2006/11/4〜5で室蘭模型愛好会(略称:MPMC)の年に一の展示会に行ってまいりました。
MPMCは昨年他界された先代会長が創立した会で、なんと今年で40周年を迎えます。
全国に模型のクラブは多かれど、40年という長きに渡って続けている会はそうは無いかと思いますね。

当時まだまだプラモデルは子供の玩具という認識しかない時代において、本格的ミニチュア模型の確立を目指した先代会長のご苦労は、実に大変なものがあったと漏れ聞いています。

現在は先代会長の右腕と呼ばれたU氏が2代目会長を引き継ぎ、会員数も更に増えて道内でも屈指の勢力を持った団体となっております。
(なんか893組織の説明みたいかな?・・・・・・)
会長です・・・

自分も18位の時から参加しているので、かれこれ30年はやっています。
ただ、参加した時点で進学のため札幌に出て来たため、会の運営や毎月の例会なんかはいつもみんなにおんぶに抱っこで、ちょっと気が引けているしだいです。
で、・・・・
今年もその展示会がやってまいりました。
日程は11/3から11/5の3日間。
場所はNHK室蘭内のプラザミュー。
毎年道外からのお客様がいらっしゃいますので、最終日の前日は懇親会を兼ねて近くの温泉等で宿泊をしています。


今年は青森市と八戸市からのお客様がいらして、11/4は札幌市内の模型店を回りました。模型を趣味としない方には全く理解不能なことですが、皆さんこの時とばかりに新製品やら稀少品の模型(以下キット)を大量に買い捲ります。皆さん何十年もこの趣味を続けていて、家にストックしてあるキットがすでに数千点を超えていてもなお、狂ったように買い捲りますね。
分乗した車にキットが入りきらなくなると、次が宅配便で発送です。
でも・・・・奥さんに見られたく無いのでセンター止めなんかにしている方もいるようですね。
また持ち帰ったものも、いきなり持ち込むとケンカの種になるので、車や物置にまず隠してから、徐々に気がつかれないようにコソコソ屋内に持ち込んでいるようです。
で、何時もは自分もおつき合いをさせていただくのですが、今回は土曜日が出勤となっていたので、直接懇親会の会場になった洞爺湖温泉いこい荘に向かいました。

いこい荘では十年前、やはり模型の合同例会でわけありの大騒動が持ち上がって旅館の方にご迷惑をかけたという過去があり、今回は静かにしようね!との合言葉での宿泊となっていますが・・・はてさて今回は・・・・・・・・。

先着したため誰もいない温泉にどっぷりと浸かり、茶を飲んで待つことしばし、買出し組と留守居組がお互い反対方向から車で到着。
大体の時間取りだったのですが、お見事です。
温泉に入って早速懇親会の開幕。
まぁ当然ですが、話題は模型の話で始まり最後まで延々と続きます。
模型の話とは?・・・殆どイコール軍事的なことが多いのですが政治色が無いのが救いでしょうか?
で、皆さん各々得意分野があり、こちらでは米軍の最新戦闘機の話に花が咲き、そちらでは日露戦争の軍艦の話題が盛り上がるといった様。
最近はこれにGdamやらなんやらのSFアニメファンも増加して、隣の人の話題が全く判らない!といった現象も増えてますね。
8時半に一次会が終了、つづいてエンドレスの2次会の始まりです。
2次会の始まりは、恒例のシュガーさんの今年1年撮り貯めた「お船」の映写会です。
これはプロジェクターを使い、リバーサルフィルムを見るものですが、開演中なんぴとと言えど室外から出ることを許されないという掟が存在します。
自分は船好きなので結構楽しいのですが、飛行機、戦車、アニメ系の人にとっては・・・・・・地獄といわれているようです・・・・・・・・・・・。

時計が12時を回ったところまでは何とか覚えているのですが、次の記憶は朝の6時で布団のなかでした。
いかん!床に就いた記憶がない!
まぁ色々と有りましたが、なんとか死者も負傷者も出す事無く宿を後に。

さて会場に到着です。
会場内には何時もに比して大量の展示作品が!
集計数で340を超えたそうです。
現在会員数が約30名程なので、一人当たり10点以上の出品となりますね。
今回、シュガーさんから艦船の作品が無い!との悲痛なる連絡が入っていたので、旧作も幾つか用意。
新作は1/350アスコルド、1/500戦艦「日向」。
後1/350ワリャーグ、アウロラ、ケーニッヒに1/700南極観測船「宗谷」のディオラマを提出。
今年は40周年ということで40年にちなんだ展示や、とにかく古いものというのが所狭しと並べられており、大昔のキットの「箱絵」などは時代を感じさせてくれましたね。
陸物のテーマは「軽戦車」。
軽戦車は一次と二次大戦間に、軍事費が底をついた各国の軍隊が安く頭数を揃えようと競って作り出したアイテムです。

その多くは厳しい二次大戦中に瞬く間に消耗して消えていきましたが、小さくて面白い形のものが多く、製作意欲をくすぐりますね。
シュガー長官の「沈み行くタイタニック」
2006年度合同例会のグランプリ作品!
同じく長官の「南極観測船宗谷:第一次観測隊」
空のテーマはジェット戦闘機のF4-ファントムです。
この戦闘機は60年代から現代に至るまでも、世界中の資本主義陣営で使われてきた万能機で、戦闘機、爆撃機、偵察機、果てはサンダーバーズ等のアクロバット機としても使用されてきたので、なんともカラフルな機体が多く、目にも鮮やかです。
こちらは車コーナー
次ぎは3D系・・・・・・(所謂アニメ)
ガンダム・・・・・他わかりません!すんません!
そしてドール系・・・・・(むすめさんのキャラもけい)
可愛いですが・・・・・危なさも・・・・・
下から写さないでくださいね・・・・・
出来良すぎて怖いです・・・はい!
昼頃には一般のお客さんも結構入ってきて会場は盛況。
昔はいきなり作品を鷲掴みにして関係者を恐怖のどん底へ突き落とすお子ちゃまなどがいましたが、最近では長年の開催のせいか皆さん見学マナーはとってもいいですね。
昼食後、自分は突如の睡魔に襲われて車の中でしばし仮
眠をとりました。


やがて遠来のお客様もお帰りの時間となり、しばしのお別れです。
(なんか再来週は八戸の会で展示会だそうで、出撃の相談もされておりました。)5時ちょっと前に撤収を開始して6時前には会場を後に。
フェリー埠頭のレストランで反省会。
毎年これが終わるとすぐ冬なんですよね。
寒いうちに造り貯めろと激が飛びます!