関係者各位
                                2003.2.26


          WORLD PEACE NOW 3.8
          〜もう戦争はいらない〜
  2003年3月8日(土) 日比谷公園 野外大音楽堂にて 
  ピースラリー・ピースパレード へのご賛同・ご参加のご案内

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世界中の良心が大きな疑問と反対の声をあげるなか、アメリカ政府によるイラク攻撃の準備は刻々と進んでいます。小泉政権はすでにイージス艦派遣という形での後方支援を表明してきましたが、2月18日の安保理主催の公開討論会では米英への支持を鮮明に示し、武力行使のための新たな安保理決議の採択を強く主張しました。

「フセイン政権下での人権侵害を憂慮し、その独裁政権に問題があることを認めたとしても、攻撃で傷つくのは、まさにその独裁政権で苦しんでいる市民であり、米政府の独断による武力行使を認めることはできない。米政府は国連憲章を守るべき」
「査察を継続することで問題解決の道を探るべきであり、戦争では真の解決はない」
という声は世界各地で大規模なデモンストレーションとしてわき上がっており、2月15日は、ロンドン、ローマでそれぞれ150万人、スペインで300万人など南極、そしてイラクを含めた世界600都市1000万人以上に及ぶアクションが行 われました。


日本でも世界一斉アクションデーの1月18日、日比谷公園での「"WORLD PEACE NOW"1.18〜もう戦争はいらない〜」には約7,000人が集まり、全国でも27都市でアクションが行われ国内外のメディアに報道されたのに続き、2月15日には、渋谷での約5,000人のデモを始め、各地でのアクションが、2月19日にも日比谷で約5,000人のデモが行われました。


そして、次回の"WORLD PEACE NOW"は賛同点として、"日本政府によるイラク攻撃への非協力"を追加し、1万人を超える大規模なピース・イベントを3月8日に行います。


いま米国の先制攻撃を許したら、朝鮮半島でも米軍による先制攻撃がありうると北朝鮮政府が考えるのは当然でしょう。それは日本を含む極東アジアの緊張を極度に激化させ、戦争を誘発しかねません。日本をそのような危険に陥れる戦争に日本政府が協力するのは、はたして本当に日本やアジアそして世界の平和のためなのでしょうか。その点から考えても、私たちは日本政府による攻撃への協力に大きな疑問を感じざるを得ません。


そしてなにより、戦争は最大の環境破壊であり、人権侵害であり、これまで世界の人々が積み上げてきた平和への努力を無駄にします。

戦争や、それに伴う環境破壊や経済・社会の崩壊でもっとも苦しむのは、いつも罪のない普通の人々、特に子どもや女性、お年寄り、障がい者、マイノリティ、失業者などです。3月8日は国際女性デーでもあります。わたしたちはすべての命が等しく大切にされる平和な共生社会を選択し続けたいと思います。

この戦争を止められるかどうかは、今後の世界の民主主義のあり方に関わる重大な分岐点でもあります。みなさん、私たちの声を日本政府とそして世界に届けませんか。


◆場所:日比谷公園内 日比谷野外大音楽堂
     [入場無料・雨天決行]
 時間: 13時 オープン
     14時 ラリー(集会)スタート
     15時30分 パレードスタート〜銀座コースへ

*当日のスケジュールは変更になる可能性があります。
 事前にホームページ(http://www.WorldPeaceNow.jp/)
 にてご確認下さいますよう、よろしくお願い致します。


「戦争への動きを無視することはできない」と思う人々が一人でも多く参加できるよう、野外音楽堂で集会を行い、その後、銀座にてパレードを行います。

そして今回は多種多様な表現を同時多発的に行うことで、より多くの人々にアピールし、それぞれのオリジナリティーを発揮できるように、「玄関開けたらピースウォーク」として、日比谷でのアクションのみにとどまらない、参加するみなさんそれぞれのアクションを呼びかけ、サポートします。


このアクションをより多くの人に知ってもらい、参加してもらうことで起こる前に止めると同時に、今後いっさいの戦争を必要としない社会を創る大きな力となるよう、みなさまにご賛同・ご参加のお願いのメールを差し上げます。


なお、この「3.8」企画は33団体を超える日本のNGOが中心となって呼びかけています。
ウェブサイト・口コミなどで広がったネットワークの輪は現在も拡大し続けています。
http://www.WorldPeaceNow.jp/


●ご賛同のポイントは4つです。
◇もう戦争はいらない。
 (これは一切の戦争を必要としない経済、ライフスタイルも含みます)
◇イラク攻撃に反対。
 (人権面からNO !、環境面からNO ! など理由は問いません)
◇日本政府による、イラク攻撃への協力に反対。
 (日本は査察継続に協力すべき。また被爆国として全世界の大量破壊兵器廃止を求 める、
  関係国の平和的解決の調整をするなど、戦争によらない問題解決をすすめる行動 を!)
◇非暴力行動として行う。
 (ノンバイオレンスでハッピーなアクションを大切にします)

ジャンルを越えて一緒にアクションすることで新たな交流が生まれること、つながったネットワークからより大きなアクション(持続可能でハッピーなオルタナティブへの具体的活動など)が生まれていくことを願っています。


●お願いいたしたいことは次の3つです。(どれかひとつでも助かります!)
◇賛同団体・個人になっていただく。
 (さまざまな方が賛同くださることで、より一般層に訴え、さらに賛同、 参加者が増えます)
◇当日、参加をいただく!!!!!目指せ10万人 (パレード、集会を行います。当日ボランティアも募集してい ます。)
◇より多くの人への告知に協力いただく。(メール・FAXなどによるリリース、チラシを 置いていただく、どんどん貼っていただく など)

・ボランティア希望の方は worldpeace@give-peace-a-chance.jpに、 ご連絡ください。いろいろありますので一緒に創りましょう。


みなさまのご協力を心よりお願いします。


◆[呼びかけ団体] (アイウエオ順)
●アジア太平洋資料センター(PARC)
●アジア太平洋平和フォーラム(APPF)
●アジア平和連合(APA)日本準備会
●ATTAC Japan
●アムネスティ・インターナショナル日本
●NGO非戦ネット
●Webサイト「反戦・平和アクション」編集委員会
●ウリパラム
●オックスファム・インターナショナル 日本
●基地はいらない女たちの全国ネ ットワーク
●グリーンピース・ジャパン
●グローバルピースキャンペーン
●原子力資料情報室
●憲法を生かす会
●市民の意見30の会・東京
●戦争反対・有事法案を廃案へ!市民緊急行動 
●STOP!改憲・市民ネットワーク/
●すべての武器を楽器に・ピースメーカーズネ ットワーク
●戦争協力を拒否し、有事立法に反対する全国FAX通信 
●戦争と女性への暴力日本ネットワーク(VAWW-NETジャパン)
●CHANCE! pono2
●ネットワーク『地球村』
●ナマケモノ倶楽部
●日本消費者連盟
●NO!有事立法 バークレーに続こう ピース・アクション
●NO!レイプNO!ベース女たちの会
●ピースアクション21
●ピースボート
●ふぇみん婦人民主クラブ
●フォーラム平和・人権・環境
●平和を実現するキリスト者ネット
●平和をつくり出す宗教者ネット
●平和と民主主義をめざす全国交歓会
●平和のリボン行動・藤沢
●許すな!憲法改悪・市民連絡会
●LOFT PROJECT


◎当アクションは、特定の政党・宗教・市民団体の枠を超越したネットワーク型非暴力アクションです。

◎賛同の申し込みは、worldpeace@give-peace-a-chance.jp  まで。

◎賛同カンパ(1口1000円 有志)は
  郵便振替口座は00110-6-610773
  口座名「1.18集会」までお願いいたします。

◆お問い合わせ先
  worldpeace@give-peace-a-chance.jp

(電話連絡先)アジア太平洋平和フォーラム(APPF)
03(3409)5555/CHANCE!pono2 090(3812)3777/日本消費者連盟 
03(3711)7766/ピースボート 03(3363)8047/平和をつくり出す宗教者ネット 
03(3461)9363/許すな!憲法改悪・市民連絡会 03(3221)4668

◆詳細および最新情報
http://www.WorldPeaceNow.jp/


◆◆付記◆◆

●「石油を巡る戦争」を止めるために。

<再生可能エネルギー・環境問題に取り組んでいるみなさまへ>

今回の戦争の背景にはイラクの石油利権の奪い合いがあると目されています。ブッシュ政権は気候変動の危機や天然資源の枯渇問題を度外視して、今後も世界一の化石燃料消費を続けようとしています。そうした行動に私たちが追随するのはもはや愚かな行為としか言いようがありません。
背景に「石油利権」がある以上、「戦争反対!」を唱えるだけでは不十分です。現在の石油依存型のライフスタイルから私たち自身が脱却してゆく道を見極め、行動していかなくてはなりません。再生可能エネルギーや環境問題に取り組んでいるみなさま、ぜひとも持続可能なエネルギーへの転換が可能であることをアピールしていただけないでしょうか。石油を奪い合う戦争などしなくても私たちは生きていけるということをより多くの人に伝え、その実現への大きな一歩を作り出しませんか。


●私たちのお金が戦争につぎ込まれないようにするために。

<地域通貨・エコマネーや金融問題に取り組んでいるみなさまへ>


私たちの暮らしが年々厳しくなる一方、懸命に働いて得た私たちのお金が軍需産業、戦争につぎ込まれています。日本がアメリカ国債を買い、ブッシュ政権の戦争を支えているのが現在の実情です。私たちのお金が人殺しに使われるなど言語道断ですが、その仕組みを絶たない限り、戦争資金への援助をそのままにしながら「戦争のない世界」を願うという、矛盾した構造に翻弄され続けることになります。お金のあり方、使い道に取り組んでいるみなさま、地域が貧しくなり、そして戦争が起こされるお金の流れについてアピールしていただけないでしょうか。お金の預け方と使い道を変えることで私たちは真に平和な世界に近づけるはずです。


●これ以上の怒りと恨みの連鎖を断ち切るために。

<人権問題・人道支援に取り組んでいるみなさま>


最も人権を踏みにじる戦争。イラクでは10年前の湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾の放射能による被害が数多く報告されており、汚染された土壌や水を通しての被爆者はこの先も増えつづけるといわれています。長引く経済制裁によって慢性的な物資不足に苦しむ市民の中には本来なら治療できるような病気でも栄養失調や医薬品の不足によって命を落としていくといいます。このうえ、さらに武力攻撃が開始されれば再び劣化ウラン弾が使われるだけでなく、あたかも最新兵器の実験場と化した戦争が繰り広げられることになり、そこで犠牲になるのはまたもや子どもたち、女性、お年寄りといった普通の市民たちです。そのような攻撃に正義などというものがありえるでしょうか。
そこには根深い差別があるのではないでしょうか。
富める者、権力のある者がその利潤を追求するために、他の人間の人権や命までも惜しげもなく切り捨てる身勝手さがこの世界には横行しています。日本の首脳たちは自分にもそうした差別が向けられていることから目を背けるように、ブッシュ政権の後を追い、その一方で弱い者を虐げる政策を取り続けています。人権問題に取り組んでいるみなさま、世界の人々が互いを尊敬しあい、信頼関係を築くことで人間らしい暮らしと平和な社会を実現するために、多様な文化への尊重と視点をアピールしていただけないでしょうか。


●これまでNGOの活動は、政治的立場を超えて社会貢献を行う、というスタンスをつらぬくことで、その活動の独自性と柔軟な対応力を生み出してきました。しかし、その活動の基本である社会貢献と矛盾するような政策が行われていたり、またはその恐れのある場合、それに対して毅然とした発言を表明してゆくのもこれからのNGOに求められる社会的立場であると私たちは考えます。