タイトル | 作者 | 演出 | 出演 | 放送日 |
グスコーブドリの伝説 | 宮澤賢治 | 桜井英一、斎藤隆 | 1973.01.05 | |
蝶の伝説 | 下条正巳、串田和美、山本安英 | 1973.01.12 | ||
黙示録 | 寺山修司 | 林隆三、佐藤耀子 | 1973.01.19 | |
つげかいどう・よしはるむら・あざ…… | 遠藤啄郎 | 1973.01.26 | ||
一かけニかけ橋かけて | 楠年明、此島愛子 | 1973.02.02 | ||
ふるさとの海の景色は…… | 山田昌、清水清 | 1973.02.09 | ||
三度目のその日 | 三谷昇、梶哲也、筧豊子 | 1973.02.16 | ||
生きてこまそ | 蓬莱泰三 | 吉川雅恵、津島道子 | 1973.02.23 | |
ラフカヂオ・ヘルンの日本 | 水尾比呂志 | 滝沢修、林美智子 | 1973.03.02 | |
死児は方言で帰る | 坂部文昭、高井章子 | 1973.03.09 | ||
夕陽が海に沈むとき | 森雅之、緑魔子 | 1973.03.16 | ||
生きていたジェームス・ディーン | 春日井健 | 鬼頭昭夫、山田昌、舟木淳 | 1973.03.23 | |
窓 | 川崎洋 | 大森義夫、北川湛子、花田信、原庄ニ | 1973.03.30 | |
不思議な日曜日 | 河野多恵子 | 小山田宗徳、川口敦子 | 1973.04.06 | |
夫婦 | 真船豊 | 下条正巳、小夜福子、元木房子 | 1973.04.13 | |
地下街幻想 | 遠藤啄郎 | 松本典子、東恵美子、坂本長利 | 1973.04.20 | |
ひとりぼっちの影が | 岡本克己 | 藤尾年樹、武笠栄久 | 1973.04.27 | |
ほほえみの意味するもの | ミヒャエル・トマス | 長嶺和子 | 1973.05.04 | |
街 | 石山透 | 溝田繁、千葉保、堀内一市、松岡与志雄 | 1973.05.11 | |
心やさしいあなた | 岩間芳樹 | 高木均、鳳八千代 | 1973.05.18 | |
行旅死亡人 | 大石章 | 井上昭文、坂内弘治 | 1973.05.25 | |
音にも光がある | 高垣葵 | 大江夏夫 | 1973.06.01 | |
ギアマンのオルゴール | 唐十郎 | 前田清子 | 1973.06.08 | |
セカンドランナーをサードで制止めた男 | 端田宏三 | 1973.06.15 | ||
旅に病んで | 安永稔和 | 鈴木智、岡村清太郎、下元勉、大塚国夫 | 1973.06.22 | |
もやい舟 | 標冴子 | 友部光子、寺島三恵、安東千恵夫 | 1973.06.30 | |
小さな四角い地球 | 川崎洋 | 園田裕久 | 1973.07.06 | |
遠い海の声 | 石堂淑朗 | 垂水悟郎、奈良岡朋子 | 1973.07.13 | |
ふたりからゆき | 原)山崎豊子 | 田中千禾夫 | 鈴木光枝、柳川由起子 | 1973.07.20 |
敦煌 | 原)井上靖 | 須藤出穂 | 日下武史、松宮五郎、池田忠夫 | 1973.07.27 |
昔、こどもだったあなたに | 矢代静一 | 小山田宗徳 | 1973.08.03 | |
あだしの | 小池朝雄、市原悦子 | 1973.08.10 | ||
アグアドの首 | 塚本信夫 | 1973.08.17 | ||
われらの時代 | 小松左京 | 岸宏子 | 若杉浩平、新間正次 | 1973.08.24 |
病院のある風景 | 坂本長利 | 1973.08.31 | ||
身の上相談 | 戸板康ニ | 北島マヤ、石川博、西山辰夫 | 1973.09.06 | |
木に登る少女 | 野呂邦暢 | 田方美代子、軽部仁 | 1973.09.13 | |
わたしのマクベス | 岩崎加根子、石橋蓮司 | 1973.09.20 | ||
どこへ行こうか | 鶉野昭彦 | 蟹江敬三、条文子、柳有 | 1973.09.27 | |
胃袋の中の青春 | 福田紀一 | 名古屋章、小林昭二 | 1973.10.05 | |
日傘と剃刀 | 白石加代子 | 1973.10.12 | ||
心やさしいあなた | 岩間芳樹 | 高木均、鳳八千代 | 1973.10.19 | |
旅に病んで | 安水稔和 | 鈴木智、岡村清太郎 | 1973.10.26 | |
鉄の伝説 | 宮本研 | 千葉守 | 森塚敏、左時枝、朝比奈尚行 | 1973.11.02 |
わたしのマクベス | 福田善之 | 岩崎加根子、石橋蓮司 | 1973.11.09 | |
行く雁の如くに | 加藤道子、相吉賢一 | 1973.11.16 | ||
青きニルバーナ | 荒巻義雄 | 丸谷小一郎 | 1973.11.23 | |
白虎闇変化 | 赤江瀑 | 室積馨、上田修、谷信子 | 1973.11.30 | |
もう一つの影 | 西島大 | 渡田成子、端田宏三 | 1973.12.07 | |
青きニルバーナ | 荒巻義雄 | 丸谷小一郎、北島マヤ | 1973.12.14 | |
旅に病んで | 下元勉、鈴木智、大塚国夫 | 1973.12.21 | ||
日傘と剃刀 | 能勢紘也 | 白石加代子 | 1973.12.28 |
作品解説 |
つげかいどう・よしはるむら・あざ…… |
漫画家つげ義春の作品をもとに、人の心の奥底にひそむ不安や願望をステレオで幻想的に。
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ふるさとの海の景色は…… |
ふるさとを愛し続けた男と、ふるさとを持たない妻。奥能登を舞台に人にとってふるさととは何かを問う。
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三度目のその日 |
ふだん、なにげなく暮らしている生活の中に潜む恐怖を、スリラーふうに。
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生きてこまそ |
老人たちの、現代への鋭い批判をベースに、前半は老人のみじめさを、後半は老人パワーによって起こるある混乱を。
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ラフカヂオ・ヘルンの日本 |
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と妻・節子の不思議な結びつき。 |
夕陽が海に沈むとき |
20年間、孤島でただ一人、自給自足し、世を捨てた老人が、自分の捨ててきたものに対する妄執に責められる。 |
生きていたジェームス・ディーン |
ジェームス・ディーンをよみがえらせ、彼の生きた時代と今日の時代の推移を風刺を交えて描く。 |
窓 |
昔、だれもが感じていた青空のさわやかさを、人の心のうるおいとして展開していく。 |
不思議な日曜日 |
河野多恵子の初ラジオドラマ。夫婦の機微をしゃれた会話で。 |
夫婦 |
入院から手術までの老夫婦のいたわりあい、励ましあう姿。手術を待つ老女の心境。 |
地下街幻想 |
荒涼とした東京の風景の中で、親と子の心の結びつきがどんなふうにゆがめられているかを幻想的に描く。 |
ひとりぼっちの影が |
若者たちの内部の社会。 |
街 |
高速道路を利用して通勤する中年サラリーマンの夢と現実をSFタッチで。 |
心やさしいあなた |
ある日、突然狂的な不思議な出来事に襲われた心やさしい夫婦の恐怖と孤独。 |
行旅死亡人 |
人間の無責任さ、無関心さをある地方市役所で起こった出来事を通して追及する。 |
音にも光がある |
生まれつき目の不自由な少年が挫折を繰り返しながら、やがてラジオドラマ作家を目指す姿を。 |
ギアマンのオルゴール |
状況劇場の唐十郎初の書き下ろしラジオドラマ。ロマンと幻想、主題歌も唐が歌った |
旅に病んで |
漂泊の俳人・芭蕉が実人生と芸術の両面で安住することを徹底して避けた孤独な姿を浮き彫りにする。元禄40年10月、芭蕉は旅の途中、三河の国鳳来寺のふもとで持病に伏し、弟子や門人らが師の身を案じて集まる。芸術際賞受賞作。 |
もやい舟 |
腹違いの姉妹の目を通してみる父母と、父の愛人の三角関係を、琵琶湖畔に浮かぶ「もやい舟」になぞらえて描く。 |
遠い海の声 |
故郷を捨て、都会でがむしゃらに働いてきた男の帰郷体験を通して中年夫婦の微妙な心の揺れを描く。 |
ふたりからゆき |
「サンダカン八番娼館」から。 |
敦煌 |
「敦煌」の世界をステレオで壮大に描く |
アグアドの首 |
日本古来の死の世界観に含まれない事故死という死の意味をドキュメンタリー風ドラマに中に描き出す。 |
われらの時代 |
ある男の体の中にもう一人の他人が入りこんだことから起こるコメディー。 |
身の上相談 |
結婚をひかえた一人娘の揺れ動く心理。 |
木に登る少女 |
有明海に臨むある工業都市。ひとりの純真な少女の心を通して、汚れた海に寄せる人々のせつないまでの感情を抒情的に描く。 |
わたしのマクベス |
戦後の焼跡・闇市時代、野心、成功、自滅の道をたどった青年とたくましく生きる女の出会いをシェークスピアのマクベスを下敷きに |
どこへ行こうか |
都会で生きることにくたびれ挫折した二人の若者の会話を童話ふうに。 |
胃袋の中の青春 |
戦後の復興と繁栄を支えてきた昭和一桁世代の過ぎし青春と現在の心境。 |
日傘と剃刀 |
明治以降、日本の近代化は庶民に本当の幸福をもたらしたか。明治,大正、昭和にわたる女床屋の泣き笑い人生。芸術祭賞受賞。 |
心やさしいあなた |
ある日突然不思議な出来事に襲われた中年サラリーマンの恐怖と孤独 |
鉄の伝説 |
蒸気機関車の引退を時代の転換期の象徴的な出来事としてとらえ、SLの音を主役に、新しく訪れる時代への予感を描く |
青きニルバーナ |
人間心理の深層に潜むさまざまな欲望と自然を巧みに対比させた幻想劇。ニルバーナとは梵語で涅槃の意味。脳腫瘍の手術を受けた若い建築家・加山実の頭に突然、彼の分身・アンアンの声が響く。 |
白虎闇変化 |
山口県萩市の新進陶芸家・井村一将は茶碗も満足に焼けない下働きの老人・代蔵の眼力の鋭さに驚き、素性を疑う。書き下ろし作。 |