURA「ラヴ・をばらまこう」(アロハレコード)![]() 1.ラヴ・をばらまこう 2.LOVELY CHRISTMAS 3.愛の庭 |
高宮マキ「鱗」(東芝EMI)2002.11.07リリース![]() 「ひたすら川辺でボーっとする。自然と戯れる。ガラス工芸関係の本集 め(特にガレというアーティストのもの)。料理をすること。食べること。笑うこと。絵を描く事。寝ることが好き」(HPより)というナチュラル系ボーカリスト。せつなく、伸びやかで、力強い歌声は安定感抜群。(★★★) 01. 鱗 02. WANNA LET YOU KNOW 03. 蝉 04. WOMAN |
中澤真由「FUNKY FLUSHIN' / NOT ONE OF US」 (ユニバーサル・ミュージック 2002.11.6リリース\1100) ![]() 1983年1月26日生まれの現役大学生。絵画専攻。血液型O型 。 M1はいわずと知れた山下達郎+吉田美奈子の名曲。「MOON GLOW」(1979年)収録曲。”不機嫌な天使”中澤真由のボーカルセンスが光る歯切れのいい極上のポップナンバーに仕上がった。カバーされた山下達郎も本望か。 M2は自作曲。クールなメロディーラインと真由のファニーな声質がマッチした絶妙なポップソング。この声、結構好き。(★★★) 1. FUNKY FLUSHIN' 2. NOT ONE OF US 3. FUNKY FLUSHIN' -RADIO EDIT- M-1,3 MUSIC by Tatsuro Yamashita WORDS by Minako Yoshida M-2 MUSIC & WORDS by Mayu Nakazawa |
O, Jesus!~Deep In My Heart「オー・ジーザス!~ディープ・イン・マイ・ハート」(RENTRAK ENTERTAINMENT
)3,045円![]() ゴスペルとは「Good Newsを伝える歌である」と、ゴスペルにシンプル&ポジティブなメッセージを託すプロデューサー・塩谷達也(LOVE CIRCUS)の元に結集した実力派アーティストのコラボレーションアルバム。 クワイア、ラップ、ハウス、唄とピアノのデュオ……。ゴスペル、R&B、ソウル、ヒップホップなどスタイルを超えた楽曲が融合。参加メンバーはZOOCO(元エスカレターズ)、SAKURA、U-SKE、K-MUTO(Groovediggerz)、有坂美香、kazco、Giorgio Cancemi(DELiGHTED MINT)など。 SAKURA、有坂美香、KAZUCOの静謐なバラード(M3)、ZOOCOと塩谷達也のデュエット曲(M6)、SAKURA、有坂美香、ZOOCOのファンキーなリードボーカルがGOODなM8が特にオススメ。クリスマスソングとして聴くもよし。(★★★★) 1,Oh, Happy Day 2. Total Praise 3. Love The One You're With 4. Naked Soul Man 5. My Life Is In Your Hands 6. My God Is Real 7. Gonna Be A Lovely Day 8. I'll Take You There 9. Why We Sing 10. I'll Go 11. アタラシイウタ |
浜田真理子「聖夜」(美音堂)![]() 島根県出身のシンガーソングライター。ファーストアルバム「MARIKO」(1998)でデ ビューするも、実力の割には恵まれず、99年末のコンピレーションアルバム「so far songs」で「港が見える丘」をカバー、注目を集める。その余波で再発されたファー ストアルバムが一部で静かなブームに。ピアノの弾き語りによる歌はジャズ・歌謡曲ふう。 M1はオリジナル。M2は加川良の歌ったメッセージソング。M3もまた「反戦歌」として歌い継がれた森山良子のヒット曲。淡々とした歌い方だが、重量感のある歌声が心に響く。(★★★) 1、「聖夜」 2、「教訓1」 3、「さとうきび畑」 |
るり「るり式」@シーアンドエー![]() ここ数年、70年代のフォーク&ロック再評価の動きが音楽シーンに広がりつつある。その主役は当時を知らない今の若いミュージシャンたち。まるで、時代を一巡りしたように、”ネオ・フォーク&ロック”花盛りだが、この「るり」もおそらく、遅れてきた70年フォロワーズの一人だろう。「るり式」というタイトルからして、つげ義春だし、好きなもの「ATG映画、中央線」とくれば、もう立派な70年代少女。 ささやくような歌声に似合うのはM1の森田童子のカバーやM7のあがた森魚。「傘がない」のワルツふうアレンジも声質に合っている。自筆のカバージャケットのイラストもいい雰囲気。(★★★) 1.ぼくが君の思い出になってあげよう(森田童子) 2.傘がない(井上陽水) 3.君と旅行鞄(はちみつぱい) 4.カレーライス(遠藤賢司) 5.バス通り(甲斐バンド) 6.甲州街道はもう秋なのさ(RCサクセション) 7.冬のサナトリウム(あがた森魚) |
ゴーグルエース「東京エレキッド」@K・O・G・A RECORDS![]() 長野のエレキ少年・少女たちが満を侍して東京進出。プロデュースは水谷淳(元アウトキャスト)。いつものGS調ナンバーはもちろん、スウィートなバラードやインストナンバーなど全12曲。M5は「可愛いベイビー」「ルイジアナ・ママ」「恋はみずいろ」など数々のヒット曲で知られる60年代を代表する訳詞家・漣健児作品のカバー(オリジナルは弘田三枝子)。リヴァーブ、エコー、ファズ全開の21世紀エレキバンド。 M4の「モノラルの少女」は「♪6月のキミが ニッコリ目をそらす 切り過ぎた前髪 気にして」という詩にどこかはっぴいえんど=松本隆の世界に通じる雰囲気を感じる。しかし、「キミは左耳が聞こえない女のコ (略) 大丈夫さ 右側にずつとボクがいるから」 と具体的な描写をしては、せっかく”モノラルの少女”と、タイトルをつけているのに、表現が直截的。聴く人の想像にまかせなくては。こういうちょっとした表現の雑さ、拙さは残念。(★★) 1.エンドレス・ウイークエンド 2.ワン・ツー・スリー・フォー! 3.蝉のような恋 4.モノラルの少女 5.レッツ・ゴー・ベイビー ウクレレ弾いて 6.パナップル・ビキニ7.The kocarina mission! 8.軽い目眩 9.鳥打ち帽の男 10.ELEKID&The Little Elephant~エレキ小僧と子象~ 11.雨で踊ろう 12.ウクレレ弾いて |
小島麻由美「愛しのキッズ」(ポニーキャニオン2002.09.19リリース ¥1,260)![]() 01. 愛しのキッズ 02. 恋はサイケデリック 03. あなたのかけら 04. エレクトラ(ライヴ)2002年6月16日SHIBUYA-AX |
「田園に死す」(ソニーミュージックエンターテインメント)![]() 寺山修司の映画の中でもっとも完成度の高い「田園に死す」のサウンドトラック盤。ジャケットは花輪和一。差別用語問題などから再発売はムリと思われていたので、この復刻はうれしい。ご詠歌ロックともいうべきシーザーの呪術的音楽を通奏底音に、新高恵子、蘭妖子、荒井沙知など天井桟敷の歌姫たちが競演する。そして三上寛の絶叫。佐伯俊夫のイラストがダブルイメージされる怨念唄「カラス」を超える歌がその後現れただろうか。パンク、ハードコアなどと、いきがってみてもこの30年の音楽スパンで三上寛を超えたパンクロッカーはいないだろう。三上寛こそ最強のパンクシンガーだ。 13の「人々はどこへ」は天井桟敷の芝居のラストで使われる、もの悲しい旋律。舞台が現実と溶暗し、役者たちが一人二人と闇の彼方に去っていく影絵のようなシーンが想起される。(★★★) 1、こどもぼさつ 2、謎が笛吹く影絵が踊る 3、化鳥の詩 4、地獄篇 5、母恋餓鬼 6、桜暗黒方丈記 7、惜春鳥 8、短歌(寺山修司) 9、空気女の唄 10、カラス 11、和讃 12、せきれい心中 13、人々はどこへ |
小椋佳「彷徨」(ポリドール)![]() 1、しおさいの詩 2、春の雨はやさしいはずなのに 3、雨が降り時が流れて 4、木戸をあけて 5、小さな街のプラタナス 6、六月の雨 7、この汽車は 8、白い浜辺に 9、あの人がいってしまう 10、少しは私に愛を下さい 11、あいつが死んだ 12、屋根のない車 13.この空の青さは 14.さらば青春 |
MINMI「The Perfect Vision」(ビクターエンタテインメント)![]() 01.The Perfect Vision 02.LOVE SONG 03.south orange 04.The Perfect Vision(Wicked Mix) |
DRY&HEAVY「FROM CREATION」(beatink)![]() 圧倒的な躍動感と力強いサウンド。レゲエ・ダブミュージックの雄であるドライ&ヘビーの4作目アルバムは掛け値なしの傑作。井上青&リクル・マイのツインボーカルのグルーブ感とパワー。ほかのバンドにマネのできないピュアなメッセージ性を放つまさに世界に通用するレゲエ・ダブバンドといえる。リクル・マイの主ボーカルの02、09などは身震いするくらいの素晴らしさ。(★★★☆) 01.reverse again 02.new creation 03.strictly baby 04.show a fine smaile 05.silent drive 06.watch your step 07.KOMBU/ 08.The dog and The chicken 09.Dont make The children cry 10.riders on The storm 11.right track/12.bright shining star |
麻波25feat.MIE「ミドリノホシ」(ビクター)![]() 1.ミドリノホシ 2.better days 3.琴ばうんす |
小原明子「虹色タイムマシ-ン」(ポニーキャニオン)![]() 1.虹色タイムマシーン 2.眠れぬ森 3.ためいきの降る夜に |
EGO-WRAPPN’「Night FOOD」(ユニバーサル)![]() エゴ・ラッピンはエライ。「色彩のブルース」が売れれば、普通は周囲もその二番煎じを要求するものだが、そんな売れセンなど意に介せずひたすら自分たちの音楽を追及し続ける中納良恵と森雅樹。売れることより自分の音楽。なかなかできることではない。シングルカットされるのは「くちばしにチェリー」(モニカ・ビッティの唇からナイフのもじり?)。「私立探偵 濱マイク」の主題歌。妥協せず、わが道を行くエゴに感服。(★★★) 1.BIG NOISE FROM WINNETKA~黒アリのマーチングバンド 2.くちばしにチェリー 3.あしながのサルヴァドール 4.5月のクローバー 5.チェルシーはうわの空 6.PAPPAYA 7.老いぼれ犬のセレナーデ 8.WHOLE WORLD HAPPY 9.SORA NO LION |
humbert humbert「blowin’ the wind」(MIDI creative)![]() 1.blowin’ the wind 2.おもいで 3.海辺の街まで |
GO!GO!7188「虎の穴」(東芝EMI)![]() ユウこと中島優美のキュートなボーカル&ギターと、アッコのベース、ターキーのドラムスーースピード感あふれるギターポップグループ7188が60~80年代のヒット曲、それも奥村チヨから山口百恵、タイガースのカバー曲集を出すというので期待したが、正直言ってちょっとがっかり。ライブで隠し球的にやるのならウケるし、面白いのだが、カバー曲集として通して聴くと、あまりにもイージーな流れで2度目を聴く気になれない。ただ7188がカラオケやりました、という域を出ていない。もう少しアレンジを変えるとかしないと、オリジナルが体にしみついた世代には厳しい。7188ファンとして苦言を呈しておこう。(★) 1・妖怪人間ベム 2.恋の奴隷 (奥村チヨ) 3・ひと夏の経験(山口百恵) 4・キューティーハニー(前川陽子) 5・バンバンバン(ザ・スパイダース) 6・ペッパ-警部 (ピンクレディー) 7・君だけに愛を(ザ・タイガース) 8・心の旅 (チューリップ) |
有里知花「WHEN YOU SMILE SURFRIDER'S BEACH PARTY」(東芝EMI)![]() 1981年5月1日生まれの現役大学生有里知花(ゆうり・ちか)のセカンドシングル。ハワイ在住のソングライ ター、ケネス・マクアカネによる「I cry」がハワイのFM局のリクエストちゃーと1位になるなど、ジャンルを超えたコンテンポラリーポップミュージックの評価は高い。1、2とも海の香りがするご機嫌なポップドライブチューン。杉真理、須藤薫など上質な80年代ポップの系譜に連なる一枚。声質も大好き。(★★★) 1.WHEN YOU SMILE 2.SURFRIDER’S BEACH PARTY ボーナストラックとして、ハワイNo.1 “DJ SAM THE MAN”のナビゲイトによるニューアルバム・ダイジェストも収録。CD-EXTRA仕様として動画、フォトギャラリーも。 |
Dee Chika「帰る道」(フォーライフ)![]() 1.inunlontano passato (遠い昔に・・・) 2. 遠くへ 3. JUST WANNA HAVE 4. epoca(時代) 5. Sweet Song 6. 心の旅 7. MAN & WOMAN 8. private 9. JUST WANNA HAVE (Cross Roads Original) 10. 帰る道 11. citta lontana(遠い町)~遠くへclassic version |
V.A「Straight Up! SISTEREN」(シストレン)![]() 本作は恒例のコンピシリーズ2002年盤。 いずれ劣らぬジャパニーズ・レゲエ・ディーバたちのパワフルなバイブレーションが伝わってくる。(★★★) 01.(Intro.)Straight Up! SISTREN/RANKIN PUMPKIN feat.MASAYO QUEEN (1:18) 02. Mr.Positive/AMBI (4:05) 03. Li fe is one way/カルカヤ・マコト (3:47) 04. Spring/BabyBaby (3:49) 05. Dancin' All Night/jai (3:54) 06. ブレーキがきかない/Irie Reiko (3:56) /07. 意味/MANAMI (3:29) 08. NA・KA・TA・GA・I~仲たがい~/RANKIN PUMPKIN feat. BabyBaby (3:32) 09. Yes or No/RAW-REC (3:27) 10. Queen of the night/SISTER MOMO (3:24) /11. OPEN HEART /MAYU (3:39) 12. ノウ イット オール?/Ah (3:53) 13. 遠くへ/RICO・JAY (3:31) /14. (Outro.)Straight Up! SISTREN~reprise~/RANKIN PUMPKIN feat.MASAYO QUEEN (1:17) |
akiko「hip pop bop」(ユニバーサル)![]() 「ガール・トーク」に続くセカンドアルバム。ミニアルバム「アップストリーム』でR&Bやクラブ・テイストを取り入れたサウンドに挑戦し、ジャズだけでなく幅広い音楽性を聴かせてくれたが、今回もタイトル通り、ブルース、ファンクとさらにヒップにポップにロックに展開している。華やかでキュート!(★★★)06・26 01.intro 02.waters of march 03.manual 04.paradise city 05.lover man 06.I've got the world on a string 07.'swonderful 08.blues No.8 09.Do you know? 10.skindo―Le Le 11.midnight sun 12.smile |
suitcase rhodes (スーツケースローズ)「carrefour」(ガーデンウオールレコード)![]() 1.carrefour 2.bristol 3.responce 4.白い花びら 5.la boulangerie 6.laisse tomber les filles |
野本かりあ「ザ・ガール・フロム・レディメイド」(レディメイドレコード)![]() ピチカート・ファイヴの小西康陽プロデュースということで、ポスト野宮真貴を狙ったと思しきはモデル兼シンガーのかりあチャンのデビュー・ミニアルバム。ビジュアル的にはかなりいい線いってるのだが、野宮真貴のようなコケティッシュなフレンチボーカルには遠く及ばず。せいぜいそのへんのアイドルタレントの余技程度。さすがに値段も1380円と低めに設定。それでなければ買えない。(★) 01.きっと言える(荒井由実) 02.ノンノン人形(M・ポルナレフ) 03.野いちご(ピチカート・ファイヴ) 04.Se Vose Pensa(エリス。レジーナ) 05.M.O.D.E.L agent(小西康陽) 06.I LOVE YOU(ピコ) |
Asa festoon「Sharing」(インターレコード)![]() (★★)06・26 01.明日の風(山崎まさよし) 02.らいおんハート(SMAP) 03.口笛(ミスター・チルドレン) 04.卒業写真(荒井由実) 05.TSUNAMI(サザン・オールスターズ) 06.少年時代(井上陽水) 07.Boy Friend(杉真理) 08.Everything(misia) 09.Love2000(hitomi) |
アナーキー NAN DA COBRA「東京」![]() 天皇制をからかった歌詞。よくこんな歌を作ったものだ。バンド名通りのアナーキーな仲野茂、当時18歳。国鉄職員のナッパ服を着てモヒカン刈りのパンク野郎も今や42歳。ストレートなロックではなく、打ちこみのデジタルサウンドに変化したが、この「東京イズバーニング」の過激さは20年たっても変わらない。時代が保守化しただけに、その激越さが際立つ。もしかしたらロックが反体制を象徴した最後の名残かもしれない。オリジナルではピー音がかぶさった歌詞もインディーズではもちろんノーカット。(★★★) |
Mansfield「Mansfield popp」(レディメイド・インターナショナル)![]() 参加アーティスト=鈴木桃子(コーザ・ノストラ)、カジヒデキ、土岐麻子(シンバルズ)、横山剣(クレイジー・ケン・バンド)、奥山みなこ(レゲエ・ディスコ・ロッカー)、chuck LAMONE、dugee DIMENSIONAL (★★★) 1.ルパン一世 2.TAKE ON ME 3.Booties 4.if I want it 5.Rally 6.Birds of Paradise 7.II ne faut pas vivre seul 8.Motor city popp 9.love so fine 10.Short trip to rio 11.Sambaavanca 12.love you more 13.la La La La |
からまつ楽団「裏町の月明かり」(BUMBLE BEE RECORDS)![]() [personel] ジミー矢島(ボーカル、アコースティック・ドブロ・スチールギター) わたりべふみ(ボーカル)牧裕(アコースティックベース) * ゲストミュージシャン=吾妻光良(ピアノ)ほか。 1.おでかけの唄 2.飲んだらダメだね 3.ワイングラスと 4.ねえ働いて 5.そば打ちブギ 6.家探し 7.ボートソング 8.メロン 9.ウルフマン 10.ラストシーン 11.貧乏くじ 12.夕日の向こうに 13.裏町の月明かり |
「大西ユカリと新世界 ユカリの昭和はあしたもつづく」(2002.3.21 リマスタリング盤)![]() ドラマ「キイ・ハンター」のテーマ曲をさりげなく織り込んだ02、「プレイガール」のテーマをアレンジした06など細かな遊びが憎い。なんといっても朱里エイコの大ヒット曲12が聴きもの。(★★★) 01.雨の日のあやまち 02.キィハントー 03.恋はバツグン 04.新世界のテーマ 05.新ミッチー音頭 06.ザ・キングストーンバッドガール 07.恋の味 08.滾り(たぎり) 09.恋のゴーカート 10.ナンキバウンド ユカリの夏休み 11.Z最終便 12.北国行きで 13.続・新ミッチー音頭 14.旧・雨の日のあやまち |
「暗い日曜日~トリビュート」(レントラックジャパン)![]() 1.大西ユカリと新世界 2.Rom-chiaki(テルミン) 3.Cave Gaze Wagon 4.サブ&まみ 5.NUU 6.新井英一 7.冴木杏奈 8.薩めぐみ 9.夏木マリ 10.ダミア |
miss Monday feat.玲葉奈「まもなく、晴れ」(エピックレコード)![]() 1.まもなく、晴れ 2.まもなく、晴れafter the rain remix 3.まもなく、晴れSly&robbie soon be fine remix 4.まもなく、晴れsoopa sta!reemix 5.まもなく、晴れMondy original |
テレジア「ゴスペルクイーン」@テクノデザイン![]() テレジアのクラシックゴスペルアルバム。 01.Calling You(G線上のアリア) 02.Ever Green(眠りの森の美女~ばらのアダージョ~ )チャイコフフスキー/03.ありがとう(クリスマス・オラトリオ=JSバッハ) 04.花よ鳥よ命の歌響け(”四季”より春=ヴィヴァルディ) 05.’Cause I Love You Forever(わが母の教え給いし歌=ドヴォルザーク) 06.Flower~乙女の祈り~=T/バダジェフスカ) 07.The Continuation(アラベスク=ドビュッシー) 08.I Wish…(白鳥=サン・サーンス) 09.MERMAID(ペールギュントの朝=E・グリーグ) 10.Every Day,Every Night(即興曲Op.90-3 シューベルト) |
Pushim「Pak’s Groove」@ki/oon Records![]() 01.The Race of love 02.Pleasures 03.Sagittarius 04.Wherever You Are 05.Only You |
Miss Monday「Free ya」@Epic Records![]() 横浜発のナンバーワン女性ラッパーの初アルバム。レゲエ・ダンスホール、ヒップ・ホップ、R&B、CLUB JAZZなど多彩なジャンルを横断したサウンドはまさにカッコイイの一言。ただ、インディーズ時代の09は陽水のカバーで、聞きなれた曲だけに、ラップにするといまひとつあか抜けない印象が。そのほかは抜群のデキ。(★★★) 01.365 02.MONDAY FREAK 03.Free ya 04.JIKANRYOKOU 05.Original 06.イキルチカラ 07.誤解 08.InThe rain 09.夢の中へ 10.真夏のシナリオ 11.ABCD 12.真夜中の太陽 13.ミュージックガンボ 14.Lady meets girl |
吾妻光良&スウィンギン・バッパーズ「SQUEEZIN’&BLOWIN’」@ビクター![]() 現代版あきれたボーイズ? 実力に裏打ちされた冗談音楽(?)&ブルースの数々。聴くほどに、酔うほどに楽しくなるオトナのセッションナンバー。01の「やっぱり肉を喰おう」は時節柄ちょっとドッキリするが、90年代からライブで歌っている曲。どの曲もオトナの遊び心に満ちた歌詞が笑える。「女房が里帰りしたら/終電なんか気にしないで/恥ずかしいビデオも5本借りて/昔の彼女に電話/だんなが出たらすぐ切ろう/でもあの素晴らしい愛をもう一度なんてことはまずないね/嬉しいな淋しいな恐ろしいな」(嫁の里帰り)。(★★★) 01.やっぱり肉を喰おう 02.バッチグー 03.嫁の里帰り 04.中華 05.おもて寒いよね(with服部恭子) 06.コネが無きゃ 07.俺のカツ丼 08.ワイノニーを聴きながら 09.道徳HOP 10.知らぬまに心さわぐ 11.刈り上げママ 12.飲むのはやめとこう 13.小学校のあの頃 |
ウィリー・ネルソン「The Great Divide ザ・グレート・ディバイド」@Lost Highway![]() カントリー界の大御所、68歳のウィリー・ネルソンの新譜は渋いネルソン節がしみじみと胸に迫るアダルト・コンテンポラリー・ロック。シェリル・クロウ、ボニー・レイット、キッド・ロック、リー・アン・ウーマックなど豪華ゲスト陣とのデュエットも聴きどころ。リー・アン・ウーマックとの02、ロブ・トーマスの提供曲04、タイトル曲06、ボニー・レイットとの12などが特にいい。(★★★) 01.Maria 02.Mendocing Country Life(withリー・アン・ウーマック) 03.last Standin Open Country(with キッド・ロック) 04.Won’t catch Me Cryin’ 05.Be there for you(withシェリル・クロウ) 06.The great divide/07.Just dropped in 08.This face 09.Don't fade away(withブライアン・マックナイト) 10.Time after Time 11.Recollection phoenix 12.You remain(withボニー・レイット) |
吾妻光良&ザ・スウィンギング・バッパーズ「STOMPN’&BOUNCIN’」@ビクター![]() 小粋でユーモアたっぷりのジャイブ・ブルースの雄、吾妻光良のセカンドアルバムのCD化。アナログ盤の雰囲気を出すためにレコード針を落す音、シャリシャリという音が再現されている。 実は吾妻光良の名前は知らなかった。たまたまディスク・ユニオンで流れていた「やっぱり肉を喰おう」という曲に思わず体が反応してしまったのだった。しゃがれたボーカル、コミカルな歌詞、堂々たるブルースバンドの組み合わせ。こりゃいったい何だと久々の興奮。CD棚を見たらCDが2枚。「やっぱりーー」が10年ぶりの最新アルバム。バンドを知るには初期のアルバムを、というわけで91年発売のこの盤を購入。 聴いてびっくり、このシャレたセンス、実力。なぜ今まで知らなかったのか。吾妻光良はロイ・ゲインズとも共演アルバムも出している実力派ギタリスト。 イカシたこの歌! はまりそう。(★★★) 1.齢には勝てないぜ 2.NOBODY KNOWS YOU ARE DOWN AND OUT 3.誰がマンボに”ウッ!!をつけた” 4.秋葉原 5.俺の家は会社 6.A COTTAGE FOR SALE~物件に出物なし 7.人間だって動物だい 8.BLOODSHOT EYE 9.夜まで眠りたい 10.ほんじゃね |
![]() MIO久しぶりの新譜シングル。「あなたに会えない夜の長さもてあまして」と歌うラブソング。愛のせつなさを独特のボーカルで高らかに謳いあげる。カップリングは「瑠璃色の地球」。松本隆の詞で松田聖子のヒット曲をカバー。これがMIOの声質と実にマッチしている。本家より情感がこまやかで、聴きごたえあり。(★★★) |
![]() メンバーは平慎也、李眞姫、重住ひろこ、岡村玄。重住、岡村は早大の音楽サークル出身で、前身となるバンドにはゴスペラーズの村上てつやもいた。表題は恋人、友達、親子、兄弟etc思い合う人がいるすべての人への意味。プロデュースに高橋幸宏、細野晴臣、清水靖晃を迎えての美メロコーラスは”70年代ニューミュージック”の趣。(★★) 02、13、14のアレンジが高橋幸宏、04は細野晴臣、08が渡辺香津美、11が清水靖晃。 1.イントロダクション 2.無敵 3.手のひら 4.星空と帰り道 5.Honesty 6.お願いをひとつ 7.Soldier 8.What You Want 9.太陽 10.愛しさに 11.Waltz for love 12.Drivin’ 13.BYE 14.to believe 15.いつも |
![]() ボーカルにボニー・ピンク、ラッパーにVERBAL(m-flo)を配した表題作と、ボーカル=ボニー・ピンク、コーラスDJ(MC)=Ryo the Skywalker」の「Red Hot Shoes」の2曲を収録。VERY GOOD!(★★) |
![]() ウイスパー系ボーカルだが結構ボーカルに説得力がある。詞の内容も文学的だが…。ミステリアスなイメージ戦略? (★) 01.ロスト バタフライ 02.僕らの箱庭 03.エレメンツ(Load Star Melody) |
唐沢美帆「エンドレス・ハーモニー」@ポニー・キャニオン![]() これまで同様、R&Bを基調にしたメローポップスだが、ちょっと歌謡曲っぽい軽さがあり、って、いまひとつローテーションには耐えられないかも。思わずジャケット買い。(★) 01.Endless Harmony 02.Endless Harmony(Inst) 03.Last Smile 04.Way to Love-KAGAMI remix |
MIKIKO「214~Believe in tonight~」@Ki/oon ソニー・ミュージック・エンターテインメント![]() 「♪震える声を寒さのせいにしても この想い 本当に伝わるのかな…」 ひたむきな恋のせつなさをうたいあげた快作。衒(てら)いのないストレートなボーカルが心地よく胸に響く。声の表情が多彩。ストレートなボーカル、シンプルなメロディーライン、ごてごてと着飾ったボーカルに食傷気味のときにはこんなボーカルが心を癒してくれる。「214」はバレンタインの奇跡を歌ったせつない片思いのラブソング(★★) 01.214~Believe in tonight~ 02.ひかり |
THE SCANTY「HOME GIRL」@東芝EMI![]() 「YOPPY率いる女の子による、女の子のためのギャルバンド」が惹句。メンバーは、ボーカル=YOPPY。ギター=FUTAMI、ベース=AKANE、ドラムス=TOーBU。こういうB級っぽいガールズバンドになぜか惹かれてしまうんだなあ。YOPPYの歯切れのいい胸キュンボーカルGOOD!(★) 01.Home Girl 02.Waist 03.Home Girl(Inst) |
SPIRAL EXPERIENCE「so much to learn, so little we know」@フェイクレコーディングス![]() リトル・クリーチャーズの栗原務を発起人にしたアフガニスタン難民救援のチャリティー作品。参加アーティストは以下の通り。 中納良恵(EGO-WRAPPIN')、畠山美由紀、青柳拓次(LITTLE CREATURES)、鈴木正人(LITTLE CREATURES)、坂本勝彦(NOISE ON TRASH)、二羽高次(BREATH MARK)、栗原務(LITTLE CREATURES) 「毎日、神に向かって祈る。あなたがどこにいるのかわからないまま」という今のアフガンを念頭にした詞が胸に突き刺さる。(★★) |