5月10〜11日で恒例の大人の修学旅行がありました。 今回は国親父閣下の希望で「大人たちの修学旅行」という名称に! (男達の大和ですね・・・) 午前9時、千歳空港に関東組をお出迎え。 メンバーは国親父閣下、Blue1さん、ムッチー1962さん。 ムッチーさんは仕事先の東京からの移動でしたが、ご自宅は加賀の国! 石川県は金沢市にお住まいで、合同例会始まって以来の遠方からのご参加です。 車に乗っていただき、クーラーボックスでキンキンに冷えたビールでまずは乾杯です。 (勿論自分以外ですけどね)肴はなんとむらさき参謀お手製の激辛(強塩)鮭が入ったおにぎり!(これがまた酒に合うんだ!) 再会を祝しながら、本体との合流場所である札幌市のあいの里へ。 途中、艦船模型では最近異常なほどの品揃えになってきたトイメイツへちょっとお立ち寄りをします。 ここ、元々担当のハトさんが艦船派(だけではないですが)であったので、他店には見られない艦船模型のラインナップでしたが、本当に最近は強力な在庫をお持ちで今回作製した1/350アリゾナのエッチングパーツも普通においてあります。 ハトさんは昼からのご出勤なのでひとわたり店内を物色した後、おトイレを借りて退散!車に戻ると国親父閣下の手にはなにやら複葉機のキットが・・・・・・ モデラーの鏡ですね。東京から札幌まで来てもキットを購入するあたりがさすがと言うかなんと言うか・・・・(前回来た時はレベルのグレートイースタンのでかい箱の前で悶々としておられましたが→買うた止めた音頭と言うらしい) 札幌市の縁を走って午前11時ピッタリにあいの里ホビー2で本体と合流。 店内から出てくる皆は手に手に大量の戦果をぶら下げておりますね(通称ウノ袋)。 以外に少ないと見受けたBlue予備改めいか汁?さんはやはり必殺の宅急便攻撃を実施したとのことで、相変わらずの旺盛な購入欲をお持ちしているようです・・・・ ホストクラブの面々が集まり、これからの予定を打ち合わせ。 昼食は余市町の柿崎商店2階の海鮮食堂で取り、その後余市模型に立ち寄った後ニセコパノラマラインを越えて五色温泉へと向かうことで合意。 |
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札幌を出た一行は小樽へ向けて国道5号を走ります。 が・・・・ムッチーさんがなにかモジモジと・・・・「まだ停車はしませんか?」 そうですよね、空港からズーッと缶ビール飲み続けではなにかが切迫してきても不思議はありません。何故なら缶が空いたと見るやむらさき参謀がすかさずビールを差し出すので。しかし、丁度張碓の峠のためお手洗いがあるようなところはありません。 たまたまただのPを見つけたので、アウトドア仕様で切迫した要求を処理していただきました。たまたまうちの車だけかと思いましたら、後続の車両のメンバーもぞろぞろと出てきて皆藪の中へ! 国道を走る車両の方々が何事!ていう感じでこちらを見ていました。 (なにか山菜の隠れた穴場かと思われたんではないでしょうかね) 車は小樽市を通り抜け、余市町の柿崎商店へ。 ここは下で海産物を驚きの価格で提供するスーパーが経営する食堂のため、メニューもあっと驚く安さ! 自分はホッケ焼き定食(450円)、むらさき参謀はソウハチカレイ焼き定食(480円)にイカ焼き(250円)、定食類は皆500円もしません。 いくら丼(680円)や海鮮丼も1,000円以下の激安で、味も上々です。 (札幌の観光系の店で出すいくら丼3,000円てのは、ホントにたちの悪いボッタクリですよ) 食後は少し戻って余市模型へ。 まぁチラッと見る程度・・・ってな感じで入店したのですが狭い店内にグイグイともぐり込むメンバーの目はもうすでに臨界状態。 自分は途中で抜けて車に戻ったのですが、皆やや1時間は出てきませんでしたね。 後で聞いたところ、お年を召したおかみさんの処理能力を完全に逸脱させてしまったそうです。 余市町を抜けた一行は晴天の下、両側に満開の八重桜を見ながら岩内町に入り、ニセコパノラマラインの急登を越えてニセコ五色温泉に到着。 道のりではほんのわずかの間しか見られない「春紅葉」が真っ盛りで、なにか秋口に山を見ているようでした。 五色温泉は昔、地元の湯治客か登山、山スキーの客くらいしか来ないひっそりとした温泉だったのですが、最近の温泉ブームで有名になり建物もきれいになって、休日ともなればかなりの混雑をするようになりました。 |
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時間がちょっと遅かったせいか運よくすいており、皆でがやがやと露天風呂へ。 温泉は今はやりの強烈な硫化水素臭でむせ返るような硫黄泉。 湯船には飲み物を乗せるための無骨な木の板が置いてあります。 早速ビール缶を板に2本乗せると、なんだか喫水が殆ど無いモニター艦に見えて笑えましたね。 時間もだいぶ押してきましたので最後に真狩の吹き出し公園で旨い水を頂いた後、会場の洞爺湖温泉和風亭へ向かいます。 会場に到着したのは30分遅れであったため、即座に宴会場に出張って皆作品を並べて行きます。 今回のお題は「星の付いたもの」 各自独自の解釈で製作した作品を並べていきます。 しかし・・・毎度のことですが作品のレベルの高さには驚かされますね。 |
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6:30、当会コープスキー会長のご挨拶で宴会の開始です。 いつもながらのメンバーですが、皆模型を楽しみとして過ごして来た方ばかりなので、凄まじいまでのマニアックな話が盛り上がります。 これが楽しいんだ〜!! 普通の人が聞いたら異次元の世界ですね。 程よく燃料も回ったところでコンテストの開始! 恒例により、一人二分の持ち時間で作品のアピールタイムが始まります。 |
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まずはトップバッター、No1、MPMC R-island会員 1/72 B−1B 黒っぽい縞の塗装がなかなかに不気味ですね。 最近大物専門となってきたようで展示会等では強力なメンバーに成長中! |
No2、APMC K会員の海上ジオラマ 1/700 アメリカ攻撃型空母セオドア・ルーズベルトとイージス艦 空母は内部の格納庫も作りこんであり、内部に仕込まれたライトが臨場感を高めます。 |
No3、MPMC FD会員のサッポロビール宇宙船?? ランナーで構成された躯体にビールの空き缶の胴体が・・・・・・ なにか・・・・・スペース1999の宇宙船? 彼、都合が悪くなってくると日本語が下手になるようです・・・・ |
No4、APMC E会員の1/72アルファジェットE フランス機でどこに星かな?と思ったら尾翼に星の「部隊」マークがありました。 小粒では有りますがピリッとした秀作ですね。 |
No5、MPMC O会員 1/72ミグ29 ファルクラム 飛行展示のディスプレイなのですが、なんと展示台は本日立ち寄った余市模型で購入したと言う話に一同爆笑!しかもアピールタイム前にビールを運ぶ仲居さんになぎ払われて一度ホントに飛ぶ羽目に・・・・・何はともあれご苦労様でした。 |
No6、APMC TYO会長 1/72イリヤ・ムウロメッツとマーチンB2 赤星白星、巨人複葉機が2機! イリヤ・ムウロメッツはどうにも上翼が所定の位置であわせることが困難で、翼を固定する冶具を製作して乗せたそうです。 国親父閣下曰く、「あれをあそこまで組めるのは人間ではない!」とのこと。 微妙な汚しは水性絵の具(所謂ペンテル!)に中性洗剤を一滴垂らして使ったとか。 とても参考になる話に一同瞠目! |
写真準備中? | |
No7、MPMC イサゴノーロフ会員 1/35パンサーG型ヘルマンゲーリング師団 手馴れた感じでツィメリットコーティングも決まって、まとめ具合がなかなかの作品ですが・・・・・ こりゃ!大尉!合同例会ではもっとはじけんかーい!落ち着くニャまだまだ早いぞー! (kudopapa心の声でした) |
No8、MPMCメンコネン会員 1/24カローラWRC 残念ながら未完! MPMC車部門の重鎮として今後もがんばって欲しいものです。 |
No9、APMC Blue1会員 1/200トライスター 毎度のことですがダンディーで洒落もののBlue1殿、今回のお題でもどこに星が?と思いきや・・・・・封と書かれた台座の紙を剥ぎ取るや、「星に願い」の音楽とともに灯りが点灯! これのためにわざわざ自分宛にバースディカードを送って、中身を分解したそうです。(この人ならではですね!本気になられたら・・・・日本の航空機モデラーのトップクラス・・・((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル) |
No10、MPMC 国親父座郎会員 1/350ミサイル巡洋艦 ワリャーグ もうもう・・・・何も言うことがありまっしぇーん! こげなどもならんラッパのキットをここまで製作する・・・ これは一種の変体か?と言いたくなる出来ですね。 本人は最近老眼がとのたもうておりますが、自作の籠アンテナを見れば額のどこかに三つ目の目があるのは間違い有りませんね。(指の他にどこぞに触手もありか!ザワザワザワ) いや・・・・博物館クラスの作品です。 |
No11 MPMC ダンケ会員 1/32 X−15 NASAのブラックバード。 パネルごとに塗り分けられた黒の渋さが、なんとも玄人好みをさせてくれますね。 (映画で見ましたが・・・・これに載せられたパイロット・・・お察しいたします) |
No12、MPMCコープスキー会長 1/48 Mig15×3態 ラッカーの銀の粒子の細かい上澄みのみを使い、筆で塗り上げていくというなにやら漆職人のような至芸! 二機では完成しなくても三機ならという、よく判らない気合で三機出品。 |
No13、MPMCスカイホーク会員 1/32 F−16A ブロック15 なんともど派手なカラーリング! 一面に光る星は全部別個のデカールで、毎晩深夜に及ぶ貼付け作業だったそうです。 (子供に手伝わそうとして・・・・シカトされたそう) |
No14、MPMCシュガー長官 がんばれタッグス ノンスケール ん?タッグス・・・・・ 説明では機関車トーマスのタグボート版ということでしたが、この時点でよく判らず帰宅後に調べてみました。 う〜ん・・・奥が深そうですね。 今回参加の内、2隻(だったかな?)をスクラッチしたそうです。 星はおしゃれなシルクハットについてます。 |
No15、APMCクメ会員 1/144 スーパーコンステレーション ため息の出るようなきれいな仕上げですね。 |
No16、飛翔会 M岡会長 1/48F−104 スターファイター ご病気で左半身不随になりながらも、忍耐のリハビリで回復したのは一にも二にも模型を作りたかったからだそうです。 こちらも往年のM岡調の正統派! 未だ左腕があまり利かない状況とは思えないすばらしい出来ですね。 |
No17、今回のゲスト、石川県よりお越しのムッチー1962さん。 作品は1/700 米戦艦ワシントンとサウスダコタ 細かい儀装をエッチングに取替え、塗装も南海の陽光に焼かれた感じに仕上げております。ピリッと光った作品でしたね。 |
No18、だんぶりの会A会長 ジェットビートル(スケール不詳) ご存知「胸〜に、付け〜てる、マーぁクは流星♪」です。 きれいに塗り分けられたシルバーと印象的なオレンジが機体をシャープに引き立てています。コックピットにはちゃんと科学特捜隊が乗っていますね。(富士隊員は?) |
No19、だんぶりの会「いか汁」さん 1/48CH−46D こちらへは久しぶりにご登場のBlue予備改め「いか汁」さん。 お人柄とは思えないシックな仕上げで、昇降口には大きなお犬様が・・・・ |
No20、MPMC kudopapa(自分)1/350 米戦艦アリゾナ 不肖の出来ですが、照明が暗くて・・・・よかったかな? |
皆でたかって投票に入ります。 とにかくレベルが高くて優劣のつけようがありません! (と言うような場合は、大きさが物を言うとか・・・・) 投票後は部屋を替わっていよいよ発表です。 |
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No21、MPMCナイトタイガー会員 1/35 定時パトロール(ブレンガンキャリアー) 大物を目指していたのですが・・・・間に合わなかった由。 |
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結果は・・・・・ 第1位 bU APMC TYO会長 イリヤ・ムウロメッツ&マーチンB2 第2位 bP0 MPMC 国親父座郎会員 ミサイル巡洋艦 ワリャーグ 第3位 bQ0 MPMC Kudopapa会員 アメリカ戦艦 USSアリゾナ 第4位 bP1 MPMC ダンケ会員 X−15 第5位 bP3 MPMC スカイホーク会員 F−16A ブロック15 大星賞 bP1 MPMC ダンケ会員 X−15 小星賞 bQ APMC K会員 海上ジオラマ 星数賞 bP3 MPMC スカイホーク会員 F−16A ブロック15 圧倒的なMPMCの攻勢を振り切ってのAPMC会長の逃げ切りの前に、昨年に引き続き優勝を持っていかれました。無念!! 特別賞には遠方よりお越しのムッチーさんに、会長より先代会長の遺産であるエアのアークロイヤルが手渡されました。 で、ここからが恒例の来年の課題選定。 かつては一触即発状態であわやと言うこともあった、恐ろしい決め事タイムだったのですが、最近は皆大人になったためか妙に和気あいあいで、それがつまらんとごねるいか汁さん・・・ なので若干無理難題な提案等で往年の揉める雰囲気がかもし出され、昨年まさかの裏切り行為で潰された「干支」が復活! 三次会は各々の部屋に戻っての部会になります。 色々楽しい話は尽きませんでしたが、自分は一時過ぎに沈没。 隣の国親父閣下にえらい迷惑をかけたようです。グーッ! |
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狂乱怒涛の夜も明けて、薄曇ながら今日もマズマズの天気。 かなり残った酒を抜くため朝風呂へ。 ムッチーさんも来て、色々な話で又もや朝から盛り上がりました。 洞爺湖には珍しくここの泉質も強い硫黄泉で、なにか今回のツアーは硫化水素臭にまみれているようですね。(混ぜるなサ○ポール!!) 八戸組が早朝に列車でお帰りの予定でしたが、函館までM岡会長と車で同行することになったため、全員で本日の観光に出立! まずはオロフレ峠を越えて登別温泉に向かいます。 この峠は小さい頃に通ったきりで、薄い記憶の中では凄まじい悪路の難所という覚えがありまして、実際崖から転落した車の中から何年もたって白骨死体が発見されたという話もあります。 が・・・・現在はそんな峠も素晴しい道路に変っていて、道路特定財源の強力さを肌で感じますね。(国土交通省が利権を離さないのもうなづけます) 登別に到着してまずは地獄谷へ。 |
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登別に到着してまずは地獄谷へ。 あちこちから強烈なガスや蒸気が吹き上げており、ここもやはり硫化水素臭・・・・ 皆でぞろぞろと泉源まで。 湧き出すお湯を覗くと中にはコインが・・・・・ なにかこういうところでは必ずお賽銭を投げ入れて願掛けするのが日本人なんでしょうね。(トレビの泉なんちゅうのも有りましたっけ・・・) その後はクッタラ湖に立ち寄り一路室蘭へ。 |
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タイマーをかけて走ろうとしたスカイホーク氏。 この時点では前にある柵に気がつかなかったようです。 |
途中身の毛もよだつ高ーい橋の上から下を覗いて体を凍りつかせます。 |
橋の上から。 出来た当初は紅葉のポイントとして人気になりましたが、他の目的でも大人気に・・・・・・怖! |
対岸に見える中華テーマパークの廃墟。 なんとも不気味ですね。 |
室蘭へは本輪西を経由して白鳥大橋を渡り、ミタラへ入り、展示してある大澤浩之氏の至高のペーパーモデルシップを鑑賞。 なにやら阪神淡路大震災の時に、自宅が半壊した氏は神戸市に寄贈を申し出たそうですが、物の価値が理解できない市役所職員のけんもほろろの対応をで、MPMC先代会長の口ぞえで室蘭に来たといういきさつだったそうです。 その後神戸市に戻して欲しいとの話があったそうですが・・・・・・何を今更ですね! 見学後は中央町の「天勝」へ。 昨年の11月展示会の時は従業員の慰安のためお休みだったので、合同例会での昼食は今日が初めてです。 店内はあいも変らずごった返しておりましたが、出る客も多くバラバラになりながらも着席。 お味はいつもの通りの甘辛仕立てのつゆが丁度良くからんだふっくら天婦羅の天丼で、概ね初めての方にも好評でした。 自分は天丼の他に天婦羅蕎麦も取りましたが、最後はほうほうの体でなんとか完食! だんだんと食べられなくなって来てますね・・・・・トホホ。 ここで2時をまわり、関東組の飛行機の時間が迫ってきたので皆にお別れです。 高速で一路千歳に向かいます。 天気は薄曇ながら良い二日間でした。 国親父閣下とBlue1さんは4時の飛行機へ。 ムッチー1962さんは厚真からご友人が迎えに来てもう一泊だそうです。 皆さん、今回も大変楽しかったですね。 来年はいよいよ久方ぶりの函館! 又もや楽しみになってきましたね。 |