死してまで護ろうと思ったものが

あったのか今ではもうわからないけれど

大好きだったあなたに

最期に言いたかった言葉


どうか僕のこと


忘れてしまって
覚えていて

頼むから

悲しまないで
いつまでも泣いて

あなただけは

前だけを見て
後ろを振り返って

あなたの前だけでは
いつもの僕でいられたんです

あなたの前ではいつでも笑っていられたんです

ほら
あなたの記憶には

笑った僕しか残ってないでしょう?

その笑顔を胸に甦らせて

僕が死んだことを
あなたはきっと後悔するでしょう


でも
だから

時々でいいから
思い出してね







吹き出た赤は額をぬらし

身体を溶かした熱も今は冷めて

千切れた脚は

空を翔る





■ニコ様大好きでした。
追悼。
優しさと自己愛の矛盾。
痛くてごめんなさい・・・