さてさて今回は10数年ぶりの函館大会。
本来は3年スパン(現在は4年スパン)での持ち回りであったのですが、飛翔会前会長の死去や現会長の大病なので久しく開かれておりませんでしたが、各会のたっての希望で現会長のM岡氏に色々とご苦労をいただき開催の運びとなった次第です。

まずはその辺の関係のご挨拶があり、乾杯の音頭となります。
何時もならまぁ儀礼的なご挨拶となる(各会様失礼!)のですが、今回ばかりは古手のメンバーを中心になにか熱いものがこみ上げてくるのを隠せませんでしたね。
(自分も思わず・・・・・(T.T))

乾杯に引き続き宴が始まります。
自分は青森勢若手のど真ん中に陣取ったので、なにか外国へ来たようなエキゾチックな言語の応酬に痺れあがります。
盛んにビールを注がれるのですが、最近職業柄ワインを頂くようになってきたのでどうしようかと思ったところ、函館勢の計らいで珍しい「乙部ワイン白」が1本!
普通は抜栓したところで注いで持ってくるのですが・・・コソコソと1本そのまま頂いてきちゃいました。
お味は、そうですね、これぞ日本の白ワインってな感じ。
美味しいワインではありますが・・・・良くも悪くも日本のワインでしたね。
(フルーツジュース的な甘さと酸味が前面に!)
料理が回り酒がはじけていよいよ4会合同のコンクールの始まりです。
あまりにも出品数が多いので作品と作者、所属会が合致しませんのであしからず。
今回のテーマは「干支」
みなさん随分と苦労をされたようです。
(作品Noに飛びがありますが・・・あしからず)
【寅】No1、1/72 アルファジェット
一発目で・・・聞き逃したのですが・・・トラ模様・・かな?
【丑】【戌】No2は出た!鉄っちゃん!北海道は宗谷線安駅のディオラマ。しかもつきです。
No3は1/48F4ファントム・・・・う〜んこれも干支こじ付けを失念!すいません。 【辰】No4は、あっこれは自分の「田揚げ」ですね。
【寅】No5、1/700英国海軍タイガー
細かい作りがいけてます。
【巳】No6には青森会長の1/48 Ju88 R-2 スツーカ。
側面の毒デカールがどハデで目を引きます。
【丑】No7、1/72B-26kインベ−ダー。機首の雄マークがワンポイント! 【午】No8、ギャオス氏の1/35四号戦車ディオラマ。
(生)と軍(鉄)ですね。
【午】No9、ホンダS800。
ナンバーが練と群の馬揃え。
【丑】No10、1/35五色戦車。
スクラッチというより製造販売元のK氏。干支は鉄
【酉】No11、タマゴヒコーキのイーグル。
(酉)ですね。
【全十二支】No12、シュガー長官の1/144ガンダムのの刻参りディオラマ。
干支はなにか・・・・こじつけ満載で何がなにやら!
十二支オールスター登場です。(丑、犬(狛犬)、酉、・・・・etc!!)
【寅】No13、1/35 陸上自衛隊60式装甲車。完全フルスクラッチでキャタピラまで・・・
干支はの部隊マーク。
【酉】No14、1/48ウォーホーク。
(酉)の三機揃い踏み。
No15、真流星胡蝶剣!
(すいません・・・よくわかりませんでした)
【辰】飛んでNo19、SDガンダム。
前面に大きながうねっています。
【丑】No20、ゾイド1/72カノンフォート。
それ自体がですね。お見事!
【寅】No22、1/35ヤークトタイガー。
寅は寅でもギミック満載の動く
主砲を発射すると砲口が発光し鋭い砲撃音!しかも砲身が駐退復座して車体も後部へ下がるという優れもの!
当然走ります。
【卯】【戌】No24、国親父閣下の1/48フォッカーD7。
干支は・・・・マークにが!
おまけにつきですね。
【辰】No25、1/48ドラーケン。
そのまんまのですね。塗装がばっちり決まってます。
No26、1/72ヴァルキリー三機編隊。
痛ヴァルキリー?有り。しかし・・・美しい!
【辰】【酉】No29、1/48F-15二機セット。
主翼の上にの紋々しょってます。
しかし・・・このスケールを二機作りこむ人もちょっといないかも・・・
【辰】No30、1/500飛
これ・・・ニチモの500ですよね。よくもまぁここまで仕上げたものですね。前に自分が作ったニチモの日向と並べてみたいです。
【寅】No31、1/35キングタイガー。ナイトタイガー氏渾身の一作!随伴のフィギュアは今回参加できずに涙を飲んだ恵庭人さんからのたっての希望で参加とのこと。
【辰】No32は遠く加賀の国から蒼龍を携えてやってきた北國海軍工廠氏。
この蒼、先ほどのニチモ500飛龍を改造した逸品!
改造ったってだいたい艦橋の位置からして左右逆。ほぼスクラッチに近い化け物ですね。しかも昨年コープスキー会長よりいただいた(押し付けられた?)エア1/600のアークロイヤルまで見事に完成させての随伴です。
【巳】No33、飛翔会会長氏の作品1/48A7Eコルセア。
大病後のリハビリと仰っていますが、よくもまぁこんな美しい作品を作られるものです・・・
干支は垂直尾翼のガラガラマークがこちらを威嚇しております。
【子】番外でM氏の1/700イージス艦。干支こじつけは「グレー=ねずみ色()」?
さすがに作品Noは取得しなかったようですね・・・
で、こちらが北國海軍工廠氏の王家の箱舟アークロイヤル。
形にするのもままなら無いキットなんですよ・・・

作品が出揃ったところでPRタイム!
一応一人一分間の制限があるのですが・・・・こういう人達の集まりのため、いや〜皆々語る語る。

コンクールは5位からの発表で、ジャジャーン!栄えある一位はMPMC「R-アイランド」ことワッジー会員の「No29、1/48F-15二機龍の紋々セット」に決定!
彼岸のV奪還の瞬間、コープスキー会長、我を忘れて万歳三唱・・・・
そしてお次は恒例の来期の課題決定戦です。
この二次会はコンクールとは別に毎年、謀略、裏切り、日和見、抗議が乱れ飛び必ず修羅場となるそれはそれは恐ろしい決戦場!
そこの裁定者として調停者に・・・なんと自分に白羽の矢が・・・・・アウチ!
かつては本気で血を見そうになった伝説もあるやば〜い戦いです。

この裁定役は一部の謀議者の独走を許さず、少ない意見を擁護し、モデラーの本懐を遂げさせて、満場一致で来年の課題を決定させなければなりません。
もし間違った裁定を下した場合は、すぐにその場で腹かき切ってお詫びをしなければなりません。(なので懐に自害用の小刀を呑んでいく)
毎年提案者はこの裁定者をかき口説くため、いかに自分の提案が時流に沿ったものであるか、模型の本道を行くものかを声高に身振り手振りでアピールします。
中には事前の打ち合わせに従い「そうだそうだ!」と合いの手を入れさせなんとか自陣営の意見を通すかに精力を傾ける者や、あえて通りそうも無い提案を出して、本命の提案に対抗する案に賛成する票を切り崩そうとする者もいるのでまこと油断がならないのです。
実際の経過は裁定者としてはここに記すことが出来ませんので結果を言いますと。
案の定意見百出の中、二次会はもめにもめなんと!いったいどうなってしまったのか・・・・
来年の課題は「ガンダム」となったしだいであります。
う〜ん・・・・33年もやってると避けて通れないものが来たという感じですね。
と言うことでめでたく?課題決定です。
お次は3次会。
昔は参加者も少なくあまり紛糾もしなかったため、だいたい9時頃からは各部会が深夜まで続いたのですが、今回3次会が始まったときは既に12時近く。
自分の部屋は恒例の「海軍部会」としてメンバーが集ったのですが・・・・自分裁定者として全精力を使い果たしていたらしく、30分もたたずに脳死状態で深い闇に沈んで行きました。