野草の森から2014(6)
8月18日 水辺の季節
こんなに間が開くとは思っていなかったのですが、天候の不安定と気象現象の局地化に振り回され、久しぶりの訪問です。それでも天気予報は不安定で、覚悟していたとはいえ、1日目は雨で中断が入ったり、思い通りの行動が出来ませんでした。なんとか2日目は、久しぶりの青空に恵まれ、気持ちよく動けましたが、そのかわり暑いこと! 暑さには強いはずの私でしたが、クラクラしながらの行動でした。
湿地はサギソウが満開です。今回、訪問を強行したのは、これを外したくなかったからです。
1日目のサギソウ。滴を纏った姿も良いものです。
でも、やはり青空を舞うシラサギの方が好きかな。
キキョウも予定通りに満開を迎えました。
青空に向かって謳う姿。
ビオトープでは、シラタマホシクサが咲き始めました。今年は順調です。
オモダカ・アゼオトギリ、水辺の花たちも目覚めました。
セリ・ヌマトラノオも増えてきました。
湿地では、モウセンゴケに替わって、ミミカキグサ・ホザキノミミカキグサの季節です。
里ではコバギボウシ、ビオトープではミズギボウシが咲き始めてきました。
今年も無事に咲いてくれた「野草の森」のレンゲショウマ。
ガガイモも、例年通りに咲き始めです。
ノリウツギ・キンミズヒキ、この季節の重要な名脇役といったところでしょうか。
7月28日 猛暑の頃
天候やら急用やらの影響で、なんと1ヶ月ぶりのビオトープです。梅雨も明け、連日の猛暑でぐったりした身体には、僅かな気温の差やら湿度の差が心地よく感じられます。そうは言っても、日中は30度を超す暑さですが、木陰に入るとさわやかな風を感じます。
秋の花というイメージのあるキキョウが、咲き始めてきました。毎年、一番暑い時期に咲き始めます。
今年は花のつきも良さそうです。
数年前に見つけたヤクシマヒメアリドオシラン。希少植物なのですが、アギスミレとの競争は厳しく、風前の灯火かもしれません。
イワタバコも範囲を広げるのは難しそうで、株数も減っています。
訪問が遅れたので、池の方の見頃は過ぎてしまったユウスゲ。ビオトープに根付いたたった一株は、私たちが来るまで待っていてくれましたが、株数を増やすことが出来るのでしょうか?
去年、復活したレンゲショウマは今年も頑張って咲いてくれました。
オオバギボウシは見頃を過ぎていましたが、状態は悪くありません。セリも元気に咲き始めました。
オカトラノオとヌマトラノオ。今年は花のつきが今ひとつのようです。
オモダカは咲き始めたばかり。アカショウマはそろそろ盛りでしょうか。
これも咲き始めのネジバナ。ノギランは一気に増えてきています。
ヒメヤブランとミヤマママコナ。暑さに負けずに頑張っています。
アイナエが今年も咲き始めました。アキノタムラソウは、今年は一段と目を惹きます。
湿地ではモウセンゴケはそろそろ終盤。ミミカキグサが姿を見せ始めました。
コバノトンボソウも悪くありません。エナガに巣を提供してくれた我が家のリョウブも花盛りです。