【法 名】の 話
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大都会では多くの場合、死亡の連絡を受けて、「枕経」におまいりし、お亡くなりになった方
に初めて仏教入門の「剃度作法」をしています。本当に残念なことですが、悩み苦しむ人々を
救わんとする阿弥陀様の慈悲心、お釈迦様、善導様、元祖法然様のご苦労も報われず、せっか
く見つけてくださった幸福のカギ、心の安らげ方「安心」を得ること無く、心配と悩みの一生
を過している方が殆どです。五重相伝をお受けになりますと、法要中仏教帰敬式(入門の式)を
行い浄土宗信者にふさわしい立派な法名と「心の安定法」を習得して頂きます。極楽への裏口
入門は出来ません。如何に社会的地位が有ろうと、資産家で有っても無心人な方に不相応な法
名を授与する事は出来ません。少なくとも一生に一度は「五重相伝」を受けて頂かないと、浄
土宗信者として正しい法名を授与する事は出来ません。「譽号」こそ、浄土宗信者の目印です。 |
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