野草の森から2013(11)

6月29日 端境期

日本の夏はかなり暑い。標高があまり高くない地域では、夏場に咲く花は少ない。ビオトープ周辺も、真夏は暑くなる。しかし、森が多く、川・湿地・池・水田などの水辺が多いので、夏場に咲く花も、かなりあるので救われる。梅雨も後半に入り、水辺の季節も気配を見せてきたが、まだ本格的ではない。小さな端境期だ。


野草の森のオカトラノオが、賑やかになってきた。珍しい花ではないが、ここでは新興勢力だ。
  
穂先を垂れるオカトラノオ。水辺付近では、穂先を直立するヌマトラノオも咲き始めてきた。
  
池の畔のカキランは満開間近。野草の森でも咲き始めた。
  
夏枯草の別名を持つウツボグサ。草刈りにもめげず間に合った。湿地ではコバノトンボソウが咲き始めた。
  
モウセンゴケもゆっくりと数を増やす。池の水辺でも咲いている。
  
ネジバナも咲き始めた。サツキは今頃になって満開だ。
  
昔から、端午の節句の菖蒲湯に使われるショウブ。地味な花を咲かせた。ビオトープはトンボの季節。ギンヤンマも産卵に訪れた。
  
曇っていたせいか、カエルの姿が多い日だった。ヤマアカガエル・シュレーゲルアオガエル。

今回も、ハッチョウトンボはブログで扱います。 http://tono4019.blog.fc2.com/blog-entry-201.html へのリンク


6月23日 雨降って・・・

先週は、やっと梅雨らしい空模様が続いた。久しぶりに、まとまった雨も降ったようだ。草たちも、一気に生い茂ってきた。


夏らしい雲も湧き上がり、池の畔ではカキランが咲き始めた。
  
まだ、これからどんどん花が増えそうだ。
  
オカトラノオも咲き始めてきた。
  
ビオトープでも、バイカツツジが咲いている。
  
湿地では、一輪だけモウセンゴケが咲いた。ササユリは小出しで咲くようだ。すでに終わったもの、まだ蕾のもの・・・。
  
少しずつ増えてきたミヤマママコナ。そろそろピークだろうか?
  
ツバメの巣立ちも、順調に進んでいるようだ。野鳥の声は賑やかだが、姿を見せてくれるのは、カワラヒワなどの見慣れた鳥。
  
去年あたりから、ビオトープでもハッチョウトンボを見かけるようになった。繁殖行動も見られる。
  
トンボの種類も増えてきた。アオイトトンボ。ノアザミにはクロアゲハもやって来た。


6月16日 ホタル飛ぶ頃

今年もホタルの季節がやって来ました。秘かに心配していたのですが、今年はやはりホタルの数が少ないようです。


珍しく、雲間から月が覗いてくれました。
  
梅雨の時期のシンボル、ササユリも咲きそろってきました。
  
ノハナショウブも咲き始めてきました。昨夜の雨で濡れていますが、降雨量は少なかったようで、相変わらず水不足です。
  
ウチョウランは、今年も咲きましたが、やはり衰退傾向?
  
これからの時期の花も咲き始めています。ウツボグサ・ヤマホタルブクロ。
  
チドメグサ・コマツナギ。
  
ノコギリソウ・イヌツゲ。
  
日本最小のトンボ、ハッチョウトンボも、オスに続いて、メスも見かけるようになりました。
  
トンボの姿が増えてきました。コシアキトンボとショウジョウトンボ。
  
これまで、あまり見かけなかった蝶を見つけました。メスグロヒョウモンです。オスとメスで、翔の模様が全く異なることで有名です。これは名前通りにメスです。オスはヒョウモンチョウらしい色をしているそうです。(当初、間違えてサカハチチョウと記していました。お詫びして、訂正します。)


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