4月30日(月)雨のち晴れ

 雨の中、映画館へ。子供たちがアニメ映画を見たいというので連れて行ったのだが、12時上映の回はすでに立ち見。次の回もすぐに並ばなければ座れないというので、断念して帰る。

 昨日撮っておいたテレビ番組を2本見る。1本はNHK芸術劇場。加藤健一事務所の加藤忍ちゃんが今回から司会をするのだ。録画に失敗して冒頭の挨拶が入っていなかったが、初めてにしては堂々とした司会ぶり。度胸がある人だから案外司会に向いているかも。

 もう1本はNHKアーカイブスの「海の畑」というドラマ。1963年放送。大森沖で海苔養殖をしてきた老漁師を主人公に、高度経済成長がもたらした歪みを描いたもの。埋め立てによって海を奪われ、仲間が次々と転職していく中、海苔漁師としての誇りを胸に海苔養殖を続けていこうとする男を嵐寛寿郎が演じる。補償金をめぐる漁業組合の紛糾や家族のいさかい、しこり。その構図は40年後の今もまったく変わらない。巨大開発が地域にもたらすカネをめぐる悲喜劇はウンザリするほど見てきた。開発の無理強いは海だけでなく、住民の絆をも奪う。
  
 このドラマには救いがあった。それは老漁師が自分の漁師としての腕をふるえる新たな希望の海を見つけるというもの。しかし今は…。

 それにしても、わずか40年足らずの間に、なんと東京の海の風景は変わったことか。漁師たちの家は土間に囲炉裏、羽田空港は人の背丈ほどのフェンスで囲まれているだけ。もはや「時代劇」の世界だ。そこに8歳の私がいたのだ…。

 小泉内閣支持率軒並み80%超す。前任者があまりにもオソマツだった反動もあるんだろうけど、これはやはり、国民の閉塞感が極限まで達している証だろう。要するに、何か知らんがあの人なら抜本的なことをやってくれそう、という期待感。
 しかし、開口一番が憲法9条改正と靖国神社公式参拝だもんなあ、基本的には単細胞なタカ派そのもの。考えてみれば、あの人の政治姿勢なんて、郵政改革以外よくわからない。ワンクッションおいて石原慎太郎で新世紀ファシズムを完成させようという深慮遠謀か。それにしてもこれで死んだ自民党が息を吹き返し、野党地盤沈下。計ったような展開だ。対抗すべき野党も存在せず。不毛な時代の不毛な選択。

4月29日(日)晴れのち雨

  なんだか湿っぽい風だなと思ったら夕方から雨。
 昼、振付家の香瑠鼓さんの妹・利華さんが送ってくれたビデオを見る。「スーパーモーニング」で放映された香瑠鼓さんのライブ「LAVELLA2001」の取材番組。「おはロック」などの振り付けで知られる香瑠鼓さんのライブを見始めたのは15年以上も前のこと。最初はダンスや歌、各ジャンルの知られざる実力派を集めたユニークなライブだったが、最近は学習障害をもつ子供たちを舞台に上げたり、車椅子のダンサーと共演したり、障害者と積極的に関わっている。妹の利華さんがかつて車椅子生活をしていたことが、障害者と共同するきっかけになったという。二人の姿を追いながら、バリアフリーな社会とは何かを問う。ライブも盛況だったようで、うれしい。


 休みじゃないとできないので、いざウインドウズの再インストールを、と思ったが、バックアップとったり、ソフトを入れ直したり、プロバイダー設定の煩雑さを考えたら気が重くなる。そんなわけで部屋の片付けから始める。7時頃終わり、やっぱり再インストールしようか、と思い直す。ところが、一部ソフトのCDが見つからない。3カ月前のことなのに、どこへやったのか? ソフトはいったんパソコンに積み込めばもう用無しで、つい保管をおろそかにしてしまうもの。音楽CDに混じってないか探すが見当たらず。見つかるまでだましだまし使っていくしかないか。
 夕食後、たまっている演劇短評を書き始めるが、時間がたっているので印象が薄くなりがち。この連休中になんとか、書いてしまおう。

 HP、一部模様替え。
4月28日(土)晴れ
 
カウンターが5000を突破。そのうちの何分の1かは自分で回しているのだと思うが、それでも3カ月足らずで、こんなに多くの方が訪問してくれた、しかもこんな個人的なHPを、と思うと素直にうれしい。皆様に感謝します。これからもどうぞ末永くおつきあいください。

 さて、世の中はGW週間に突入。しかし、私はきょうも仕事。昼休みにラーメン屋さんに入っても客はまばら。もともと土曜日は休みの会社が多いから当然か。
 午後から私的な雑用をこなし、気がつくと時計は6時。急いで電車に乗り下北沢へ。鳥獣戯画の「真夏の夜の夢」。石丸さんも知念さんもよく体が動く。さすがに若手の体のキレは別物だが、それでもあの年齢で(失礼!)あのダンス! ベテラン健在。
 終演後、ロビーで演劇ジャーナリストDさんと立話。懸案の8月ミュージカルは順調に進んでいるとか。人でごった返しているので、悪いと思ったが、知念、石丸さんに挨拶せず引き上げる。

 休みの前日とあって(ふだんと変わらない?)下北沢は学生たちでいっぱい。彼らの姿を見ているうちに、なんだか人恋しくなり、友人のT氏に電話。しかし、稽古中なのか携帯つながらず。後ろ髪引かれる思いで電車に乗る。

 ボリュームを落として山本美絵のMDを聴いてると、突然、オックスの「スワンの涙」が流れてくる。そうだ、これも入れてたんだ。ふいを突かれて、郷愁モード。「港が見える教会で〜」「ブラックコーヒー飲みながら 町のテラスでお話しましょう」なんて、中学生の時には縁のない世界。教会もブラッックコーヒーもテラスもオトナの世界のこと。それから、何年かたって、歌っていたGSの年齢になったときでも、自分がオトナという実感はなかったし、さらに幾星霜重ねても、いまだに中学生のときに夢見たオトナにはなっていないような気がする。いつまでたっても、子供のまま…。

 やっぱり、今夜は人恋しい。電車を降りて、コンビニでテレホンカードを買い込み、電話ボックスに向かう。カチリという受話器をあげる音。電話を通して潮騒がきこえてくる……。
4月27日(金)晴れ

 
S氏からMDをいただく。その中の1曲「TIME TO SAY GOODBY」。たゆたう大河の流れにも似た壮大な歌曲。「一人きりでいるとき 私は 水平線を夢見る そして 何も言えなくなってしまう ……今まで 見たことも 訪れたこともない場所を あなたとともに 航海していく」
 ピカレスク(悪漢)でなければものは創れないとS氏は言う。創造はすべてを犠牲にすることから始まる。
 失うものが多くなったとき、創造の力は衰える、と。

 私の水平線はどこに行ったのか…。

 和解を拒否して国と県の責任を問い続けた水俣病関西訴訟で患者側が逆転勝訴。原告の平均年齢も70歳に達し、すでに20人が鬼籍に入った。55歳の女性患者は今年自らの命を絶ったという。責任の所在を追及することは死んでいった者の無念を晴らすことと同義だ。健康を奪われ生命を奪われた人々にとって、カネなど何の意味もない。だいたい「公害」という日本語はすべてをあいまいにする。「公への害」ではなく「”私”からの害」と加害者を特定すべきだ。「チッソ害」というなら事の本質は見えてくるだろう。「公害」というから、何か天から毒物が降ってきたかのようなあいまいな印象を与えるのだ。

 フーッ、心悸高進してきたので、もう寝よう。
4月26日(木)晴れ
 
 
 午後、小泉首相誕生。元宝塚の白塗りオバサン以下再任組がいっぱい。新味なし。前途は限りなく暗い。
  PM7・30、下北沢で流山児★事務所「ゾンビな夜」。心臓の鼓動をなくしても生き続ける魂なきゾンビ家族たち。ゾンビ政権誕生の日にふさわしい芝居だった。冒頭からクイクイ引きこまれ、爆笑に次ぐ爆笑。主演の冨樫真という女優さんが素晴らしい。歯切れのいいセリフ回しといい、体のキレといい、久しぶりに「女優らしい女優」に出会った。流山児★事務所にはいないタイプと思ったら、現代制作舎の女優さん。仙台出身とか。今後の要注目株。終演後、流山児と演出の山崎哲さんに挨拶。哲さん、「”転位・21”も秋には公演やりますよ」。
 11時帰宅。
4月25日(水)雨
 
雨で肌寒い一日。銀行に行ったついでに、タワーレコードに寄り、CDを物色。山本美絵の「オナモミ」、ジョン・ハモンドの「WICKED GRIN」、オックスの「ファーストアルバム」の3枚を買う。買う気もなかったのに、ふいにノスタルジーでオックスなんて買ってしまったが、きっとすぐに飽きるだろうなあ。グループサウンズの中ではゴールデン・カップス、カーナビーツとオックスは好きな方だった。タイガースは正統派だったし、スパイダースはオトナの雰囲気。どっちかというと、不良っぽいグループに惹かれたものだ。”失神バンド”の文字が帯に書いてある。赤松愛はどうしているのか。
 帰ってから聴くと、歌い方は稚拙だし、楽曲もチャチ。やっぱり買うべきCDじゃなかった。
 ウーム、手が伸びかけて、4700円の値段につい気後れしてしまった大瀧詠一の「オール・アバウト・ナイアガラ」の豪華本にすればよかった。

 家に戻り、佐々木昭一郎さんの作品解説を書く。
4月24日(火)晴れ
 

  午後、自民党総裁選。なんのことはない、マスコミ・国民こぞって、自民党というドン底政党のイメージアップに手を貸しているようなもの。この茶番劇を広告費に換算したらいったいいくらになるのか。

 PM6・30。池袋で「午後の遺言状」。ただの商業演劇だろうと、期待せずに行ったら、これが拾いもの。新藤兼人監督の映画の舞台化で演出も監督自身。細かな目配りのある緊密な舞台だ。しかし、星由里子がおばあさん役とは。昔の加山雄三映画の可愛いお嬢様のイメージしかないので(古すぎる?)、感慨深いものがある。客席はやはり50代以上がほとんど。老人問題を我が事として実感する世代だけに、人ごとではないのだろう。終演後、周りを見渡すとみんな複雑な表情。

 ちょっと寄り道してから帰宅。AM1・30。終電止まりの最寄駅からタクシー。やたらペラペラしゃべる運転手。「今日はダメだね。客がいないよ」。地元のタクシー会社だというのに「よく道を知らないんだよね」とケロリと言う。道順を説明すると、「ああ、そのコースね」。何度となく通った道順だが、微妙に景色が違う。いやな予感がしたが案の定、いつもより千円近く高い料金をとられてしまう。初めて入る理容室とタクシーはいつも不安。

 AM2・30、日記アップして就寝。
4月24日(月)晴れ
 
天気上々。頭上の暗雲が吹き飛び、気分さわやか。仕事も順調で、一日中晴ればれとした気持ちで過ごせる。
 PM6帰宅、新しいコンテンツの一部をアップ。日本で世界に誇れる唯一のテレビディレクターが佐々木昭一郎氏。これから、氏の作品解説や撮影秘話を順次、アップしていくつもり。
4月22日(日)晴れ
 強風でベランダに置いてあるキャンプ用デスクや、掲げてある鯉のぼりが飛ばされて、大変なことに。
 
 一度立ち上げると2度3度フリーズして強制終了するのは普通。モデムもおかしいし、あまりにもパソコンの具合がひどいので、思い切って再インストールしようかと、データのバックアップを試みる。バックアップソフトを使ってCDに移している途中ですでにパソコンが固まってしまう。ここまでシステムが不良だと、もう笑うしかない。ただでさえ気力が萎えているのに、こんなことが重なると、すべてがうまくいかないようで、落ち込んでしまう。

漫画家のあすなひろしさんが亡くなる。70年代に好きだった漫画家のひとり。「父ちゃんのかわいいおヨメさん」「武蔵野心中」、ユーモアと情感をたたえたストーリー。そういえば、しばらく名前を聞かなかった。
 物理学者・高木仁三郎さんの遺骨を故郷の赤木山に散骨。もう一つのノーベル賞といわれるライト・ライブリフッド賞を受賞しても、脱原発運動の旗手ということでマスコミの反応は冷たかった。最近の電力業界の脱原発を視野に入れた動きを見ていると、高木さんの予言の正しさを再認識する。
4月21日(土)雨
 夕方まで会社でのんびり過ごす。雨のせいもあるが、気がかりなことがあって、ちょっぴり憂鬱。人と人のコミュニケーションの難しさ。ぽっかり、時間が空いたのに、きょうはどこへも寄らずに家に帰る。
4月20日(金)晴れ
 早めに帰宅したのでトップページを改装。少しは外観が変わっただろうか。
昨日から悩まされた怪奇現象は突然おさまる。ウインドウズMEのバグでモデムに不備が出るという話も聞く。パソコンってわからん。
4月19日(木)晴れ

 
朝、小雨。傘をさして駅に向かう。
 なんとも不可解な出来事。パソコンの電源を入れた瞬間、電話が「使用中」になってしまう。ウインドウズが起動する前の段階ですでに回線がふさがるわけだから、ウイルスとかプログラム侵入ではないと思うのだが。イヤな感じ。あちこちに問い合わせるも、解決策みつからず。
 PM6・30。初台、新国立劇場で「紙屋町さくらホテル」。宮本信子があんなにダイコンだったとは。古本屋で松田修「異形者の力」(400円)、ネルソン・オルグレン「朝はもう来ない」(200円)を買う。
 PM11帰宅。電源ON、即電話回線ふさがる。なぜだ? 電話が問題? 突然、変調するとは思えない。モジュラーを抜いてパソコン操作。更新して短時間で接続を終了させなくては。この怪現象はいったい何?
4月18日(水)晴れ
 
休日。8時半起床。S氏から、FAX。インタビュー原稿のサゼッション。しかし、その通りに書いたら単行本が1冊できちゃう。お昼頃から原稿書き始める。途中、SAKURAのCDを聴いてリフレッシュ。3時半には書き終える。思い違いがないかS氏にFAX。ほどなく「さすが! パンチが効いてる!」とFAXが来る。天才から誉められるなんて! 舞い上がってしまうじゃないか、B型のオレ。PM8・30、S氏に電話。次から次へと泉が湧くごとく言葉が出てくる会話の妙。11・00まで長電話になってしまう。トップベージを改装しようと思ったが、時間がない。次回にしよう
4月17日(火)晴れ
 
 4時間余りの睡眠で会社に。電車から降りようとした瞬間、首の右筋に痛み。疲労がたまってきた証拠だ。気をつけなければ。AM9、S氏に昨日のお礼をFAX。入れ違いでS氏からも丁重な挨拶が届く。
 PM5、池袋の古本屋で都筑道夫の文庫「秘密箱からくり箱」を買う。200円。タワーレコードでSAKURAの新譜「シシラ」、KAANAのマキシ「SAD SONG」を。「シシラ」は視聴した瞬間、全身に10万ボルト級の電流が走る。これはスゴイ傑作。

 PM7、新宿シアター・トップスでラッパ屋の「斎藤幸子」。以前、アイドル本で紹介したことのある岩橋道子がタイトルロールを演じる。「感無量でしょう」と制作のYさんに言われる。PM10終演。電車の中で眠り込む。相当疲れている。11・30帰宅。風呂、更新、就寝。
4月16日(月)晴れ

 
PM5に新宿・京王プラザ喫茶室「樹林」で元NHKディレクターS氏と待ち合わせ。PM6、代々木上原のテレビマンユニオン社屋に移動、社長室でS氏取材。20年前に出会った初恋の人と再会したようなおののきとときめき。一言一句聞き漏らすまいと肩に力入りすぎ。PM8・30終了。近くの焼肉屋に入り、乾杯。ビールを傾けながら談笑。しかし、話が面白く、しかも貴重な証言。まさかメモできないし、記憶力をフル動員。気がついたら11・30。双方、あわてて、駅に駆け込む。12・30帰宅。S氏は南林間。無事に帰れただろうか。それにしても、S氏と5時間以上もサシで話ができるというのはなんという幸運。
4月15日(日)晴れ
 ストーブをレンタルームに運んだり、冬物をクリーニングに出したり、台所を掃除したり、休日はたいてい、一日中、家事手伝いと子供の遊び相手で終わってしまう。解放されるのは子供がテレビを見ている間と寝静まった夜11時以降。昔の子供は8時過ぎには寝ていたものだけど、今は遅いこと。ま、親が悪いんだけど。
 そんなわけで休日の方がストレスがたまってしまうという困ったちゃん。この前買ったDVD「タイムトラベラー」もまだ見ていないし…。
4月14日(土)晴れ。風強し
 阿刀田高の新刊「花あらし」を読む。ここのところすっかり無沙汰気味だったので、あの語り口はなんだか懐かしい。奇妙な味の名手、衰えず。「白い蟹」はロマノフ王朝の末裔と”白指蟹”と呼ばれるカニの一種をモチーフに日本人旅行者の恐怖を描く好短編。子供の頃に見たテレビで、手首だけが、生き物のように壁を這いまわり殺人を犯すドラマがあったと思うが、あれは何だったのだろう。テレビだっか、マンガだったか?

 秋葉原でICレコーダーを買う。17時間録音できる最新型。でも、ちょっと高い。PM8帰宅。風が強い。
 三波春夫さん死去。子供の頃、紅白のトリといえば三波春夫だった。祖父母も好きだったっけ。いつか歌謡浪曲全集を通信販売で買おうと思っていたが…。
 疲れがドッと出る週末。早く寝ようか。
4月13日(金)快晴

 今年初めてフロアに冷房が入る。Tシャツ1枚では風邪をひきそう。
 「幕末・明治 美人帖」(新人物往来社 1900円)をパラパラとめくると、以前”今日はこんな日”でふれた日本初の美人コンクール1等賞の末弘ヒロ子の肖像があった。眉が濃く目がぱっちり、おちょぼ口で、いかにも明治の美人。「自分の美を誇示するのは良妻賢母の校風に合わない」と学習院を退学処分になったが、応募も兄が勝手に出したもので、本人は受賞するまで知らなかったというからかわいそう。新聞各社も、学習院の態度を「男子ならば偉大な体格の持ち主は誇りにするのに」と非難した。この時の学長が、かの将軍・乃木希典。後に、知り合いの野津元帥にヒロ子を紹介して結婚させたというから、よほど気になっていたのか?
 明治が終わったとき、乃木将軍は天皇に殉じるわけだが、いやがる妻・静子をムリヤリ道連れにしたというのは、男尊女卑の明治男の典型だろうなあ……。

 それにしても、写真は正直だ。絵の場合はこうはいかない。明治天皇の肖像は、だいぶ修正を加えて西欧風の顔立ちにしたというし、西郷隆盛の銅像は、除幕式に出席した妻が「これはどなたでしょう?」と言ったというほど本人と似ていなかったらしい。それでも、西郷隆盛はあんな顔だったと後世の人は信じていく。歴史の真実って……。

 元NHKディレターS氏の自宅に電話。私がもっとも尊敬する映像作家。10年ほど前から手紙のやり取りはあるものの、話をするのは初めて。私の依頼を快く引き受けてくださる。どんな有名人に会っても緊張することはないが、S氏と会ったら相当緊張するだろうなあ…。

 PM7、青山円形劇場で遊◎機械/全自動シアターの「食卓の木の下で」。パンフの中で、川本三郎がフェリーニの映画「ボイス・オブ・ムーン」のセリフを書き記してる。
「僕は生きることより思い出すことが好きなんだ」「それは同じことだよ」−−「生きることは思い出すこと、思い出すことは生きること。思い出の中で家族はどうしてあんなに楽しく、そして切ないのだろう…」と。再演作は見る人の心の軌跡を映し出す鏡のようなもの。今まで見えなかったものが見えるときがある。今日は新しい発見をした。

 10時半帰宅。ああ、睡眠時間よ……。
4月12日(木)晴れ
 PM6・30、下北沢。喫茶店「Z」の前を通り過ぎると、劇作家Tさん、イラストレーターYさんの姿が見えたので中に入り、一緒にお茶。著作権問題が話題に。PM7、本多劇場でナイロン100℃の「すべての犬は天国へ行く」。並びの席の写真家Mさんに挨拶。PM10終演。急いで電車に飛び乗るも家に着くと11・30。疲労感。早く眠りたい。
4月11日(水)快晴
 レンタルのトランクルームに行き冬物をしまい、夏のTシャツを出してくる。季節の変わり目に行ったり来たり面倒だが仕方ない。
 午後、子供とサッカー遊び。草むらにタンポポが咲き、糸トンボが飛んでいる。

 録画しておいたNHKの「陰陽師」を見る。まず、テンポが悪い。演出がヘタ過ぎる。ド素人の撮ったホームビデオを見ているような最悪のドラマ。呆れ果てて途中で投げ出してしまう。せっかく面白い題材なのに、なんであんなにヘタな作りをするのか。少なくとも、夜11時に放送する番組ではない。NHKも人材不足か。

 夕方、映画「ハンニバル」を見に行く。原作を読んでいない人にはあのラストはやはりショックだろうな。ま、原作と違って、クラリスが”あっちの世界”に行かなかったのがせめてもの救い。というか、原作通りだったら映画の整合性が失われるだろうから、あれでいいのだろう。次作につながるし…。それにしても、クラリス役はイメージが違う。感情移入できず。
 家に帰って夕食。そういえば昼にナマコを買ってきて台所に置きっぱなしだった。ハンニバルを見た後で食う食材じゃないな、と思いながらも潮の香りがしてウマイ…。

 思いたって、木刀をもってベランダで素振りを始める。冬の間、寒さに負けて、中断していたのだが、もうTシャツの季節。なんとかしなきゃ(何を?)と思ってしまう。
4月10日(火)晴れ
 今日も夏のような暑さ。
下北沢で燐光群の「ララミー・プロジェクト」。終演後、坂手洋二と立ち話。「今年は新作を書かないで集団創作で作っていく方針」と言う坂手。年内に2本。この公演も3都市を回る。相変わらずエネルギッシュな活動家。ディスク・ユニオンでGOGO7188の新譜「ドタン場でキャンセル」を買う。11時帰宅。NHKの「陰陽師」を録画。先週も録っていながらまだ見ていない。明日まとめて見よう。タイムトラベラーのDVDも見てないし、「ハンニバル」も見なきゃ。果たして時間があるか?
4月9日(月)晴れ
 朝一時雨が降るが、すぐにあがり、初夏のような暑さ。昨夜は早めに寝たので睡眠は足りているはずだが、朝の電車でも熟睡。
 午後3時40分退社。途中の映画館で「ハンニバル」を見ようと急いだのに、家にメガネを忘れてきたのに気がつき断念。普段はメガネなしなので、うっかり忘れてしまうこともある。字幕はメガネなしじゃちょっとつらい。
 仕方なく、そのまま家に直行。花見のリポートを書いたりしているうちに時間が過ぎる。もう少し時間が欲しい。
4月8日(日)晴れ
 三次会のカラオケボックス。さすがに夜明かしはきつい。4時頃、こっくり居眠り。1時間ほど、カラオケの大音量を子守唄に夢うつつ状態。朝5時30分に解散。家にたどりつくと7時。少し眠ったためか爽快。2時間仮眠して9時起床。子供たちと一緒に早めに映画館へ。今日が春休み最終日とあって、早いうちから並ばないと見られないのだ。アニメ「デジモン」「ワンピース」の2本立て。当然のことながら、上映中は夢の中。
 見終わった後、昼食、買い物につきあい、PM3・30に帰宅。少し仮眠をとるつもりで横になったらあっという間に7時。起きると頭がフラフラ。まだ眠り足りない。それでも、なんとかHPを更新する。昨日の模様をアップするのは明日にしようか…。
 やっぱり徹夜は後をひく。
4月7日(土)晴れ
 天気も良く、絶好の花見日和。PM6から中目黒の居酒屋「わいが屋」で12人が参加しスタート。一次会からいきなりの大盛り上がり大会。三次会のカラオケボックスでついに夜明かし。
4月6日(金)晴れ
 
朝起きるのがつらい季節。途中駅で始発電車に乗り換えると、そのまま眠りの中。降りる駅の手前不思議と目が覚める。
 今日は初めてtotoを買ってみた。ま、宝くじのようなものだから買い目はテキトー。
 明日は花見会。早めに寝よう。
4月5日(木)晴れ
 
イチローの影に隠れて、忘れられいた野茂が大仕事をやってくれた。5年ぶり2度目のノーヒット、ノーラン達成。久々の快挙に号外まで出る盛り上がり。
 それにしても眠い。頭の中に春霞がたなびいているように、一日中睡魔と闘っている。
PM5、秋葉原で「タイムトラベラー」のDVDを買う。掲示板の書き込みをきっかけに、思い出したように「タイムトラベラー」サイトをのぞいてみたら、なんとうれしいことに、最終話映像と5話の音声のみが収録されたDVDが3月末に発売されたということ。30年前のドラマ。何話かは、オープンリールのテープに入ってるはずだが、それはまだ「解析中」。

PM7、ベニサン・ピットでtpt「結婚」。浅野温子、麻美れい主演。シニカルなセリフが飛び交う女5人の壮絶な芝居。テレビドラマ「ストレートニュース」に出ていた及森玲子がいい。若林しほと雰囲気が似ている。PM10・30帰宅。
4月4日(水)晴れ
 
代替出勤。こんな日に限って忙しい一日になる。先週と同じ。

 昨夜、テレビニュースで重信房子の娘帰国の映像を見る。28歳。グラビア誌から抜け出したような派手ないでたちと美貌。そして明るさ。かつて重信房子が持っていたカリスマ性を十全に備えている(ように見える)。
 唐突に、豊臣秀頼と徳川家康の二条城での対面を想起してしまった。家康が想像した以上に秀頼の器が大きかったので、家康が恐怖し、その後の豊臣家滅亡を呼び込んだという”史実”。たぶん、彼女も右派メディアの格好のターゲットにされるんだろう…。などと、とりとめのない妄念。

 PM5、仕事帰りにOさんとお茶。週末の花見会の打ち合わせ。
PM6・30、帰宅。食後に「今日はこんな日」を書く。1週間のローテーションが変わり、体のリズムが狂ってるせいか、何するにも意欲がわかない。HP更新も滞りがち。観劇日誌も書く時間がない。こうして、ズルズル先延ばしにしていくと、宿題がたまる一方。なんとかしないと。
4月3日(火)雨
 桜の花が風に舞って散っている。午後から雨がポツリポツリ。青いビニールシートを敷いて、花見の席を取っている人たちに無情の雨粒
 5時帰宅。花粉症のクスリが切れたので、病院に行きクスリをもらう。「あと1週間くらいでしょうね。花粉症のシーズンも」と医師。
4月2日(月)晴れ
 10時にチェックアウト。G町にある義父の墓参り。墓苑は桜が満開。
 せっかく遠出したのだからと、S市に新しくできたばかりの「東京ドイツ村」に足をのばす。クルマでゲートをくぐるときに入場料を払うシステム。場内は27万坪。正面に観覧車。遊技場、パターゴルフ、サイクリングコースなど一通り遊園地の設備は整っている。駐車場所も場内に点在し、クルマで移動できる。みんなでアーチェリーに挑戦したり、午後4時までゆったりとした時間を過ごす。月曜だから帰りの道もそんなに混まないだろう。
 PM6、渋滞にも巻き込まれず、無事帰宅。夕食、風呂でさっぱりした後、「今日はこんな日」と「日記」を書く。
4月1日(日)晴れ
 房総方面に義父・祖父母の墓参り。朝8時過ぎにレンタカーで出発。思ったほど道は混んでいない。2時間あまりで菱川師宣所縁のK町に到着。駐車場にクルマを置いて、祖父母の墓参り。ぽかぽか陽気。田んぼではカエルが鳴いている。土筆を摘むと土の匂いがする。子供の頃、田んぼや畑で遊んだ情景が目に浮かぶ。バーチャルな生活をしていると、土の匂いも春の花の香りも、ヨモギの葉っぱの匂い、野焼きする煙のの匂いも、みんな忘れてしまっている。久しぶりに感じる春の匂い。アロマテラピーだなんだと人工の香りの中で生活するのもいいけど、人間の生理には自然の香りが一番フィットする。

 墓参りの帰り、クルマを止めて、近くの海岸で磯遊び
 その後、マザー牧場に寄り道。初めて行ったが、思ったより広く、子供が遊べる所も多い。子豚レースを見た後、犬や羊と遊ぶ。小さな子山羊を見ると、子供の頃を思い出す。小学校2年頃まで、家では山羊を飼っていた。生まれたばかりの子山羊は格好の遊び相手。小さな角つけた子山羊を連れて、近くの野山に草を食べさせに行ったものだ。寺山修司は汽笛のモノマネが得意だったというが、私は子山羊の鳴きまねが得意だった。下校時、近所の「綿屋」さんの前を通るとき、いつも山羊の鳴きまねをする。すると、窓から「綿屋」のおじさんが顔を出し、「オッ、山羊がいるかと思った。○○、今帰ってきたか」と笑いかけた。すると得意になって次の日もまた、鳴きまねをしながら通る…。のどかな時代。

夜はK市のビジネスホテルに宿泊。疲れていたためか。9時過ぎには深い眠りの中。