妻の橋 | 三浦哲郎、伊藤海彦 | 湯浅実、谷口香 | 1973.01.06 |
雪 | 河野多恵子 | 市原悦子、塚本信夫 | 1973.01.13 |
雪の巣 | 原田康子・ | 宇佐美典子、関口正幸 | 1973.01.20 |
年々歳々 | 阿川弘之、たなべまもる脚色 | 室積馨、白井正明 | 1973.01.27 |
青玉獅子香炉 | 陳舜臣、脚)鴇田忠元 | 寺下貞信、朝永桐子 | 1973.02.03 |
笹まくら | 丸谷才一 | 日下武史、桜田千枝子 | 1973.02.10 |
海岸公園 | 山川方夫 | 橋爪功、南風洋子 | 1973.02.17 |
幻化 | 原)梅崎春生、脚)中井多津夫 | 佐藤慶、楠侑子、蔦森皓佑 | 1973.02.24 |
さよなら、怪傑黒頭巾 | 原)庄司薫、脚)中川忠彦 | 大江夏夫、植田譲 | 1973.03.03 |
飢える故郷 | 井上光晴、 | 田畑猛雄、島村昌子 | 1973.03.10 |
試みの岸 | 原)小川国夫、脚)石山透 | 二瓶鮫一、田中筆子 | 1973.03.17 |
おだやかな部屋 | 原)瀬戸内晴美、脚)福富奈津子 | 山田昌、岡部雅郎 | 1973.03.24 |
忘却の河 | 福永武彦 | 倉野章子、岡田英次、矢吹寿子 | 1973.03.31 |
鳥辺山のからす | 今昔物語より。脚)岸宏子 | 桑山正一 | 1973.04.07 |
加賀見山 | 原)鶴屋南北。脚)鈴木忠志 | 市原悦子、白石加代子、江角英明、深尾誼 | 1973.04.14 |
二世の縁 | 真咲美岐、結城美栄子、北城真紀子 | 1973.04.21 | |
くもの通い路 | 藤原道綱母「蜻蛉日記」より | 三田和代、岩下浩、水島弘、神保共子 | 1973.04.28 |
二人で狂う | 原)イヨネスコ | 名古屋章、文野朋子 | 1973.05.05 |
ラ・ムジカ | 原)マルグリット・デュラス、脚)森崎和江 | 新玉三千代、鈴木瑞穂、堀越節子 | 1973.05.12 |
ポリス | 牧口元美、新克利、名古屋章、浜田すみ子 | 1973.05.19 | |
コレクション | ハロルド・ピンター、脚)荒川哲生 | 田中明夫、岸田今日子、西本裕行 | 1973.05.26 |
河童曼荼羅 | 火野葦平 | 巌金四郎、花田信 | 1973.06.02 |
旅の重さ | 素九鬼子 | 任啓子、長田重子、黒野信男 | 1973.06.09 |
山椒魚 | 井伏鱒二 | 上田修、谷信子、(語り手)臼井正明 | 1973.06.16 |
四つのいのち | 原)木野工、脚)寺田京子 | 倉野章子。林昭夫、丸谷小一郎 | 1973.06.23 |
津軽世去れ節 | 小野泰二郎、軽部博。語り)坂本益夫 | 1973.06.30 | |
冷たい方程式 | 原)トム・ゴドウィン、脚)川崎洋、演)角岡正美 | 若杉浩平、冨田悦子、新間正次 | 1973.07.07 |
幻想の未来 | 原)筒井康隆、脚)山元清多、演)和田智允 | 梅野泰靖、三宅康夫、伊藤牧子 | 1973.07.14 |
結晶世界 | 原)J・G・バラード、脚)能勢紘也、演)伊神幹 | 森幹太、草間靖子、櫻片達雄、小林昭二 | 1973.07.28 |
マイナス・ゼロ | 原)広瀬正、脚)西沢実、演)三浦達雄 | 小林昭二、加藤道子、宮田圭子 | 1973.08.04 |
海辺の光景 | 原)安岡章太郎、脚)茂木草介 | 山崎努、中畑道子、菅井一郎、初井言榮 | 1973.08.18 |
アメリカひじき | 原)野坂昭如、脚)能勢紘也 | 端田宏三、島村昌子、パルバス | 1973.08.25 |
黒い蝙蝠傘 | 下条正巳、久米明、杉山佳寿子、小室等 | 1073.09.08 | |
わがキディ・ランド | 原)三木卓、 | 清水紘治、玉川砂記子 | 1973.09.15 |
炎える母 | 宗左近 | 鈴木瑞穂、新村礼子 | 1973.09.22 |
透視図法―夏のための | 大岡信 | 岸田今日子、若山弦蔵 | 1973.09.29 |
背教者ユリアヌス(前編) | 原)辻邦生、脚)矢代静一 | 加藤剛、新玉三千代 | 1973.10.06 |
背教者ユリアヌス(後編) | 原)辻邦生、脚)矢代静一 | 加藤剛、新玉三千代 | 1973.10.13 |
背教者ユリアヌス(後編) | 原)辻邦生、脚)矢代静一 | 加藤剛、新玉三千代 | 1973.10.20 |
風のかたみ(前編) | 原)福永武彦、客)伊藤海彦 | 橋爪功、三好美智子、茂山千五郎 | 1973.10.27 |
風のかたみ(後編) | 原)福永武彦、客)伊藤海彦 | 橋爪功、三好美智子、茂山千五郎 | 1973.11.03 |
富士(前編) | 清水紘治 | 1973.11.10 | |
富士(後編) | 下条正巳、松本典子 | 1973.11.17 | |
海鳴りの底から (前編) |
若杉浩平、天野有恒 | 1973.11.24 | |
海鳴りの底から (後編) |
1973.12.01 | ||
動物園物語 | すまけい、坂本長利 | 1973.12.08 | |
冬眠ざんまい | 市原悦子、二瓶鮫一 | 1973.12.15 | |
塔 | 柴田洸彦、松本典子、今福正雄 | 1973.12.22 | |
マッチ売りの少女 | 楠侑子、塚本一郎 | 1973.12.29 |
雪 |
自分自身への不確かさ、不安感に悩まされる女の、結婚に踏み切れない日常とその秘密。
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年々歳々 |
昭和20年暮れ、25歳の加川道雄は郷里広島へ向う復員列車に乗っていた。彼は上海で終戦を迎え、抑留生活の間に広島が原始爆弾でやられ、7年間、草木もはえないと聞かされていた…。
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青玉獅子香炉 |
中国・清王朝の末期、動乱の時代が背景。玉づくりの一職人が名品の贋物を彫ったために数奇な運命に弄ばれる経緯を、師匠の娘との恋を織り込み、年代記ふうに描く。
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笹まくら |
現代の不安を、戦争中、徴兵忌避者であった男の過去と現在を織り交ぜて描く。
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幻化 |
梅崎春生の最後の作品をドラマ化。戦後の歴史の中で、自己を見失いそうになった中年男が、青春の跡を訪ね回ることによって生きる支点を求めようとする。
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さよなら、怪傑黒頭巾 |
複雑化した現代社会で、夢を持って生きることの困難さと、夢を抱くと同時に挫折を予想せざるをえない若者の姿。
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試みの岸 |
昭和15年、遠州灘に面した港を舞台に山村出身の若い馬方の、夢から挫折への運命的な苦しみを描く。
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おだやかな部屋 |
ひそやかな性の光の中で、一人暮らしの中年女性の心理を夢と現実が交錯する空間の中に浮き彫りにする。
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忘却の河 |
ある中年男の愛の苦悩。
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鳥辺山のからす |
今昔物語を素材に定説がないままになっている作者を複数の僧と想定作者探しの興味を織り込みながら、多彩な平安時代の庶民の生活模様を、末法の世相を背景に展開する。
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加賀見山 |
鶴屋南北の狂言「隅田川花御所染」から「加賀見山」を中心に。
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くもの通い路 |
才色兼備の藤原倫寧のむすめ顕子。夫への愛情と、嫉妬に苦しむ内面を告白する大胆な心情吐露。
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ラ・ムジカ |
離婚する夫婦の最後の会話で描く抒情的心理劇。
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コレクション |
ロンドン市内のある屋敷とマンションを舞台に、2組の夫婦の奇妙な交流を通して、言葉と現実のちぐはぐな対応関係をしゃれた会話で描く。
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河童曼荼羅 |
「新月」「胡瓜と恋」「皿」の3編をオムニバスで描く。実直で愚か、それでいて妙に物悲しい河童の世界を越前琵琶を交えた音楽にのせてつづる。
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旅の重さ |
家出した16歳の少女が四国の自然の中で感じる孤独、村人や旅芸人とのふれあいで知る愛を通して成長していく。
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山椒魚 |
成長しすぎて岩穴から出られなくなったサンショウウオの見る外界を哲学的に考察。
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四つのいのち |
戦時中、北大で起こったモスクワ大学紀要事件をきっかけに、官憲に弾圧され死んでいった学生たちの精一杯の抵抗を描く。
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津軽世去れ節 |
明治末から昭和初期にかけて青森・北海道の人々うを熱狂させた民謡歌手・黒川桃太郎,通称嘉瀬。1枚のレコードも残さず、44才で放浪の末に死んだこの歌手の一代記をドキュメンタリーふうに。
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冷たい方程式 |
厳しい科学の世界と人間の情の間で悩む宇宙船パイロットの姿。
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幻想の未来 |
創世記の裏返しという皮肉な構成をたどりながら地球の終末へと進んでいく「反未来劇」。
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結晶世界 |
森も木も鳥も人も、すべてが結晶化していく。そのままの形でサファイヤやルビーに……。
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マイナス・ゼロ |
タイムマシンで過去に戻った男が機械の操作を間違え。何℃も同じ人生を繰り返す。
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海辺の光景 |
1960年度芸術選奨、野間文芸賞受賞作。
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アメリカひじき |
1967年度直木賞受賞作。中年世代の戦後意識を笑いとペーソスで描く。1972年7月の再放送。
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わがキディ・ランド |
第一回高見順賞受賞作。三歳の娘をもつ父の過去,現在、未来を幻想的に。
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炎える母 |
第6回歴程賞受賞作。1945年5月25日、東京大空襲の夜、焼夷弾の炎に焼かれて死んだ母、燃えた母をそばにいながらどうすることもできなかった自分をせめる男。
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透視図法―夏のために |
「マリリン」など詩7篇と表題作、「彼女の薫る肉体」などから抜粋。
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背教者ユリアヌス |
紀元4世紀半ば、崩壊寸前の大ローマ帝国の権謀渦巻く宮廷政治と絶えない戦争、その中に宿命的に巻きこまれて砕け散ったひとつの若い魂の純粋さと深い悩み。毎日芸術祭賞受賞作のドラマ化。
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風のかたみ |
王朝末期、政治が乱れ、百鬼夜行する時代。星雲の志をいだいて信濃の国を出て京にのぼった青年武士・大伴次郎信綱は遠縁にあたる中納言の姫に命がけの恋をする…。
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