2001年12月2日更新

「釣り」
みなさん一度はやったことありますか?

人には誰でも生きてて
ワクワクする瞬間ってありますよね。
僕にとっての釣り。大事な大事な趣味のひとつなんですよ。
なんて言えばいいだろう、
普段、心が震えるほどワクワクするってことそんなにないですよね。
たった数分のドキドキを求めて時が経つのも忘れて魚と勝負をする。

これが釣りの醍醐味かな。


「初勝負」


僕が釣りらしき勝負を生まれて
初めて体験したのは小学校3年だった。
場所は家の近くにあった
「通称:死に池」と呼ばれる小さな池だ。
約50センチの細い釣り竿に、「棒浮き」と「針」がついてるだけの
まさしくおもちゃの釣り竿。池の横にある小さな売店で売ってた奴(笑)
えさはいりこや食パンを自分で持っていくのだ。
ターゲット?・・・・・それは
テナガエビ(爆笑)


これが当時夢中になったテナガエビ。なっつかしいなぁ。(子供の魚図鑑より)

これを釣りに、毎日毎日友達と「死に池」に通ったものだ。
あ、なぜ「死に池」かって言うと、昔からこの池で泳いでいると
池の中から幽霊が子供を引きずり混んでしまうという
恐い言い伝えがあったからなんだ。
僕らはその言い伝えにケナゲにもビビリながら、友だちとテナガエビの大きさを競った。

奴をどうやって釣るかというと、まず濁った池の中から目を凝らして
を探しだす。
そして奴の真上から「いりこ」をつけた針をそっとおろすだけ。
あとは、ムシャムシャと食べているテナガエビをニヤニヤと眺めながら、
待つこと3〜4分・・・半分くらい喰ったところでゆっくり竿をあげる。
この時、もし
に針が掛かっていなかったら思いきりバカにしたように逃げていく。
うまく掛かってると
薄茶色の長い手をジタバタさせながら水面に上がってくる。
もっとも緊張、そしてドキドキワクワクする場面。
これを日が暮れるまで何度も何度も挑戦するのだ。

今、目を閉じて思い出してもあの時のワクワク感が鮮明によみがえる。

幼い頃に体験したこの単純な釣り・・テナガエビ。
まさに今後の釣り人生の
原点になったことは間違いない。
僕と釣りを深く結びつけてくれたテナガエビに感謝!!感謝!!


「魅力の投げ釣り」

小学校5年の頃、生まれて初めて「海釣り」に行った。爺ちゃんと2人。
海のにおい、逃げるフナムシ、強い日差し、カモメの声・・
遠くをみると地球は丸いんだと水平線が教えてくれる。

人生初の海釣りは、安全な堤防での投げ釣りだった。
投げ釣り・・太く長い「投げ釣り用の竿」に、大きなリール。
潮の流れに動じないための重〜い「おもり」をつけ、
さらに下には針を二つ枝分かれにしただけの簡単な仕掛けだった。

えさは
青ケブ(ゴカイ)。ミミズみたいにウネウネと動いてるやつ。
女性はこのえさ付けがダメって人多いよなぁ〜。
「きゃぁー、動いたぁ〜!!今度は指を噛んだぁ〜!!」
と、ギャーギャー騒ぐのがオチだ!!
たまに何のためらいもなく、青ケブの頭をぐっとつまんで頭から針をグサッと
何ごともなかったかのように「えさ付け」をする女性がいるが・・
ちょっと
れてしまいそうになる・・(爆)

話を戻そう。
僕は人生初の海釣りにドキドキしすぎてとても興奮していた。
最初、爺ちゃんがえさを付けて遠くのポイントに投げてくれる。
ゆっくりとリールを巻き、糸ふけ(糸のたるみ)をなくす。
後はしばらく待つ・・。
アタリが無かったらちょっとリールを巻いてえさの場所を移動。
さらに待つ・・・・。
ブルブル!!竿を持つ手に初めての感触がくる。
竿先も
ピクンピクン動いている!!間違いない!!

「うぉ〜、きたぞ!!」と僕が叫ぶと爺ちゃんは
「ゆっくり巻け」と静かに言う。
巻いている途中、何度も何度も竿を持つ手にブルブル、グイグイ感触がくる。
ドキドキ・・・
リールをゆっくり巻く・・・
ドキドキ・・・

完全に乾いてしまった唇を舌で潤すと同時に、海が
ギラッと銀色に輝いた。
「おおっ。すげー大きいよぉ」
「メイタやな、最初にしては上出来やのぉ〜」
爺ちゃんはこちらをチラッと見るとニコッと笑った。

そしてついにメイタを釣り上げた。15センチくらいの
黒鯛の子供だ
あれ?・・・15センチ?
どうも泳いでる時の魚は実物よりも大きく見えるらしい(笑)

北九州では30センチ以上の黒鯛(クロダイ)を「チヌ」、以下を「メイタ」という。
関西の方では、「チヌ」のことを「チン」とか言うそうだ。
投げ釣りでは、たまにヒットするそうだが、めったに釣れないらしい。
その後、キスや、ベラ、コダイ、エソ、ハゼ、投げ釣りでお馴染みの魚が水揚げされた。

またこの釣りで強烈な印象をもった魚がいた。
通称
「ネバタラコチ」と言って
体中がネバネバして、頭にツノが2本生えている
超外道の魚だ。
針を魚の口から外すときも結構飲み込んでいて、あちこち触りまくると
手がネバネバになり、気持ち悪い。しかも手が臭い(爆)

一度、刺身にしてみたこともあるが、身が臭くて食べれたもんじゃなかった。
まったくとんでもない魚だ!!


これが「ネバタラゴチ」・・ホントとんでもない魚だ。
しかしネットで探してみたら、唐揚げにすると美味いらしい(笑)

楽しい釣りから家に帰ってくると、ばあちゃんが
釣った魚を
塩焼きにしたり、刺身にしてくれた。
でも最初、自分が釣った魚って食べるのにかなり抵抗があった。
今更なのに可哀想なんて思ったのかな。子供心に。

初めての海釣り、そして投げ釣り・・・
釣れる魚の種類も豊富、数も釣れてめちゃ楽しかった。
しかしいざ食べるとき、
魚屋で買った魚のように食べれなかった
自分の
シャイさ・・今思うとおかしい。
じいちゃん、素敵な思い出をサンキュ!!


「ばかしあい」

小学校5年の頃、初めて友だち数人とブラックバスを釣りに行った。
K貯水池、T貯水池と、何キロも離れた場所までチャリンコをこいで行ったものだ。
バス釣りには普通本物のえさは使用しない。
疑似餌(ぎじえ)・・・通称
「ルアー」というものを使用する。
バスがえさと勘違いして喰らいつくように人工的に加工したものだ。

ルアーにはもの凄く豊富な種類があり、いつもどのルアーを買うかが迷うところだ。
釣れるか釣れないかは、ポイントに適したルアー選びから始まる。
あとは、腕次第!!
バス釣りは、けっこう腕がいるのだ。

バスにルアーをいかにして本物のえさと勘違いさせるかという、
言わば、魚と人間の
だましあいである!!
難易度の高い釣りだが、これがバス釣りでの一番の醍醐味でもある。

小魚のルアーだったら、本当に泳いでいるように・・・
ミミズのルアーだったら、じっと静止させて水の流れでしっぽが揺れる程度に・・
水の抵抗で音が出るルアーだったら、好奇心旺盛なバスに気づかれるように派手に・・
途中で死んだように止めたり、生き返ったようにまたリールを巻いたり・・・

とにかく、作り物のルアーを生きてるようにアクションをつけて
バスを騙すのが腕の見せどころ。
それも、水温や水深も考慮しておかなきゃいけない。
僕は朝まづめ(日が昇るあたり)、夕まずめ(日が落ちるあたり)が好きだな。

バスと人間のばかしあいが始まる・・

だますか、だまされるか・・

ひたすら、ポイントにルアーを投げ込んではルアーを巻き取る。
この繰り返し作業を延々と行う。

そしてついに!!
バスがルアーを喰った瞬間、小さな
バス竿が強烈なアタリを感じとる。
例えるなら
「ガツン!!」という感じかな。(ちっちゃくても凄いのだ)
人間が魚をだました瞬間である!!
すぐさま、アワセを行う・・・
かかった!!
ニヤ〜〜〜リ!!そして
ドキドキ

奴はかなり激しく抵抗し、逃げまどう。

バスはファイト中に必ずといってよいほど、跳ねる。何度も
跳ねる!!
40センチオーバーともなれば、かなりの持久戦になる。
(うまい人は50センチ以上くらいかな)
と言うより早く魚を取り込もうとすると、跳ねた瞬間に
針を外されてしまうので
ある程度弱るのを待つのだな〜。(実際にはこんなバスはそう釣ったことない)
バスは
最期のあがきが凄いので気が抜けない。

バスを近くに引き寄せて奴の大きな口の中に指をぐっと入れて
引き上げるためのタイミングを待つ。
緊張の瞬間だ。
バシャバシャ!!
・・・・・。
「よしっ!!」

やっとのことで釣り上げた。
知識とテクニックで釣り上げた
優越感、至福感
それに対して奴は偽物のエサにまんまとだまされた
劣等感、憎悪感
約30秒くらいお互いに言葉にならない会話をする。
最後に・・
「素晴らしいファイトをThank you・・・♪」
その鮮やかに光る魚体をよく目に焼き付け、写真を撮って(これは最近)
リリースしてやる。
リリースとは丁重に魚を逃がしてやることだ。
一般に「バスフィッシング」とは釣って食べたりせずに、釣りあげるまでのファイトを
楽しむ一種のスポーツだと思って良いだろう。
動物愛護、自然保護の会の方々には申し訳ないが・・(;^_^A

最近は遠賀川で素晴らしいポイントを発見して、友達とちょくちょく行っている。
ブラックバスよ、
あんたのファイトは根性入ってるよ!!


遠賀川の47センチバス。僕の顔が
でかいので参考になるだろう(爆)
しかし、友達はこれを45センチと言ってきかない!!(怒)

「漁師」

高校2年の頃、友だちの父親と3人、初めて船釣りに出かけた。
船釣りは凄い。釣れる
魚の数サイズ、どれもが陸から釣るのとは大違い。
釣り竿も短く、太く、そしてリールはなんと
電動リールだ。
仕掛けは、一番下に大きなおもりをつけ、その上に針を枝分かれで2本出してる仕掛け。

深いところになると、水深100メートルくらいまでおもりをおろすので
それをいちいち手動リールで巻き上げてたら、次の日、腕が上がらない始末。
(それでも10代の頃はけっこう手動リールも体験したが)
えさは元気がいい
生きた小さなエビだ。しっぽの方から腹に向けて一気に針を通す。
そして仕掛けを船の端からポチャンと海に落とす。
糸が
「ジャ〜〜〜〜〜」とドンドン海の中に入っていく。
しばらくすると糸が止まり、海底へおもりが到着。
おもりが海底から10センチくらい浮くように糸を巻き取り
たまにゆっくりと竿を上下にしゃくる。
一番ワクワクする瞬間やな・・・
書いてても思いだすっちゃ〜〜!!(爆)
ごきげんよう」の小堺一機のワンフレーズを口ずさむ。
「何がでるかな!!何がでるかな!!」ヾ(@^▽^@)ノ

すると、コツコツとアタリを竿先に感じる。
軽く竿をクイっと上げて、アワセを入れてやる。(魚の口に針をしっかり食い込ませる)
急に竿が重たくなる!!
水深がかなりあるのに竿の先がかなり揺れる!!
後はしばらく電動リールで巻き上げるのだが、その間も竿にビクッビクッと魚の暴れる様子を感じる。
水面近くに魚があがってくると、ゆっくりとリールを手動に切り替える。
水面にギラっと魚影が見えると同時に船に乗ってるみんなが興奮する。
その日は真鯛(まだい)がメインターゲットだった。
サイズがでかければ、タモ(魚をすくう網)を使って魚を船にあげる。
じゃないと魚の重さや、針掛かりが悪くて外れることも多々ある。
(僕はタモ、ほとんど使ったことがないですばい(笑))

船釣りでは本当に何が釣れてもおかしくない。
釣る場所(ポイント)によっては魚を掛ける針とは別に、仕掛けの上の方にイカ釣り用の
疑似餌(ルアー)をつけておくと、昼イカ(ヤリイカのでかい奴)が来ることもある。
これぞ神様のプレゼント!!
帰ってからイカ刺しで一杯って感じ!!ヾ(@^▽^@)ノ
(当時は法律により飲酒は16歳からだった)

初めて船を体験させてくれた友達のとーちゃん。
ありがとう。
あの時はひどい船酔いでゲロゲロ吐いて大変やったけどね。

だが数年後、年寄りの船頭さんが
「お前は漁師に生まれてくればよかったい。」
と言わせる出来事があった。

ー23歳のある日ー
あの日は
酷い大シケの日(波がすごく高い日)で船で片道1時間半のポイントに
やっと着いたばかりのこと。
釣る前から若造の僕に船の中で偉い講釈をたれてた
ベテランの釣り師達
ゲロゲロ吐いている横で・・
船頭さんと2人、ビール片手にその後6時間以上釣りをした日があった。
小さな船だったので
揺れる揺れる!!
ベテラン釣り師たちは船室でみんなオネンネ・・(爆)
「口ばっかしでつまらんのぉ〜〜。」
船頭はそう言うと、一番活きの良いえさを僕に渡してくれた。
さすがに帰るころは僕もちょっと気分が悪かったが、船に酔ったのか
酒に酔ったのかがまったく微妙だった。(爆笑)

やばい・・・釣りの話をすると本当に時間を忘れるんだけど・・
もう
ひとつだけ!!

船釣りの醍醐味。これを体験してる人は神様に感謝しなきゃ。
☆船上刺身!!
船釣りをしていて、大漁の日など船頭さんによっては釣った魚をそのまま船上で刺身にしてくれる。
簡易まな板の上、ナイフ一つで魚をさばく。
プリプリとしてまだ動きそうな刺身に
刺身醤油をぶっきらにかけるだけ。
それをみんなで回して食べるのだが・・・
あごが外れるってこのこと!!
釣ったばかりだから、冷えてなくて生あたたかい感じがするが
なにしろ、釣りあげて1分以内にさばいた刺身だ。
歯ごたえ、そしてのど越しは最高。
味がまた・・・甘いんだなこれが!!

日本でも有名な大分県の佐賀関沖で釣った高級アジ(通称「関アジ」)の時が
忘れることが出来ない。魚屋で買ったら一匹1000円以上の
アジが入れ食い(えさを入れるとすぐに釣れること)してしまい、
それを釣ったそばから刺身にして食べるのだ。まさに鮮度100パーセントの
極上刺身だ。脂がのったあの食感は文章では説明できないぞ〜〜!!(笑)
帰ってご近所、親戚にブランド「関アジ」を配り倒して天狗になった。

あ、イカ釣りの時の、船上刺身も忘れられないんだけど・・
みなさんのネット接続料金が心配なのでこの辺で・・・・(爆笑)

やっぱり釣りの話は、文章で書いても伝わらないなぁ。(下手なだけ)
酒を飲みながら、実際に釣ったサイズの2倍くらいのホラを吹きつつ、
ワハワハ伝えるのが一番いいが、いっつも誰もきいとらん。ふぉふぉふぉ。
釣り・・・短気なやつほど合うと言われてる。
何だか当たってると思うな。
自分をみても、まわりをみても。

魚と勝負をしてるときってすごくいい気分。
何時間も待たされて、ググッと竿にアタリがあった瞬間。
それが、自分が試行錯誤して仕掛けを変えた後だったら
その喜びは数倍だ!!
あ、また長くなりそう。

僕の夢。
何年かたって
息子と漁に出ることだ。
ヾ( ̄ー ̄)ォィォィ 釣りって言えよ。

長々と読んでくれてありがとうございました。


おまけ・・高校時代にMakiが若松北海岸で初めて釣ったアイナメ。
32.5センチ。嬉しさのあまり魚拓など・・
Makiの実家に今でも貼っています。(笑)


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