8月31日(金)曇り時々雨

 
昨夜は寝たのが1時近かったので今朝は完全な睡眠不足。仕事を終えてPM6・30、東高円寺の杉並セシオンというホールへ。スイセイミュージカル「快獣ブースカ」。子供向けミュージカルだが、大人が見てもそれなりに楽しめる。小学生の時、ブースカの似顔絵を描いたものだが、ブースカがイグアナだったとは初めて知った。クロパラなる成長薬でイグアナを変身させたのがブースカ誕生の秘密とか。ヘソも尾もあるのに?

 音楽座から分派したスイセイミュージカルらしく、愛と希望のヒューマニズムの物語。鉄腕アトムの最期を想起させるラストシーンで会場からすすり泣き。円谷プロのキャラクターでミュジーカル化にゴーサイン出したのは初めてとか。

 帰り道、青梅街道沿いの植え込みからスズムシの音がうるさいくらい聴こえる。東高円寺は緑豊か。やっぱり中央線が一番住みやすい。
8月30日(木)快晴

 
PM7。新宿スペース・ゼロで劇団☆新感線若手公演「夢見る無法者」。座長のいのうえひでのりが見に来ていたので「大変でしたね」といしだ壱成事件のお見舞い。「代役の山崎裕太の方がいしだクンよりいい仕上がりですよ」といつものようにクールな彼。若手公演はまったくのノータッチのようだ。物語は近未来の宇宙を舞台にしたサイバースペース西部劇? まるで旧・惑星ピスタチオのような展開と演技。おいおい、これっていのうえひでのりが一番嫌いなタイプの芝居じゃないか。タイソン大屋と保坂エマ以外はまだまだ芝居が固い。いのうえ氏に言うと「保坂も結構トシですよ。若手とういうには…」と苦笑い。9時10分終演。上演時間は本公演並み。ロビーに鈴木裕美と古田新太の姿。ヴィレッジ社長の細川氏に挨拶して劇場を後にする。10・40分帰宅。
8月29日(水)快晴

 
二日酔いの朝。昨夜は朝まで輾転反側。眠ったのかどうか定かでない。しかし、今日は家族で東武動物公園に行かなくてはならない。

 9時、無理やり起きて、シャワーを浴び、少しだけ朝食を食べ、胃薬と頭痛薬を飲む。そして、電車で30分。東武動物公園へ。暑い。体調はよくないが「一緒にプールに入る約束でしょ」と子供に言われ、水着に着替え、公園内のプールに入る。若いカップル、子供連れで賑わう大プール。人工波に歓声があがる。約2時間、プールにつかっていたらさすがに疲労困ぱい。鏡を見たら目の下にクマが……。ツライ。
 外に出て、巨大甲虫展へ。ヘラクレスやマーキュリーといった海外の甲虫の生きた実物を展示している。昆虫採集少年だった頃に憧れたホンモノを見てちょっとだけ感激。
 7時帰宅。夏休みの日記の続きを書いて、日記を書いて、10時就寝予定。ウーム、何やってんだか。
8月28日(火)快晴

 
いつもなら午後からは左団扇なのに、今日はなぜか大忙し。PM5までびっしり仕事の山。疲労困ぱい。PM6に上野で、Dさん、Oさんと軽く飲み会……のつもりが、大盛り上がりで終電になってしまう。しかも、飲みすぎてしまい、「お先に」と駅に向かったはいいけど、家までの道の遠いこと。途中下車しながらなんとか家にたどりつくが、適量オーバーに体はボロボロ。死んだように朝まで。
8月27日(月)雨のち晴れ

 
夕方、早目に帰宅。ふだんテレビは見ないが、たまたまつけたら多重人格の妻とその介護をする夫のドキュメンタリーを放送していたので、つい見入ってしまう。病気の妻と向き合い、丹念に過去を追う夫。やがてその努力が実を結び、妻の病状は快方に向かっていく。自分の身に置き換えたとしたら…。果たして同じことができるだろうか。


 寝る前に久しぶりにカセットテープでユーミンの「流線形80」を聴く。やはりこの時代のユーミンが一番いい。
8月26日(日)快晴

 
休みの日の朝、目覚める寸前、ふと中学時代や高校時代の同級生の顔が目に浮かぶ瞬間がある。特に親しかったわけでもない人の顔が出てくるのはなぜだろう。小学校や中学の教室の光景を夢に見ることもあって、そんなときは懐かしさで胸がいっぱいになる。ノスタルジーにひたるのは心が弱っているからか。仕事のない日曜日の朝は心に隙間が生まれるのだろう。

 午後、子供と近くのデパートに。夕方、また阿波踊りを見に家族で出かける。一人だと阿波踊りはいつまで見ても見飽きることないのだけど、夜店が目当ての家族と一緒の時は、わたあめの行列に並んだり、あちこち引っかかって大変。人波がものすごく、少し歩いただけで疲れる。1時間あまりで引き上げる。
 PM8・30。家に帰りビールで一息。
8月25日(土)快晴

 
PM4、銀座博品館劇場で「舞台版 こちら葛飾区亀有公園前派出所」。

 2年ぶりの再演で、配役やエピソードが変わっていたり、多少のマイナーチェンジはあるが、基本的には同じ脚本。両サンの少年時代である昭和30年代のエピソードや、現代の浅草サンバカーニバルを絡めた脚本・演出のラサール石井得意の泣けて笑えるライトコメディー。2部で登場する海パン刑事の海津義孝が今回もハイテンション芝居で場をさらってしまった。大河内奈々子はまるでマンガから抜け出たよう。スラリと伸びた脚がまぶしい。休憩込みで2時間45分と長めだが、これくらい笑わせてくれると文句なし。

 終演後、楽屋に行って海津と立話。「ノドを潰しちゃったんですよ。やっぱり一日2回公演が続いたのが響いたようです。マイク使うのでそんなに影響ないんですけど」とちょっとつらそう。ラサールはメイクのまま、「今回は中年世代がたくさん来てくれたし、子供にも喜んでもらったし、うれしいですね」とニコヤカ。楽屋見舞いの人が多いため、斎藤レイには挨拶できず。飲み会に行きたかったのだが、今日は越谷市の阿波踊りで、家族が待っている。後ろ髪引かれる思いで銀座を後にする。今頃、大河内奈々子や三浦理恵子も飲み会……。ちょっと残念。

 PM8。越谷阿波踊り。駅前一帯は身動きできないほどの人波。毎年見物客も増えて100万人は突破したのだろうか。とにかく人人人…。華やかな阿波踊りは見ているだけでワクワクしてくる。PM9・30、家に引き上げる。
8月24日(金)快晴

 
直前まで行けるかどうか迷ったが、思い直してPM6・30、恵比寿・エコー劇場での「オーディオドラマ2001」に。制作のAさんが、「すみません、案内も出さずに。役者たちが自主的にやってる公演なもので…」と恐縮しきり。
 元NHK効果マンによるナマ効果音実演の後で、本編3本。最後の「娘たちの庭」はFMシアターで放送された佳品。いかにもオーディオドラマらしい風情をもった作品。並べられたマイクを前に役者たちが実演。エコーの芝居より面白いといったら叱られるか。9・10終演。そのまま電車で帰宅。恵比寿から1本だが、ちょうど1時間4分、おしりが痛くなる距離。週末。疲労蓄積。早めに就寝。
8月23日(木)快晴後曇り

 
朝、電車の中で「SLOW」を聴いているうちに眠りに落ちてしまった。一つだけ駅を乗り越し。

 PM6・30.日本橋劇場で「音楽こっけい劇 牡丹灯籠狂騒曲」。純アリスが20年ぶりに舞台に立つというので見に行ったのだが、やはり歳月は残酷。顔立ちは昔のイメージを残しているが、体形はすっかり普通のおばさんになってしまった。劇中、「雨に歌えば」を歌ったが、これは坪田直子がキッド時代に歌って印象的だった曲。なんだかなあ…。

 客席は出演者の親類縁者や関係者がほとんど。まるで、田舎の公民館のよう。50代のおばさんグループが後ろの席に陣取ったのでヤな予感がしたが、案の定、芝居の途中で、ペチャクチャおしゃべり。休憩時間に携帯を取り出し、話をするおばさんまで出現。客席から電話する人は初めて見た。芝居も中途半端な風刺劇。メンツはそろっていても演出のセンスが悪くてモタモタ。わざわざ時間を作ることもなかった。8時半終演。早目に家に帰れたのがなにより。
8月22日(水)雨のち晴れ

 台風の影響で朝から雨。その雨と風の中を、自転車に子供を乗せて、大型オモチャ店へ。町には人の影もなし。ベーブレードを買って引き返す。雨は夕方にはすっかり上がり、月がぽっかり。その隣りでは真っ赤な夕日が沈んでいく。

 気が向いたのでビデオ編集に再挑戦。途中で何度もフリーズするのでその度にやり直し。肩がこってくる。今日こそ夏休みをアップしようと思ったが断念。時間がない。というか、時間を作れない…。
8月21日(火)雨

 台風が近づいているため、東京は朝から小雨がぱらつく。仕事を終え、王子で北区つかこうへい劇団の「新・飛龍伝」。内田有紀主演。いまだにこの演目をやり続けるつかこうへいの意図はどこにあるのか。全共闘、機動隊の対決をパロディーにしながらも、意外に真剣なまなざしが見え隠れする。「時代」をカリカチュアするつかの作劇術には違和感をおぼえるが、昨今の、全共闘世代のグチャグチャぶりを見ると、案外、つかこうへいの目が正しかったのかもしれない、などと。群集劇なのに、一人ひとりにスポットを当てる「優しさ」のため、2時間半の大作に。内田有紀も頑張っているが、いまひとつ華がない。つかこうへい得意の「戦意高揚シーン」はさすがに胸高なる。空気が入るってか? 終演後、江森盛夫さんと一緒になる。「狂人教育よかったよ」と言ってた。10時30分帰宅。
8月20日(月)快晴

 青空が晴れ渡った一日だったが、九州方面は台風が接近している。明日は雨か。PM6帰宅。ベランダを片付け。トップページの背景は今日の東京の空。
 いしだ壱成逮捕。大阪で公演中の新感線大変。しかし、新感線もよくよく運がない。何年か前のアプル公演では殺虫剤を撒かれたこともあったし。東京公演はどうなるのか。
8月19日(日)快晴

 家族で映画「ジュラシックパーク3」を見に行こうと考えていたが、近所でやってる映画は字幕なので、小学生には無理と断念。サイクリングがてら安売りのおもちゃ屋に行き、ベイブレードを買ってあげる。ベイブレードがベーゴマの進化形なら、メンコ(パッチ)の進化形ともいうべきオモチャが登場したのにはびっくり。メカニックなメンコ。マンガ雑誌で連載中らしいが、ベーゴマの次はメンコと子供向け商戦のたくましさには舌を巻く。帰宅してHPをちょこちょこいじる。相変わらずカウンターは表示されないまま。ウーン、このままだとやはりマズイ。なんとかしなくては。
8月18日(土)快晴
 
 仕事を終えて7時帰宅。パソコンでのビデオ映像編集にトライ。五里霧中だったが、試行錯誤を繰り返しているうちに、なんとか光が見えてくる。しかし、疲れること。
 昨日の夜から急にカウンターが表示されなくなった。セキュリティーソフトをインストールしたのが関係しているのか? 前にもあったが、いじっているうちに突然直ったっけ。でも、今回はまったく改善の気配なし。会社のパソコンで見るとちゃんとカウンターが見えるんだけど、なぜだろう。よくわからない。ヘタにいじってカウンター壊すよりこのままでもいいか。そのうちなんとかなるだろう。トップページに映像を入れてみたが、これはテスト。明日には撤去する予定。マキさん、ごめん。
8月17日(金)快晴

  ようやく元のペースに戻ったようだ。
 午後、同窓会会報の企画で取材を頼んでおいたNさんから携帯に電話。依頼を快諾。よかった。
 仕事帰りにビックカメラをのぞく。インターネットのセキュリティーソフトを購入。ウイルスが猛威をふるっている今、用心に越したことはない。タワーレコードではインディーズコーナーで1時間以上も視聴しまくる。気に入ったインディーズ盤3枚を購入。昨日もそうだったが、今日も寝苦しくなりそう。
8月16日(木)快晴

 
ようやく仕事のエンジン始動。夏休みで人が少ないからイヤでもいつもの1・5倍の量をこなさなければならない。午後4時まで息つく暇もナシ。電車は相変わらず普段の3分の1の乗客。
 PM5・20.大宮まで家族を迎えに行く。3日間の一人暮らしに終止符。
 家に帰って夏休みの整理。撮ったビデオにラベルを貼らなくては。
8月15日(水)快晴

 
電車の乗客もまばら、街をいく人も少ない。お盆で東京はゴーストタウン。どうせなら、この時期、日本全部が休みになればいいのに。そうすれば心置きなく田舎でお盆が迎えられるものを、などと、ついグチったりして。
 昼、帰省中のでんでん、okoppeさん、地元のじろーさんの3人から携帯に電話がくる。3人で本州最北端をそぞろ歩いている。現地に設えられたライブカメラを通してその様子を会社から眺めるオレ。田舎の夏が画面から伝わってくる。うらやましい。やっぱりこの時期に休めれば最高なのに……。

 夕方、仕事を終えて渋谷へ。中井貴一と段田安則の二人芝居「二人の噺」のゲネプロ。作・演出は福島三郎。師匠の三谷幸喜が愛弟子のパルコ劇場初進出を見に来ている。物語は福島らしいハートウォームなコメディー。いまひとつピリッとしたところがないが、それが彼の持ち味。それでいい。

 渋谷の街はお盆も正月もない。普段通りの若者の群れ。夏休みで地方から出てきているコたちが多いから、いつもより混みあっているみたい。
 8時20分に劇場を出て、家路に急ぐ。帰っても誰もいないのだが。9時50分着。風呂、更新で11時半。なんだか、いつものペースに戻ってしまったようだ。
8月14日(火)快晴

 
久しぶりの出社に緊張したためか4時に目が覚めてしまう。5時25分、いつもより早く家を出て電車に乗る。お盆だからだろう、いつもの7割の乗車率。楽々座っていける。

 9日ぶりの会社はまるでよその家。たった9日間のブランクなのに、仕事が手につかない。気持ちが入っていかない。何十年同じ仕事をやってきても、休み明けはダメだ。まず、気持ちが夏休みから脱していない。憂鬱な1日目。
 わかっているんだけどねー。半日も過ぎれば元のペースに戻ることは…。

 夕方、こまつ座の「闇に咲く花」をキャンセルして家に帰る。井上ひさしがB・C級戦犯を題材にして描いた戦争への厳しい鎮魂歌。靖国問題で騒然とした今こそ見てもらいたいのだが。ちょっと腰が痛い。

 5時、一人の家に帰り、たまった新聞を読む。次いで、荷物の整理と部屋の片付け。
 オープンリールからダビングしてもらった昔の録音テープがBGM。結局、期待していた祖母の声が入ったテープはどこかに紛失していたようで、ラベルのないテープの中身は吉田拓郎、72年ごろのパックインミュージックの録音。まだ四角佳子と結婚したばかりのアツアツムードの2人の会話。なんだかなあ…。
 もう1本は中学時代、NHKの「みんなの科学」を録音したテープ。懐かしいテーマ音楽を32年ぶりに聴く。出演していた小石川中学の渋谷クンも今では45歳か。レギュラー中学生の中でも非常にクレバーだった彼は今頃どうしているのだろう。
 毎日5時(半?)から見ていた科学番組。あの頃はまだ科学という言葉にきらめきがあった。
8月13日(月)青森=曇り一時雨。東京=快晴

 
朝、7時半に起きて、玄関に提灯をぶら下げたり、お盆の飾り付けをする。しかし、肌寒い。霧雨が降り、気温18度。昨日のピーカン照りは奇跡だったのか。

 帰京の支度を終え、10時にレンタカーで家を出る。残る子供たちが二階から手を振る。途中、帰省している中学の同級生Uの姿を見たのでクルマを止めて助手席越しに話す。「もう、帰るの? 全然会えなかったね」とU。いつもはお盆にやる同窓会も今年は出席できない。少し行ったら今度はやはり中学の同級生Sがいたので、止めて声をかける。
 小さい町だから、みんな見知った顔ばかり。「気をつけて帰って」と言うSに別れを告げる。

 町立病院に寄り待合室でタバコを吸ってる父と会う。また1年間会えないのだ。年老いた父の横顔を見ると、井上陽水じゃないけど、人生が2度あれば、とつい思ってしまう。その2度とは父の人生か。オレの人生か?

 
 途中、母校の高校がある町に立ち寄り、廃線になった通学駅を見る。レールはおろか、枕木も何もかもきれいさっぱりなくなって、掘り返された土くれがずっと続き、元の線路の名残りを留めている。1時間後、レンタカーを借りた駅に到着。途中は大雨。カーラジオで地元のFM局の番組を聴く。ムードは1970年代の深夜放送。懐かしい。

 列車の出る30分前に駅に到着。レンタカーを返却、特急、新幹線を乗り継ぎ、一路南へ。電車の中で、田舎で撮ったビデオを見、録音した元高校教師のインタビューを聴く。4時間はあっという間に過ぎ、5時15分、大宮着。電車を乗り継ぎ、家にたどり着いたら6時。田舎との温度差は10度あるし、なによりも、まだ心は田舎にある。家に帰っても呆然自失。パソコンたちあげて、掲示板にレスをつけようとしたら、思うようにキーボードが叩けない。マウスにも違和感。たった1週間ちょっとで人間の感覚って変わってしまうものだ。これから、少しずつリハビリして社会復帰しよう。新聞も読んでなかったし、情報はテレビのニュースだけという生活。
 新聞も、テレビもパソコンもなければなくて済む生活だった。そのほうが精神的に穏やかだった?
 などと言いつつ、時間の経過とともに、またパソコンに依存し始めている私。ウーム…。明日になれば、元の黙阿弥。また熾烈な情報社会の奴隷になっていくのか。ちょっぴり憂鬱。
8月4日(土)快晴

 
仕事を終え、午後から東京グローブ座で木山事務所の「ミレット」のゲネプロ。帰省のため本番は見られない。それで、せめてゲネだけでもと思ったのだ。
 劇場に行くと、元新宿梁山泊の女優Aさんが赤ん坊を抱いて、ロビーに。演出の勝田氏の子供。のぞむクンという名前。
 4時からの「こくまろの女達」のゲネには間に合わず。

 帰宅してすぐ子供を連れて花火大会に。数十万人の人出。花火を見るというより人を見るようなもの。それでも、打ち上げられた花火の見事さにホーッとため息。早々に引き上げる。
 明日は帰省。子供の演奏会があるため、1日早い単独での帰省。なんだか落ち着かない。「あしたの朝の一番列車で あの子の住んでるあの街に〜」という高田渡のフォークを帰省の前の晩には聴くのがここ十数年の慣わし。胸が躍る。明日は生まれた町。
8月3日(金)快晴

 
夕方、早目に帰宅して子供とプールへ。1時間半、目一杯水につかっていたので疲労困憊。今夜はぐっすり眠れそう。
 それにしても参院選が終わったとたん、言いたい放題の連中ばかり。「構造改革なんて言ったって、意味がわかってる国民なんて一人だっていやしない。構造改革ってお題目を唱えていれば票が集まるんだから楽なもの」なんて、言う方も言う方だけど、ニコニコ聞いてる方も情けない。
 もう用済みとばかり、真紀子下ろしの動きが加速してるが、これも規定路線。勝てば官軍か。
8月2日(木)快晴

 
池袋サンシャイン劇場で「美少女戦士セーラームーン〜誕生 悪のプリンセス ブラック・レディ」。客席は8割の入り。幼児、オタッキー、芸能プロの社員、眠りこけるオトーサン。いつもながらの光景。今回から、セーラームーン役は神戸みゆきから黒木マリナにバトンタッチ。アイドル歌手・黒木真由美の娘で12歳。時代は一巡か。
 主役交替だからというわけでもないだろうが、いつもに比べて、展開がモタモタしているし、役者のアンサンブルが良くない。コメディーリリーフの脇役二人の演技がカタいのも一因か。やはり脇がしっかりしてないと、この手の舞台は締まらない。レギュラーの小野妃香里、河崎美貴は安定した人気と実力。セーラーマ−ズの吉田恵とセーラーヴィーナスの村田あゆみがなかなかコケティッシュな魅力。9年目に突入の人気シリーズもそろそろ転機か。
 6・30帰宅。
 帰省まであと3日。やることがいっぱいあるのに、手がつかない。
8月1日(水)快晴

  午後、自転車で10分ほどの所にある原っぱに行く。子供が小さい時に自転車に乗せてよく遊びに行った場所。今年からは子供も自分の自転車で行けるようになった。バブルがはじけたために、野ざらしになっていた空き地はトンボやトノサマバッタの格好の棲家。びっくりするくらい大きなバッタが飛び交っていたが、何年か前にブルで土を掘り返され、昆虫の卵は根こそぎやられた。しかし、マンションが建つ様子はなく、砂利が敷かれ、半分が駐車場になってしまった。残りは放置されていたが、今日行ったらまた草が生え、数は少ないが、バッタの姿も。自然の回復力。

 草むらの中に入ると大カマキリが飛び立った。後を追いかけるも逃げ足が速い。着地した位置をしばらく探したが見つからず。残念。
 よもぎを束ねて、捕虫網代わりにする。それでトンボをとったら、子供の驚くこと。
 子供の頃、虫捕り網は高嶺の花。みんなハリガネに蜘蛛の巣を巻きつけたものを網代わりにしていた。ヨモギのハタキも虫捕り法のひとつ。いったいいつの時代の話なの?といわれそうだが。
 虫を捕るにも工夫をこらした昔の子供。なんだか愛しくなる。

 帰省の準備、といってもまだ何も用意してない。前の日にまたバタバタするのは目に見えてるが…。