| 4月30日(月)晴れ 長い長い夢。 朝、眠りから覚めると外は真っ暗な星空。朝のはずなのに星空とは。24時間眠って元に戻ったか……などと考えている夢。躰道のK林先生がいつのまにか会社の同姓のK林君に変身していて、長い逃避行の果てに、パン屋の2階から誤って落ちて足を骨折。K林君を病院に運んでいく。一方で、頭の中は昨夜見たETV特集の残滓があるらしく、「寺山修司は国家と言う共同幻想に対し、個の幻想で立ち向かったのだ」という言葉がリフレイン。目が覚めるまでずっと雑多な夢が渦巻く。 思えば、朝寝ができるのは久しぶり。日曜も水曜も起床時間が決まっている。起きる時間を気にせずすむのは今日くらいか。だから、何度も何度も同じ夢を見ていたのか。 0 830起床。外はピーカン照り。連休二日目。されど、どこにも行く予定はなし。部屋の掃除でもするか。ネットで買ったローラーコースターの「How Bad Have You Got It?」を聴く。1974年に結成されたブル−スバンドの10作目。メンバーのギター・ボーカル小出斉は大学の同期。1年の語学、仏語の仲間だった。ほどなく彼は授業から足が遠のきブルースバンド活動。その後、ブルース・ライターとしてミュージックマガジンなどで活躍する。卒業してから何年か後に高円寺の次郎吉にライブを見に行ったのが最後か。今では日本屈指のブルースギタリスト。好きな音楽をやりながら30数年。定年も関係なし。うらやましい。 4月29日(日)晴れ 0900〜1200、躰道稽古。GWとあって子供たちは数人。壮年組はY本さんが先週から参加。 ヒザが痛いので、あまり無理できないと思ったが、稽古が始まると痛みはどこへやら。時間いっぱいみっちりと稽古。 1130、稽古を早めに終えてミーティング。夏合宿や埼玉大会のこと。 現会長が体調不良のため退任し、新たに市会議員のS氏に会長を依頼したという。市会議員か……。イヤな予感。帰宅後、ネットで調べたらこの議員、石原慎太郎を信奉するタカ派議員。お笑い芸人を目指していたという若手議員で、無所属とはいうものの草の根保守。つまりは自民党右派。イヤだなぁ。そんなヤツが、名目上とはいえ「会長」とは。躰道は「民主的」でグローバルな武道。だからこそ石原慎太郎に逆恨みされているわけで。そんな時に、S市の躰道協会が右派議員を会長にするのは本部への裏切りのようなもの。祝嶺正献最高師範が存命ならば一刀両断しただろうに……。 1300帰宅。ダイエーで自転車修理。後輪のタイヤ取替えやなんやで7000円近い出費。 2200、NHK。ETV特集は「ホワッツ・テラヤマ」。寺山修司と60年代特集。活弁師の山田広野が進行役。どうも、あの甲高い声は好みじゃない。何度も出てくる「青森県のせむし男」の映像も寺山修司が演出したものではなく、青年座の鈴木完一郎が演出したもの。寺山修司の美学とは大きく異なる。 寺山が目指した見世物小屋の復権が大阪万博という国家の見世物小屋に完敗したという論法もいかがなものか。 唯一、テレビドラマ「一匹」(和田勉演出)の映像が見られたことが収穫。エキストラで唐十郎の姿もある。東京に売られた牛の太郎を追いかけて上京する少年。最後に食肉工場で変わり果てた太郎と再会する少年。 従業員が食肉を指し、「これが太郎だ」「これも太郎だ」「みんな太郎だ」と哄笑する。 字幕。 「少年は太郎が”みんなのものになった”ことを知った」 という下りをどう解釈するか。番組では、祭りが終わり、すべてに均質化した現代社会を見抜いていた、との寺山のメッセージだとするが……。 ここはやはり、「一粒の麦死なずば……」ととらえたほうが……。 4月28日(土)雨 世間は今日から連休突入。朝からいつものように仕事。 1630、池袋。東京劇術劇場中ホールでミュージカルコメディー「ハウ・トゥー・サクシード」。 1962年度トニー賞7部門受賞。アメリカの現代社会を見事に描いた傑作としてピューリツァ賞を受賞した作品。日本初演は坂本九が主演。 「巷で話題のビジネス成功法を聞き入れた窓拭き青年フィンチの山あり谷ありサクセス・ストーリー、出世街道を驀進するフィンチ。果たして彼は本当の幸せをつかむことができるのか?」(惹句) 07年版らしく、ケイタイのメールマガジンで読んだビジネス成功術を元に出世街道を邁進するという設定。T.M.Revolutionの西川貴教が主演。これが見事にぴったり。植木等もビックリのお調子モノ男を好演。恋人・(大塚ちひろ)や社長(団時朗)の愛人(三浦理恵子)の助力もあって、どんどん出世していくが、社長の甥(藤本隆宏)の姦計で窮地に。さて、フィンチくん、どうやって窮地を脱するか。 終始笑いの絶えない実に楽しいミュージカル。西川はコメディーセンス抜群。カーテンコールはファン総立ちで声援。さすが。 大塚ちひろを見るのは03年の「シンデレラストーリー」以来。女優として大きく成長。実に魅力的。 1900終演。2030帰宅。 4月27日(金)晴れ 年に一度の記念日。途中で花を買って早めの帰宅。「華屋」で食事。 26日の衆院本会議で最後列の森喜朗と小泉純一郎の元&前の首相コンビが議案そっちのけで雑談に興じているうちに、民主党法案に「賛成」してしまうミスをやらかした。 これまで体重が110`を切ったことがないという巨漢の森、今年初めからダイエットに取り組み3カ月間で10`余りの減量に成功したと吹聴。それを聞いた小泉が「森さんの肉がこっちに来た。おかげで私は初めて60`を超えた」と、2人でガハハと笑い合っていたところ、採決となった。二人は政府案と勘違いして慌てて起立したが、実は政府提出の雇用対策法改正案に対する民主党の対案だった。民主党席からは「ありがとう」の喝采の声が上がり、与党席には苦笑いが広がったというが、首相経験者のこのいい加減さ。国会は遊び場か。 こんなやつらが税金を吸い取り、贅沢な暮らしをしているんだから、税金を払うのがバカらしくなる。 4月26日(木)晴れ 1620、お茶の水。K記念病院で鍼。 1800、新宿。信濃屋でホッケ開き定食800円。タワーレコードで「air drop」のシングル830円。60年代フォーク、あるいは70年代の良質なポップスを髣髴とさせるデュオ。大好き。 1900、紀伊國屋ホールで扉座「ドリル魂」。 一昨年の隅田パークスタジオでの試演会の仕上がりが素晴らしかったので期待。 出だし好調。工事現場ミュージカル。ツルハシ、ドリル、バケツ、槌など打楽器として使ったビート、リズムが心地よい。空中浮遊、エアリアルも素晴らしい。役者としても出演する桧山宏子はシルクドソレイユ合格者で役者としても魅力的。ロープ、布のエアリアルは驚異の一言。 隅田スタジオでは、ほとんどセリフなしで役者の肉体だけで見せていたが、今回の劇場版は、「物語」が前面に出て、横内色が大きい。工事現場から出土した人骨に絡めて、戦時中の旧日本軍の朝鮮人への人体実験を弾劾。また、耐震偽装問題を骨子に据えて「社会性」を強調した。 せっかくの新機軸なのに、「挟雑物」が多すぎ。この説教臭さが横内らしいといえばそれまでだが……。 試演会では「ヘアー」などの名作ミュージカルの曲を援用していたが、今回はそれらを微妙にアレンジ。「オリジナル」ではあるが元の曲のテイストがハッキリわかるのはご愛嬌。 上演時間約2時間。O田さんに挨拶して家路に。 石原慎太郎都知事がまた暴言。 24日、東京国際フォーラムで自ら製作総指揮・脚本を手がけた映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」の完成試写会に出席した石原。映画のモデルとなった「特攻の母」こと鳥浜トメさんについて「これほど本気になって戦いの中で若者を愛し、語り続けた人はいない」と絶賛した。 石原はトメさんが亡くなった91年、当時の宮沢喜一首相に「トメさんに国民栄誉賞を授与してほしい」と進言したそうだが、当然ながら、にべもなく断られた。 「その時『この人はきっと野垂れ死にするだろう』と思ったが、実際、政治家として野垂れ死にしましたな。特攻隊員の罰が当たったと思う」と。 トメさんに国民栄誉賞を授与するのならほかにも対象者はたくさんある。日本中が国民栄誉賞だらけになる。「いかがなものか」と宮澤首相が言ったのは当たり前の話。それを逆恨みして、「野垂れ死にするだろう」と言うのは男の腐ったようなヤツ。91年のある雑誌で石原は同じ発言をしている。今回の発言はその蒸し返し。選挙で勝って怖いものなし。どんな暴言をしても世間が自分に拍手喝采する。そんな空気を読んでの発言。最低の男だ。この映画の予告編がバンバン流れたのは都知事選の真っ最中。映画を「選挙運動」に使って恥じない男が特攻隊を美化する映画。こんな映画がヒットする日本に未来はない。 4月25日(水)雨 朝から雨。0730起床でゴミ出し。自転車で中学に行き、副教材の購入。帰宅し、1時間ほど二度寝。 正午、家人の希望で狭山まで。尾崎豊のお墓参り。ファンの花束が雨に濡れている。往復2時間の小旅行。1500帰宅。 「バンビーノ!」第一回を見る。スポ根料理モノにはまったく興味なし。松本潤も精彩なし。つまらん。 今日、米議会でアメリカ軍のウソが二つ明らかになった。 一つはイラクで負傷しながらも応戦したという女性兵士ジェシカ・リンチの英雄伝説。ジェシカ・リンチさんはきょう議会で証言し、「私は攻撃されたとき、車の中で祈るしかすべがなかった。真の英雄は果敢に戦った仲間たちです。なぜ、軍が私を英雄に祭り上げようとしたか、私にはわからない」と語った。 もう一人は、米NFLのスター、パット・ティルマンがアフガンで味方を援護しながら敵に撃たれて死んだという英雄伝説。実際は味方の誤射によって死亡したことが明らかにされた。「真実」は軍内部で堅く口止めされてきたが、事実を明らかにするため戦友たちが証言した。彼等は語る。「アグレイブでの事件が新聞をにぎわしているとき、それに代わる見出しが政府は欲しかったのだ」と。ブッシュ大統領は真実を知っていたはずだ。 この二つの事件。そして、真実を明らかにした当事者、遺族。これだけは日本人はマネできない。自分や家族が英雄に祭り上げられたら、ジェシカ・リンチのように真実を明らかにできるだろうか。できるはずはない。口をぬぐって、真実は最後まで隠すことになるだろう。真実よりも体面。ウソであれ故人は英雄のままでおきたいというのが日本人の感情。パット・ティルカンさんの母や兄はウソをついた軍当局を厳しく追及している。結果的に「味方に撃たれて死んだ男」となるのに、それこそが「勇気」と「誇り」なのだ。 安倍ナニガシのように、祖父の戦争犯罪を正当化しようと企てる男が首相の国。ジェシカ・リンチやティルマンさんの遺族とまったく逆。ブッシュが大手を振って歩くアメリカは嫌いだが、権力と向き合いながら、真実を明らかにしようとする兵士や家族がいるアメリカには畏敬の念を抱いてしまう。 4月24日(火)晴れ 1630、上野でマッサージ。右の肩がガチガチ。 1900、シアタートップスでモダンスイマーズ「回転する夜」。隣席にS藤アツヒロ。M淵英里何ほかタレント多数。業界も注目する蓬莱竜太の新作。風邪で38度3分の青年が見る「夢」。繰り返される悪夢。やがて少しずつその内容が修正されていく。兄との微妙な葛藤を「夢」に託した心理ドラマ。久しぶりの高田聖子が兄の恋人役で神妙に演技。「老成」したような蓬莱のホンと演出。2030終演。J野さんに挨拶して家路に。 テレビドラマ「セクシーボイス アンド ロボ」を見る。松山ケンイチ目当てで。 ウーーン、なんといおうか、あらかじめ「カルト」を意識したドラマ作り。「美少女仮面ポワトリン」と「傷だらけの天使」を合わせたようなドラマといえばいいのか? これを夜十時に放送するとは大胆。浅丘ルリ子は岸田今日子だし、岡田義徳は岸田森か。塚本晋也監督が役者として面白い。ある意味、片桐はいりを食ってる。しかし、最近のテレビドラマでこれが目玉とは……。 4月23日(月)晴れ 1700。青山劇場で「アニー」。おととしは一度目は時間を間違えてパス。去年は急用で二幕をパス。ようやく今日最後まで通して見ることができた。なんとも素晴らしいミュージカル。22年も続いている理由がわかった。脚本、音楽、演出、すべてが一級品。アニー役(Wキャスト)の伊藤有沙の歌唱、演技が抜群。加えてタップダンスの少年少女のレベルは舌を巻くほど。目黒祐樹もウォーバックス役を楽しんで演じているし、ハニガン役の杏子もいい。岩崎良美(グレース) 、本間憲一(ルースター)の演技、タップダンスの妙技は言うに及ばず。ほかの出演者のコンビネーションも抜群。「明日はトゥモロー♪」というメインテーマが耳について離れない。2000終演。U都宮さんに挨拶して家路に。 松岡”還元水”農水相に献金した林野庁OBの一人、元林野庁長官・塚本隆久が95年に農水省退官後、「森林開発公団」(現・緑資源機構)の理事長に天下り、6年間で給与+退職金1億5000万円を稼ぎ、01年からは「森公弘済会」に再度天下り、06年からは「日本林業協会」会長を兼務、1億5000万円を稼いだという。 林野庁プロパーの日高照利氏は99年に退庁後、公益法人「林業土木コンサルタンツ」に8カ月間勤務。その後「緑資源」の理事に天下った。そこで4年10カ月在籍し、給与・退職金で約1億円を手にした。今も二つの公益法人の役員を兼務し、年間1250万円の収入があるという。……まさに「役人天国ニッポン」。 正直言って、天下りだなんだというのは若い頃にはピンとこかった。しかし、サラリーマン人生も峠を越し、自分の退職金がどれくらいになるのかも見えてしまった今、役人が民間や公益法人に天下って、退職後わずか10年で2億から3億を手にするという実態を思うと、実感として怒りがふつふつと湧き上がってくる。民間のサラリーマンが30数年務めあげたとして、退職金など微々たるもの。大卒の生涯賃金が3億円といわれる。その生涯賃金を、退職後の10年で軽く稼いでしまう「天下り」ってなんだ。公益法人、特殊法人などの理事長は「給料を貰うのが仕事」いうのが実態だという。こんな手合いが給料(税金)を掠め取ってのうのうとしているのだから、国の借金が800兆円に膨らむのも当然だ。高級官僚、政治家が国民の税金をさらっていっても、選挙があればその連中に嬉々として投票しているのだから世話はない。 石原一家が都民の税金で飲んだり食ったり、息子に仕事を回したり。都政を私物化しても280万票はいるのだから、アホらしい。 4月22日(日)晴れ 0900〜1200、昨日のアルコールが抜けないまま躰道稽古へ。基本技から延命の法形、活命の法形など。3時間、ほとんど休憩を取らずにぶっ通し。終わった直後は大丈夫だが、しばらくたつとヒザがガタガタになるんだよなぁ。 躰道の先輩のNさんが仕事中にケガをして入院中だというのでH崎先生と一緒に私立病院へ見舞いに。ペンキ塗りの作業中に脚立から落ちて肋骨7本骨折、頚椎などを強打し、一時は意識不明で集中治療室に運び込まれたのだそうな。 思ったよりも元気そうで、ベッドを半分起し、新聞を読んでいるところ。「いやぁ、お恥ずかしい」とNさん。大事に至らずによかった。喋ると傷に響くようなので早々に退出。 帰りのクルマの中で、H崎先生が「そうか、今日は市議会議員選挙。……私は民主党に入れるけど、自民党には入れない。談合政治はダメ。汚職事件はもっと刑を重くして20年くらい刑務所から出さなければいい」と。学生時代は長い学ランを着て、「花の応援団」から抜け出したような愛すべきキャラクターだったと思われるH崎先生。しかしながらゴリゴリの右派だろうと思っていたら「自民ノー」とは意外。なんでも、田舎にいる長兄が曲がったことが大嫌いな人で、役所に勤めていたとき、発注工事のメンテナンスの約束を破った東京の大企業を相手に職を賭して大ケンカをしたことがあるそうな。さしもの某大企業を謝らせたというつわものらしい。「企業からの接待も受けないし、自分が相手をもてなす時も赤提灯で」だったというから、相当な堅物。一本気で曲がったことが大嫌いなのは兄と同じということか。 昨日の同窓会幹事会で、話題に上ったK松さんの旦那さんはクリーニング店経営で、手抜きをしない几帳面な仕事ぶりが評判なのだとか。小さなシミ一つにもこだわる徹底した職人。いまどきのクリーニングチェーン店は右から左の流れ仕事。そんな時代に、手抜きなし、頑固なまでに自分の仕事にこだわる旦那さん。評判を聞いて遠方からの注文も多いとか。 H崎先生の兄といい、K松さんのご夫人といい、自分の仕事に対し、誠実で生真面目な人の話を聞くとなんだかホッとする。そんな人がもっといれば世の中はよくなるのに。カネになればなんでもありの時代、「頑固一徹」な人がいなくなったら世の中おしまいだ。 1330帰宅。家族で外食。その後、市議会議員選挙へ。社民党の現職に投票したが……。帰宅して横になったら、奈落の底に引きずりこまれるような睡魔に襲われ、そのまま深い眠りに。0800仮眠から目覚め、少しだけパソコン前に。2200、再び就寝。しかし、朝まで何度も寝返りばかり。半覚醒の状態で朝まで。躰道稽古の疲労か激しすぎたか。 4月21日(土)晴れ 仕事を早めに切り上げ、下北沢へ。1300、スズナリで「ハレモノ」。吉本興業の間寛平と劇団東京乾電池のベンガルの「ボケ・ボケ」コラボレーション。客席は寛平ファンとおぼしき中高年の女性客多し。 某文学新人賞を取ったものの、その後鳴かず飛ばずの小説家。芥川賞に応募するため、ひなびた山奥の小さな旅館にこもり、執筆に専念しようとするが、その宿の主人は変わり者で……。 作家にベンガル、宿の主人に寛平。2人の微妙な空気感が心地よい笑いを誘う。「カラフト伯父さん」を見て以来、ベンガルが大好き。相手のボケをボケ返す名人芸は誰にもマネできない。今回もアドリブ続出の寛平の芝居を受けては返す連続技。ほかの役者たちも登場するが、2人のかけあいだけで十分。 カーテンコールで寛平が、頭を下げながら「ゴメンナサイ。ほんとにゴメンナサイ」と恐縮しきりだったが、台本をスルーしてほとんどアドリブだったらしい。 1445に終わったので、「楽園」へ。1500開演の芝居。事前に予約していなかったので、満席だったらそのまま帰ろうと思ったが、M坂さんが「どうぞ、大丈夫ですよ」と案内してくれたので、レクラム舎「友情」を見る。副題が「半チョッパリとの四十五年」。西部邁の小説を元に、鈴木一功が台本を書き、一人芝居にしたもの。 西部の生まれ故郷・北海道、そして東京を舞台に、西部と彼の幼なじみで、後にヤクザとなり、ヒロポン中毒で自滅していく男との45年にわたる交流を描く。初演で初日ということもあって、セリフが出なかったり、飛ばしたり、荒削りの一人芝居ではあるが、鈴木一功の熱情は伝わってくる。小さな劇場なので、対面席の客と半ば向かい合う格好。小松幹生氏や大谷亮介氏の真剣な顔。 舞台が東京に移り、東大に入った西部が学生運動に身を投ずる場面で、鈴木一功はヘルメットにゲバ棒姿でアジ演説をするが、ゲバ棒、ヘルメットが登場するのは70年安保。60年安保の時には学生は「武装」していない。そのへんの「時代考証」があいまいなのは残念。しかし、西部が友人にすすめられ、ヒロポンを自ら打つ場面など、実に興味深い。「半チョッパリ」とは、韓国・朝鮮人の日本の在日への蔑称。父が朝鮮人、母が日本人娼婦という複雑な家庭で生まれた男はその蔑称を逆の言葉と勘違いしていたとか。 戦後の悲惨な環境の中で、自分の出自と闘いながら、しかし最後には自殺という道を選んだヤクザものの末路。その男と途中まで親しく交わった西部。「右と左に泣き別れ」というが、西部は左から右旋回。「真正保守主義者」として右のイデオローグの一翼を担っている。イヤなヤツだが、こんな顔もかつてはあったということか。 0630終演。 急いで電車に飛び乗り、飯田橋へ。0700から「トリノ」で高校同窓会の幹事会。0515到着。地下の宴会ホール。ごく内輪の幹事会と思いきや、総勢33人。今年の会場確保の件で活発な討議。ヒトケタ期の元気なこと。前会長の死去により今までの会場使用が不可能な情勢。多数の幹事参集はその危機感からか。 0730まで、懇親。 その後、3分の1は二次会の代々木庵に流れ、ここで2300まで。さすがに飲み疲れ。帰りはW林さんと話しながら上野まで。 0030帰宅。0130就寝。 4月20日(金)晴れ 1800、新宿。まずは信濃屋でホッケ定食。話し好きな店のおねえさんが「まだ立てこもりが続いてる」と。暴力団員の立てこもり事件が連続して発生。イヤな世の中。 タワーレコードで平岡精二とブルーシャンデリア「平岡精二〜ナイトクラブの片隅で〜」。 日本ジャズ・ヴィブラフォンの草分けである平岡精二。顔写真を見たら、「ああ、昔、テレビでよく見た顔だ」と思い出す。年譜を見たら90年に59歳で亡くなっている。「爪」「あいつ」「学生時代」などの作曲をしていたとは知らなかった。人は死んでも音楽は残る。 もう一枚は同じ“ソフトロック・ヒッピー・シリーズ”の「SOFT ROCK DRIVIN’ SME編」。 美しい誤解(南沙織)、 ピタゴラスの定理(リッキー&960ポンド)、「 嘘とほんと」(カルメン・マキ)、「青いシャツ」(伊東きよ子)などを収録。さすがはレアな音源。聴いたことのない曲ばかり。 藤田敏八監督の「赤い鳥逃げた?」のサントラ盤もあったがこれは後日手に入れよう。原田芳雄の歌う「愛情砂漠」、安田南の「赤い鳥逃げた?」のカップリングレコードは自分の秘蔵盤。しかし、こうも過去の音源が再発される時代になるとは……。 1900、サザンシアターでクラクラ・プロデュース「恥ずかしながら グッドバイ」。中島淳彦の作・演出。1970年代のフィリピンの小さな島を舞台にしたドタバタ・コメディー。 不倫相手の元部下との密会を目的に視察旅行に来た外務省の役人(角野卓造)。しかし、相手はすでに心変わり。そこに妻(大西多摩恵)が追いかけてくるわ、学生時代からのライバルである厚生省役人(佐藤B作)まで登場。一方で、現地の日本人ハーフの観光案内人(阿知波悟美)によってジャングルに隠れ住む元日本兵が見つかり、ドタバタコメディーは一転して悲劇的な様相を見せる。 元日本兵役はすまけい。いつもの中島脚本なら、この役もどこかうさん臭く、どこかで大逆転……となるところを、全国公演を念頭にしたためか、クセ球の少ない直球勝負の喜劇に。笑いと涙の配分が微妙。今日はすまけいが舞台で転倒するハプニング。体の自由がきかないことが悔しいのだろう、大声でアドリブの叫び。 ラストシーン。日本に帰る人々を見送りながら、タイトルのセリフをすまが毅然と発することで、今回の舞台のテーマが浮かび上がる。「恥ずかしながら、グッドバイ」 文学座への書き下ろしもそうだったが、劇場や観客層が変わると中島淳彦の独自性がやや薄くなる。悪くはないのだが、今回も画一的な「反戦喜劇」に見えてしまい……。それにしても大西多摩恵が出ると場が締まる。 2100、K谷氏、そしてプリエールのA本さんに挨拶して家路に。 4月19日(木)晴れ D議員会をパスして1620、K記念病院で鍼。お茶の水駅で偶然、躰道仲間のH野さんにバッタリ。訪問先のビルがわからず、途方に暮れている様子。幸い、少しは土地鑑があるので、道案内。 1800帰宅。 4月18日(水)雨 冬に戻ったかのような寒さ。 重体の長崎市長が未明に亡くなる。テレビのワイドショーはやはり犯人の事前の「声明文」をもとに、個人的怨恨で収束させようとしている。石井紘基事件と同じ結末か。 国民投票法案が可決され、3年後に憲法改正の動議が出された場合、衆院法制局の試算では、1回の国民投票で総額850億円の税金が吹っ飛ぶという。投票所や開票所の設営などに493億円、投票所入場券の郵政費などに224億円、周知のための公報費に66億円……。これとは別に、システム構築に40億円かかり、その維持費にも毎年10億円かかる。そんなに税金を使って日本を戦争ができる国にする。バカバカしくて涙も出ない。 今、憲法第9条を捨て去ることは、憲法で禁じられた「集団的自衛権」を認めるということ。つまり米国の「テロとの戦い」に日本も直接軍事参加するということだ。米国も認めている「終わりのない戦い」に引きずり込まれれば、「米国の敵」のターゲットとなる。この狭い国土が戦場になるのだ。「テロとの戦い」に駆り出される自衛官は間違いなく敵を殺し、自らも殺される。それを名誉の死として靖国神社に祀ろうというのか。そんな愚かな命令を、「祖国と国民を守るために」自衛隊を志願した若者が唯々諾々と従うというのか。「米国からの独立」を目指し、軍事クーデターが起こるかもしれない。そうなれば、今度はアメリカが敵になる。「戦争ができる国」の末路はどっちに転んでも国民にとっては地獄だ。 強行採決をした同じ12日に、安倍自公政権は衆院安保委員会で米軍再編特別措置法を成立させた。米軍再編に協力する自治体にはカネをバラまき、反対する自治体には交付金を出さないというもので、基地住民のホッペタを札束で叩いて米軍再編を認めさせようとする。まるでヤクザの地上げのようなもの。憲法が改正されれば、政府のヤクザ化は完ぺきになる。 午後、雨の中、イモリの水槽を洗いに外の水道に。この頃、水槽に顔を近づけると、駆け寄ってきて水槽越しにジーッとこちらを見つめたり、ひょいと立ち上がったりする。結構癒されるものだ。 夕方、ようやく、映画「魚が出てきた日」を見る。約30年ぶり。途中から登場するキャンディス・バーゲン。彼女が後のカタストロフィの引き金になるということはすっかり忘れていた。細かなストーリーはおぼえていないものだ。 ギリシャの孤島に墜落した軍用機が積んでいた核物質を回収しようと、観光開発会社を装って島を訪れる軍関係者。非常脱出したものの、身分を明かせないため裸で逃げ回るしかない二人の飛行士。核物質の入った金属ケースを拾い、それをこじ開けようと手を尽くすヤギ飼いの夫婦。道路工事中に発見された古代ギリシャの立象がきっかけで孤島が一転して観光地化され、押し寄せる観光客。やがて、破滅が島を襲う。タイトル通り、魚が海面に浮かび上がった日……。今見ても古びないブラックコメディーの傑作だ。 夜、2時間かけてたまったチラシを整理。それにしても最近のチラシのデザインの優れていること。芝居のチラシは小さな美術品。 4月17日(火)曇り時々雨 1700、初台。「ドアーズ」隣りの珈琲店でお茶。 1830、新国立劇場中ホールで「モダン・ミリー」。 1920年代のニューヨークを舞台に、カンサスから来た田舎娘ミリーがモダンガールに変身、玉の輿に乗ろうと奮戦するブロードウエイのラブコメディー。主演のミリー役に紫吹淳。ナゾの青年に川崎麻世、ミリーが務める会社の若社長に岡幸二郎、ミリーの友人に樹里咲穂、大富豪に今陽子。それぞれツボを抑えた役どころ。しかし、一番の儲け役は安宿の女主人で、実は人身売買の親玉・前田美波里。二人の中国人を手先に使い、怪しげな雰囲気をぷんぷん漂わせ、コメディーリリーフの役目も。さすがの役作り。 コケティッシュな魅力の紫吹淳はタイトルロールに恥じない歌と演技。二幕目の急展開も見せる。演出は「モダン・ミリー」全米ツアーの演出・振付を手がけたジョーイ・マクニーリー。 幕間にD井美和子さんと立話。先日の劇的リーディング公演のことなど。制作的には不満だったが舞台成果は大いに満足。「ぜひ見て欲しかった」と。 2110終演。宣伝のAさんと少し立話してから家路に。 2230帰宅。 テレビから緊迫した声が流れている。「ずっとこのニュースだよ」と豚児。 午後8時頃、長崎の伊藤一長市長が暴力団員に銃で撃たれたという。すでに心配停止。 またか。前任の本島等市長が銃撃されてから15年。非核平和都市である長崎の伊藤市長は核廃絶問題に対し、積極的に取り組んでいたという。ハーグの司法裁判所では被爆した黒焦げの少年の遺体写真を掲げ、核兵器廃絶を訴えた。今、まさに市長選の真っ只中。 今回の銃撃は明らかに言論テロだ。 しかし、テレビマスコミは例によって、「暴力団員の個人的な怨恨」に矮小化する動きを見せている。言論へのテロではなく、「ケンカ」の類なのだと。 安倍首相の一声は「真相究明を望む」だ。テロを弾劾するのではなく、事件の真相究明をとは。事件を正面から見ることを避けている。右翼・暴力団を防護役に使った祖父と同様、闇の勢力に気をつかっているのがありありと分かる。 こんなときに政治家が言うべきことは一つ。「テロで言論を封じてはいけない」ということ。 加藤紘一氏の生家焼き討ち事件でも、自民党はなんら、犯行を弾劾する声明も出さなかった。党の幹部がテロにあったというのに。 石井紘基議員の刺殺事件の時も背後に大きな闇の勢力の動きがうわさされたが、結局、右翼の個人的怨恨による犯行とされ、あとはウヤムヤ。 石井紘基事件、今回の長崎市長事件。いくら殺人を実行しようとも、確実に殺せる確証はないのに、石井事件は心臓を一突き。今回も倒れてからとどめを刺すように撃っている。 確実な殺しだ。見せしめのように。 日本中に張り巡らされた「テロ警戒」のポスター。それをいうなら、言論テロをこそ徹底的に取り締まるべきだろう。 「家族もあるんだから、政治家は自分の言葉に気をつけないと……」 思わず漏らした家人の言葉が言論テロの本質を言い表している。 「怖いから余計なことはしゃべるな」ということだ。 「もの言えば唇寒し」の時代がやってくる。言論封殺を狙ったテロの横行。 自分はいったいいつの時代に生きているのか。 4月16日(月)雨 花粉症が出るのでまだ用心して鼻炎カプセルを服用している。 1600、早めに帰宅。 オークションで手に入れた「テレビドラマ」第2巻11号(1960年12月号)を読む。 特集は「芸術祭参加作品集U」。「20歳の独断(ドグマ)」というコラムで大山勝美(当時28歳)と共に、寺山修司がテレビドラマを語っている。寺山は25歳。ラジオドラマ「大人狩り」が革命を扇動するものとして福岡県公安委員会の事情聴取を受け、60年安保を背景にしたテレビドラマ「Q」を書いた頃。 寺山は書く。 「ぼくはこれからの演劇も、詩も、音楽もすべて行為としてとらえられるところに出発点があると思っている。ある行為として、それがコミュニケーションする側とされる側との中に一つの状況を生み出して一つの発火点を見出す。 言文一致以前の静的だった芸術、形式の所産として人生以外の自律性を持ちえていた芸術から、動的な、いま生きている人たちの内部をほとんど物理的なくらいまで明瞭に変革できる芸術へ変えてゆくことが、ぼくの創作する意味であると言っていい」 テレビについてもこう記している。 「テレビの将来を二つに分けて予測できる。まず、話し合いの道具としてのテレビであり、コミュニケーションの便利をはかる道具としてのテレビである」として、団地内の地域テレビを予見。「家庭の中に入り込んで、トイレットから”パパはこんなに元気なウンコが出たよ”といった中継をするようになったり、子犬のベスの庭の散歩を2階で病気で寝ている末っ子に見せてあげたりするものになぅていくだろう」と言う。 「いわばコミュニケーションの第一段階として、現象をそのままの形で一つのワクの中におさめてみせる、という予測である」 ビデオカメラが家庭に普及することなど考えられなかった時代にこの予見。 「もうひとつの将来は放送局なしのテレビである。 都内に十数台の中継カーを置き、一台はマージャン屋の中継をし、もう一台は深川あたりの夫婦喧嘩の中継をする。すると荻窪で火事がある……というもの。 ザ・ピーナッッツの「月影のナポリ」よりも神宮外苑で工員と女工が抱き合って星空を見上げながら歌っている「月影のナポリ」に人たちは感動するにちがいない、とぼくは思わざるをえない。 ぼくはテレビドラマに千の野心をもっているが、どれもいままでのドラマではない方法によって考えられるもので、たとえば、アニメーションと実人物のからみあいであっあり、フェテシズム的な部分アップのドラマであったり、視覚と聴覚の分離によるドラマであったり、純粋なナンセンスであったり、シェークスピアの朗読とアメリカンフットボールの同時法による展開であったりする。 そして、こう続ける。 「たとえば、こんなドラマを考えている。 主要人物は女優ひとり。あとは隠しカメラである。 女優はたとえば若尾文子さんでいい。彼女が町へ出て、いきなりソバ屋の出前を口説く。彼女の台詞は多少のアドリブをのぞいてぼくがちゃんとあらかじめ台本にしてあるものである。 しかし、ソバ屋の出前は仕事中であるにも関わらず、美女に口説かれて仰天する。 「外苑へ行こう」 と彼女は言う。出前は狂喜してついてくる。そこで、ぼくはソバ屋へ密告する。「お宅の出前がサボって外苑に行きましたよ」 主人は自転車で吹っ飛ばしてきて、いきなり出前を怒鳴りつける。 広い空の下に、生まれて初めて女性に口説かれ、主人に叱られて途方にくれている出前と、それをなぐさめている彼女。 怒る主人。音楽はバッハ。 という風に、事実の、どうなるかわからないドラマの中に、ぼくらの期待している劇的必然があるのではなかろうか。 佐々木昭一郎氏と組んだラジオドラマ「都会の二つの顔」の放送が1963年。若尾文子は宮本信子に、出前持ちは魚河岸の若者に。3年前にすでに、寺山修司の中で、「都会の二つの顔」は構想されていたのだ。 谷川俊太郎による「Q」への辛辣な批評も掲載されている。これはあとで「寺山修司断章」に収録しよう。 4月15日(日)晴れ 0900〜1200、躰道稽古。子供や学生の宙転、バク転など運身中心の稽古を見るとうらやましくなる。あと40年若ければ。 みっちり稽古で疲労困憊。1300帰宅。 1330、Sちゃん、Mちゃん、Kくんの3人が遊びに来てくれたので、みんなで華屋与平衛に行って食事。いとこの子供たち。きょうだいがいない自分にとっては、本当の甥っ子、姪っ子のようなもの。夕方まで楽しいひとときを過ごす。 4月14日(土)晴れ 1400〜1650、新宿。シアターアプルで演劇キックプロデュース「天国と地獄」。毛皮族の江本純子の作・演出。オッフェンバックのパロディー喜劇「天国と地獄」をさらにパロディーにしたもの。浮気な妻を殺した夫が、妻を取り戻しに天国に行く。2幕4場は元の構成を踏襲。 大きな劇場を持て余し気味。2幕からトップレス、ニプル姿のいつもの毛皮族スタイルに。田口トモロヲも登場し、ようやくエンジン始動。ミュージカル、レビューではあるが、やはりちょっとつらい。密室芸人が青空広場で公演しているようなもの。猥雑、混沌の毛皮族レビューにはハコが大きすぎる。時折り見せるアドリブっぽいシーンも不要。小林顕作は好演。 終演後、この公演のポスターイラストを描いた宇野亜喜良さんと立話。次の公演は串田和美氏と組むのだとか。 1800、春日駅に移動。文京シビックセンターへ。展望階のある25階で夕食。2階に移動し、文京シビックホール・小ホールで「サルメ」の「トーキョーお座敷レビュー オーダー・ザ・レインボー」。 初めて見る劇団。前身は「レビューカンパニーウズメ」。脚本担当の座長・色羽紫が、06年4月に再旗揚げしたカンパニーとか。「お座敷レビュー」の惹句にひかれて、初観劇。 出演者はほとんどが女優。ブライダルサロンを舞台に、3組の花嫁たちが陥る世にもフシギな窮地を歌とレビューで。和装・洋装の華やかなダンス。そのキッチュさに思わずクラクラ。ただし、休憩10分込みの2時間50分は長すぎる。 南北線経由で帰宅。 本屋で小嵐九八郎の「蜂起には至らず──新左翼死人列伝」(講談社文庫)。 収載された27人は、樺美智子、岸上大作、奥浩平、山崎博昭、由比忠之進、望月上史、高橋和巳、早岐やす子、向山茂徳、遠山美枝子、山田孝、奥平剛士、安田安之、川口大三郎、 森恒夫、前迫勝士、本多延嘉、斉藤和、中原一、東山薫、谷口利男、戸村一作、佐藤満夫、山岡強一、若宮正則、田宮高麿、島成郎。 「伝説にはしない」という執筆方針のため、死者に対し、鞭打つような記述も見られるが、それは仕方ないことか。 4月13日(金)晴れ 1800、下北沢。夕食はげんこつラーメン。ヴィレッジヴァンガードで手塚治虫の大判「火の鳥・望郷編」を。この大きさなら、豚児も読もうという気になるかな?と思って。手塚漫画に興味を持って欲しい。もう一冊、谷口ジローの「父の暦」。父の死の報せに、十数年ぶりに故郷に帰る主人公の、長年にわたる父との葛藤。セピア色の記憶の彼方からよみがえる父の真実。 「郷里に帰る……のではに。いつの日か郷里がそれぞれの心の中に帰ってくるのだ」 父のことを思い出し……涙。 1900、本多劇場でTEAM発砲・B−ZIN解散公演「ジューゴ」。15年の劇団歴のうち10年は見ていることになる。このところ、マンネリ気味。平野勲人、小林愛はじめ役者も舞台、マスコミで一人立ちしているし、主宰のきだつよし自身、活動のフィールドが広がっている。ここらが潮時か。最終公演は仮想空間に迷い込んだ10人の男女のアクション・コメディー。サヨナラ公演らしく役者へのオマージュ中心で舞台としてはほとんど見るべきところなし。うちやまきよつぐの劇団「冒険物語」衰退と相前後して旗揚げした「大の大人が笑って泣けるヒーローもの」劇団。客席はほぼ満席。制作のY村さんに挨拶して家路に。 4月12日(木)晴れ 1400、KAZEのS崎さん来社。5月公演の情宣。 1620、K記念病院で鍼。 1800帰宅。 衆院憲法調査特別委員会で、憲法改正手続きを定める国民投票法案の与党修正案を自民、公明両党の賛成多数で可決。憲法改正という「国家体制の変革」にも関わらず、「国民の過半数の賛成」ではなく「有効投票数の過半数」で憲法改正が決まるというペテン。国民的な議論もなく、しゃにむに憲法改正に突き進む与党・自民党と公明党の暴走にマスコミの歯止めもない。ドイツのワイマール共和国体制が崩壊し、ナチスドイツが合法的に台頭してくる歴史が日本で再び繰り返されるだろう。3年後の憲法改定、再軍備、ネオ・ファシズム。それを手をこまねいて傍観するとしたら、過去の歴史に何も学ばなかったことになる。 美輪明宏さんがスポーツ紙に知事選に皮肉をこめたコメントを。 「都民の民度のレベルが証明されたのではないでしょうか。石原さんに投票された方は、皆さん、太っ腹でいらっしゃる。この結果は『どんどん税金の無駄遣いをしてください。後は私たちがどんどん働いて貢ぎます』ということなのです。石原さんはこれまでの都政を承認されたのですから好き放題できます。これは誰が悪いわけではありません。都民が悪いのです。石原さんに何かやられても文句を言ってはいけません」 4月11日(水)晴れのち雨 0730、いつもどおりにゴミ出し起床。やや頭が重い。朝風呂に入って、頭痛薬を飲んでパソコン前でラジオドラマのダビング編集。 新聞の読者投稿欄に「石原慎太郎に一票入れたが五輪誘致は反対」との読者の声が載ったとか。だったら石原に入れなければいいわけで、五輪誘致という「公約」をどう考えて入れたのかさっぱりわからん。こんな程度の都民が石原を勝たせたわけだ。バカとしか言いようがない。 午後、娘の学費を振り込みに銀行へ。他行への振り込みだからと900円も手数料を取られる。窓口だけでなく、ネットバンキングでも何百円も手数料を取る銀行。どこに経費がかかるというのか。まるでドロボーだ。 運動不足を痛感。日曜だけでなく水曜も躰道の稽古に行きたいが、なんせ遠すぎる。 4月10日(火)晴れ 1630、上野の喫茶店でM田さんとお茶。久しぶりにあれやこれやの四方山話。 1900、銀座。「のと半島時代屋」でSMAのW辺さんと酒席。4、5年前から「一献」の約束をしていたのだが、時間を合わせてようやく実現。ほぼ同世代ということもあって、共通の話題で盛り上がる。初期の「上々颱風」の担当を5年ほどやっていたとか。前身である「紅龍とひまわりシスターズ」を見てましたよ、と言うと「そうですか、私もその時代のことは知らないんです。ひまわりシスターズのことを知ってる人と会ったのは初めてです」と。紅龍のルーツが大駱駝鑑にあったことは初めて知る。紅龍が「演劇的」なのはそのためか。 日本酒好きのW辺さんにすすめられ、全国各地の名酒をクイクイ。普段は日本酒NGだが、進むこと。 気がつくと2300。カウンターで4時間以上も話をしていたわけで、お酒を飲んでいると時間の感覚がなくなる。駅でWさんと別れて電車に乗ったとたん、一気に酔いが……。やはり日本酒は後が怖い。気分が悪く、途中下車を繰り返し、なんとか最終電車一つ前で家にたどりつく。酒で潰れてしまったのは久しぶり。 4月9日(月)晴れ 朝、電車の中で、ラジオドラマ「神部ハナと云う女の一生」を聴きながら会社へ。 時代は1960年代初期。瀬戸内海の小さな島でひっそりと暮らす老婆・ハナの元に、一人の刑事がやってくる。若い娘相手に、ハナがひそかに堕胎を行っていたという告発を受けて聴取に来たのだった。刑事とハナのやり取りから、ハナの戦中戦後が浮かび上がる。ハナは戦時中は9人の子供をもうけ、優良多子家庭として表彰されながらも、戦争と原爆ですべての子供を亡くしていた。堕胎に手を貸したのも、娘たちの難儀に見てみぬふりができないからだ。底抜けに人のいいハナ。刑事は次第にハナの人柄にひかれていく……。 戦争に振り回され、国に振り回され、9人の子供を失い、自分もまた原爆症の不安におびえながら、たくましく生きているハナ。その結末はあまりにも哀しい。 ちょうど駅に着いたときに聴き終わり、改札を抜けながら、思わず涙してしまう。 キャストは北林谷栄と藤原鎌足。 調べたら、このラジオドラマは舞台化され、民芸の定番になっている。「泰山木の木の下で」というタイトルで。北林谷栄の当たり役なのだとか。知らなかった。反骨の女優・北林谷栄の原点がここにあったのか。 石原慎太郎三選。しかも、浅野に100万票以上の差をつけての圧勝。 都民は「踏まれても踏まれてもついていきます下駄の雪」ってところか。まあ、石原にとっては都民など下駄の雪どころか、靴底の泥くらいにしか思っていないだろうが……。 それにしても、コケにされながら石原に投票し続ける人って……。 あの温厚なC・W・ニコルさんでさえ、「私の知っている限りで、石原を好きだという外国人は一人もいない」といわしめた偏狭で幼稚なナショナリスト・イシハラ。 週3日程度しか登庁しないで、仕事は側近任せ。「閉経したババアは人類の無駄」「障害者に人格ってあるのかね」など数々の確信的暴言。ベラボーな海外出張費や超豪華ディナーに消えた交際費。「余人に代えがたい才能」の四男を都の文化事業にかかわらせたり、公費で海外出張させるなど、都政の私物化。開業2年で450億円もの累積損失を計上した新銀行。都民の大半が見直しを望む五輪誘致。強引な築地市場の移転……。石原都政の問題は数え上げればキリがない。それなのに、また4年間の信託を与えた都民。バカとしか言いようがない。 おそらくイシハラを支持する連中の頭の中には「強烈なリーダーシップが取れる男」というイメージがあるのだろうけど、そんなのは幻想に過ぎない。単に威張るのが好きなだけのマッチョジジイ。どんな会社にでも声のでかい、態度のデカいオヤジがいる。周囲はうざったく思っていても口にできないコワモテ男。日常生活では、そんなヤツは敬遠されるのだが、それが、ことイシハラになるとなぜか「頼もしいリーダー」になってしまう。 イザとなれば無責任にすべてを投げ出す男。新銀行問題だって、そのうち投げ出すに違いないのに。 思えば、私が上京した30数年前は、まさに都知事選の真っ只中。常勝・美濃部氏が出馬を固辞し、石原との一騎打ちが危ぶまれた。なんとしてでも石原慎太郎にだけは都政を任せるわけにはいかない。思い切って美濃部氏宛てに手紙を出したっけ。17歳のガキが。やがて美濃部氏が翻意し、石原とのガチンコ勝負で勝利。敗戦の記者会見での石原の情けない顔ったらなかった。自分が勝っているときは、傲慢だが、いったん負けると、しおれた菜っ葉のように弱弱しい顔になる。今度の選挙前だって、傲慢隠しで選挙民に媚びるような姿勢だった。それが、勝った途端に、NHKの記者を罵倒するは、マスコミを恫喝するはのやりたい放題。もう一度、73年の都知事選の敗戦の弁の惨めったらしいイシハラの顔を見たかった。 イシハラに「強力な父権」の幻想を見る都民。ヒトラーに熱狂したドイツ国民と同じ。 国政と都政で安倍・石原というファシストがトップとは。これからの4年は国民にとって地獄になるのだけは間違いない。 4月8日(日)晴れ。夜に雨 0900〜1200、躰道稽古。3時間フルに体を動かすとさすがにバテバテ。 今日は道場の半分を「指導者講習会」で使用。 1300帰宅。家族で外食。 1900〜2000、マンション自治会の新役員引継ぎ会。広報担当。 奥田英朗「マドンナ」を読み始める。「邪魔」「最悪」「真夜中のマーチ」と、最近立て続けに読んでいるが一作ごとにタッチが変わる異才。この作家はすごい。 4月7日(土)晴れ 1400〜1735、新宿。シアターアプルで「レミゼラブ・ル」。演劇ぶっく20周年記念公演。ブルースカイの作・演出。もちろん、「レ・ミゼラブル」のパロディー。といってもただのパロディーではない。その猛毒たるやメガトン級。主人公ジャンバルジャンはロリコンの変態男。14歳の少女のスクール水着を盗んだ罪で19年間牢獄へ。出所してから、ある町の市長になるが、過去を暴かれ追放の身に。一方、町には原発が誘致され、着々と建設が進んでいる。反対派は秘密組織をつくり、町長と真っ向から対決する。しかし、町長の背後には政府が。フランス革命を原発反対に置き換え、ジャンバルジャンを変態男に。最後は闘争のシンボルに。 映像シーンでは、東電の「でんこちゃん」も放射能で毛が抜けたドクロ顔。政府軍との対決も最後は放射能漏れでバタバタと双方が死んでいく。休憩15分を挟んで3時間半。その時間が気にならないほど、すさまじいコメディー。主役はナイロン100℃の廣川三憲。いい役者だ。ほかに、いとうせいこう、猫ひろし、大堀こういち、原金太郎、新井友香、池谷のぶえ、加藤直美ら。ここまでやるか、とその勇気に敬意。パロディーだ、毒ガスだっていっても、結局は小物相手。ここまで大物を相手にするとは、ちょっとビックリ。 1900、下北沢。スズナリで風琴工房「紅の舞う丘」(詩森ろば作・演出)。昔一度見たと思うが記憶が定かでない。その劇団名からずっと敬遠していたが、オウム問題を取り上げたり、最近は「社会派」と呼ばれるらしい。今回は、化粧品会社を退社し、新たに自分の納得のいく化粧品を作ろうと起業するOLと、彼女を取り巻くスタッフの物語。 いやいや、実に達者な作品。まるでプロジェクトXを見ているように丹念な取材がうかがえる舞台。人物関係、会話もリアリティーがあり、丁寧な作品作りは「演劇」のお手本のよう。グリングにしろ、田村孝裕にしろ最近はこういった日常を描く「ネオ・リアリズム演劇」が演劇のひとつの流れになっている。これをどう見るか……。 2105終演。ポストトークはパスして家路に。来る度に変わっていく下北沢。高架化工事で駅前も様変わり。 4月6日(金)晴れ 1900、下北沢。タスキをかけたオジサンとすれ違ったので振り返るとドクター中松。お供も連れず一人で下北沢行脚か。 1930、本多劇場で劇団鳥獣戯画+81プロデュース「カリフォルニア・ドリーミン」。キャストはGIGA版と81版の日替わり。きょうはGIGA番。いつもの本多と違って高齢者が目立つ客席。 「たぬき」というあだ名の中学時代の英語教師が亡くなり、その遺言に従って、かつての教え子たちが伊豆の海に散骨するため集まる。マイクロバスをチャーターし、夜の道を駆ける同級生たち。40年という時間が過ぎ、かつての中学生も今は55歳の中年のおじさんおばさんに。義父の介護に疲れた主婦、がんの再発におびえる女性、会社経営が苦しい中小企業のオヤジ。バスの中の人間模様はさまざま。 みんなが慕う「級長」は、証券会社の重役になりながら、会社の不祥事で世間の指弾を浴びている最中。それでも、ケイタイで「必ず行くから」と律儀に電話をしてくる。 マイクロバスの中の元同級生たちの胸に去来する「たぬき」との想い出。進駐軍譲りの怪しい英語で生徒を煙に巻くたぬき。戦後のドサクサで教師になった、いってみればデモシカ教師。しかし、生徒にとっては懐かしい教師。60年代の英語のポップスを授業で教えてくれたたぬき。 現在と40年前が交差し、生徒たちのそれぞれの青春が浮かび上がる。まだ、貧しく、戦争の傷痕が家庭に蔭を落としていた時代……。 「月影のナポリ」「バケーション」「カレンダーガール」「ヘイ、ポーラ」など全部で39曲のポツプス・オンパレード。大詰めでタイトルの「カリフォルニア・ドリーミン」が流れると、もう滂沱の涙。何度見ても泣ける。 出演者の一人ユニコちゃんは知念さんの一人娘。さすが両親の血。ダンスの切れが違う。 21・35。終演後、楽屋に行く途中で、カトケン事務所の阿部さんとバッタリ。出演者の一人、照屋実はカトケン教室の卒業生。「出てるのを知らなかった」と阿部さん。道学先生公演などで独特の演技をする個性的な俳優。今回はあまり個性を発揮する場面がなかったが、これから重宝されるだろう。 楽屋で知念さんと有里子さんに挨拶。「泣きましたよ」に、「ボクもやってて泣きますから」と知念さん。二人ともまだまだ体が動く。ずっと頑張ってほしい。 4月5日(木)晴れ 1620、K記念病院で鍼。1800帰宅。 熊本市の慈恵病院が、様々な理由で子育てが出来ない親から匿名で新生児を預かる国内初の「赤ちゃんポスト」を設置。 捨て子の命を守るための緊急避難的制度、というが、どうも釈然としない。歴史的に古く、捨て子の生命や人権を守るきめ細かな制度があるドイツと比べ、日本はどうなのか。病院がすべての責任を負うことになるのか。制度化したらしたで、宗教的なバックボーンのない日本では、まるで命が「モノ」のように扱われはしないか。命を守るために命がモノ化する矛盾。ウーン……。 4月4日(水)雨 0730起床。冬に戻ったような寒さ。東京ではみぞれまじりの雨。 上田・埼玉県知事の「自衛官の人は、平和を守るために人殺しの練習をしている。警察官も、県民の生命や財産を守るために、人を痛めつける練習をする。だから我々は『偉い』と言って褒めたたえなければならない」という発言が問題になったばかりというのに、今度は愛知県の神田真秋知事が新規採用職員入庁式でこう訓示した。 「いい遺伝子、悪い遺伝子を受けることは避けられない。弱い、悪い遺伝子が表に出た方にしっかり目を向けることが大切」 障害のある人は「悪い遺伝子が出た人だ」とは……。次から次と飛び出す、エライ人たちの失言・放言。政治家は言葉が命のはずなのに、これでも「うっかり出た言葉」だと擁護する人がいるだろうと思うと暗澹たる気持ちになる。 4月3日(火)雨 1930、新宿御苑。サンモールスタジオで三田村組「猿股のゆくえ」。今売り出し中の田村孝裕の作・演出。角野卓造、外波山文明、水谷龍二ら、客席は「業界人」多数。 がんで余命半年の妻(岡本麗)、彼女を看取る夫(三田村周三)、4人の子供たち(古屋治男、朝倉伸二、冨田直美、久下恵美)。四十九日の法事から最後の日々が回想される。不倫相手との結婚を決意し、母に紹介するため家に連れてくる長女。その男(中村方隆)は父親よりも年上。で、ひと悶着。兄弟姉妹間のささやかな葛藤も組み込み、絶妙な人間ドラマに。 真ん中にちゃぶ台、タンスの上に小さな仏壇。上手が台所。 妻の残した手紙の中身。岡本麗と三田村の病室での会話がしみじみと胸を打つ。所々、雑な点もあるが、全体に手堅い演出。蓬莱竜太、田村孝裕ーー若い「新・新劇」作家たち。老成するにはまだ早いという気がしないでもないが。 2125終演。「1時間半の芝居の予定が2時間に延びてしまった」とのこと。 2300帰宅。 4月2日(月)晴れ 1630、四谷三丁目。J・C事務所でN島淳彦氏と。K谷氏も同席。作品同様、飄々としたN島氏。1時間のおしゃべり。 1930帰宅。 30日、文部科学省が発表した教科書検定で、「太平洋戦争末期の沖縄戦の際、日本軍による強制で住民 が集団自決したとする記述すべてに検定意見が付き、各教科書会社は「日本軍により」という部分を削ったり、「自決した住民もいた」という表現などに修正したりした」という。 沖縄戦における沖縄の人たちの「集団自決」が、日本軍による命令によって行なわれたというのはまぎれもない歴史的事実。それを歪曲する文部科学省。ここまで日本の右傾化は進んでしまったのか。 首相が復古右翼なら都知事も輪をかけたファシスト。こうなれば何も怖いものはない。アジア諸国が批判しようがどこ吹く風。アメリカの批判だって涼しい顔で受け流し。居直った右翼ほど恐ろしいものはない。しかし、行き過ぎた右傾化はアメリカだって困るはず。このまま手をこまねいているはずはない。世界を敵に回して再び第二次大戦の再現か……。 4月1日(日)晴れ 2週間ぶりの躰道稽古。「今日は終わった後、ミーティング兼花見会をやります。ぜひご参加を」とI内先生。知らなかった。予定はないから、まあいいか……。 基本技から始まり、延命の法形のてほどきを。H崎先生とは軽く実戦。3分でヘトヘト。さすがに実戦は体力の消耗度が違う。 1200稽古終了。すぐにクルマで近くの河川敷に移動。 桜の名所ということで、大勢の花見客。Nさんが朝5時に席を確保し、人数の割には広大な宴席。周囲は酒盛りでどんちゃん騒ぎ。その中で、Y先生は、人数が揃うまで真面目にミーティング。テーマは夏の合宿。武道やってるだけあって真面目。 しばらくして、後続の人たちも合流。ようやく乾杯。13人。シートは半分余っているので、「ギャラリーがいるんだから、ここで躰道の宣伝しようじゃないか」とY先生。「やめましょうよ。恥ずかしい」と言ってたM先生も根負けし、演武第一号に。K先生などは道着に着替えて本格的。青空、桜の下での演武合戦。まるで大学のサークルのノリ? もっとも、Nさんの仲間の隣りのシートの花見客には受けていたが、ほとんどは関心なさそうで……。 1600、ピーカン照りの空も、次第に黒い雲が立ち込め、雨模様。シートを片付け、解散。Y先生の家まで歩き、そこから奥さんにクルマで駅まで送ってもらう。 1800帰宅。風呂に入って着替え。1900からマンション自治会の会合。急いで仕度をして会議棟に行くと真っ暗。なんと、会合は来週。ああ、勘違い。 部屋に戻ると一気に酔いが……。 1930、そのままベッドに。稽古で疲れ、花見で疲れ、一日の疲れがどっと出て……。 |