野草の森から2013(17)
10月27日 フィナーレ
相次ぐ台風の襲来などの悪天候も影響して、半月ぶりの訪問になるが、明日は古い友人たちの集いが予定されている。夜も寒くなってきたので、今回は日帰りになった。
ビオトープは夜露でびっしょりと濡れている。ノコンギクなども露に濡れて精彩がない。すっかり晩秋の佇まいだ。池の畔では、ヤマラッキョウ・リンドウが盛りを迎えた。今年の花の華やかな季節も、そろそろフィナーレだ。
今年もボンボリのようなヤマラッキョウの花が咲いた。
もう少し乾いた場所では、リンドウも花盛りになってきた。
紫色の花が咲くと、秋の終わりを感じる。
ぐっしょりと露に濡れたウメバチソウが一輪。
ジンジソウも一株だけ。
チャノキも花盛りだ。
そしてツルウメモドキの実も弾け始めた。
ウラギンシジミが翔を広げているのは珍しい。これはメス。 メスグロヒョウモンがセイタカアワダチソウの蜜を吸っている。だいぶ鱗粉がはがれたようだ。 アサギマダラはもう行ってしまったようだ。
10月13日 秋深まる
朝晩は、めっきり冷え込むようになった。フリースの上着を着込み、敷き毛布を敷いて寝る。ビオトープ周辺でも、秋の最終グループを飾る花たちの姿が見られるようになってきた。
今年もイワシャジンが咲いた。
エンシュウハグマも元気に咲いている。
そして、いよいよセンブリの季節。一年草なので、毎年咲く場所が違ってくる。今年は元気がないような・・・。
センボンヤリの秋の花も満開。閉鎖花なので華やかさはないが、すでに毛槍になったものも。
クルマバハグマもピークになった。コウヤボウキもまだ咲いていた。
ノコンギクもそろそろ満開。ユウガギクもまだ頑張っている。
リョウノウアザミやアケボノソウも、そろそろ終盤だろう。
野草の森では、ほぼ終わったミゾソバだが、野辺ではまだ満開だ。
この辺りの秋の最後を飾るヤマラッキョウとリンドウ。いよいよ登場である。
今年は、あまり見かけなかったツルリンドウ。そろそろ花は終わりそうだ。
特徴的な赤い実をつけ始めた。
ゲンノショウコも弾け始めた。チゴユリも、いつの間にか黒い実をつけている。
早くも紅葉し始めたマルバノキとイタドリ。冬の準備が始まっている。
もう南へ渡ったものと思っていたアサギマダラに出遭った。相変わらず赤とんぼの姿をよく見かける。コノシメトンボのようだ。