58 御嶽神社の鳥居スギかながわ名木100
みたけ                     御嶽権現
 □  所在地      社務所?  〒250−0116 南足柄市三竹 412   神社所在地 南足柄市三竹 346    
 □ 交通機関  JR・小田原駅 関本行きバス 三竹入り口下車 徒歩40分   神奈川県南足柄市三竹の地図
 
 雨上がりの夕方だった前回の訪問と違い、きょうは隅々まで見ることが出来た。老朽し、急勾配で 通行不可能な石段の上には質素な社がある。
 脇の おちば坂 から徒歩で行くことが出来る また、「おみたらし」があり、水を持ち帰れるようになっている。 前は林道だが駐車スペースあり。 

 

 鳥居杉
 この杉は、鳥居杉と呼ばれ、古くから地域の人々に親しまれ、崇められてきた。 杉は長寿で大木になるので、昔から神社仏閣に多く植えられてきた。一説によれば、
 高くそびえて人間の目印になるような大樹は神にとっても目印になるといわれている。また、私たち日本人にとって、古木は単なる木材でなく「長年生き続ける精霊」として
 古代から大切にしてきた。
ヤマトタケルを崇神とするこの神社の杉も同様である。 江戸時代に書かれた「新編相模国風土記稿」には 「・・・・・社地に古木八十株あり。
 松、杉、檜、椎等なり。囲三尺より一丈四尺許に至・・・ 杉二株。鳥居杉と称す。囲一丈三尺余・・・。」とある。 当時から人々に親しまれるとともに神聖な木として崇めら
 れていたことがわかる。また名の示すとおり、鳥居の形で空にむかって伸びており、遠くからその姿を眺めることができる。樹高は約五十メートルもあり、県内第一である。
 昭和五十九年には「神奈川の名木百選」に選ばれ、高さといい、樹形の優雅さといい、わがふるさと南足柄の誇る文化財である。何百年もの間、世の移り変わりを見つめ
 てきたこの杉と静かに対話したいものである。
 樹高 約五十メートル。 根回り周囲 約十七メートル。 胸高周囲 約七.三メートルおよび七.五メートル。 樹齢 推定五百年〜七百年。
  南足柄市教育委員会                                                             「案内板より」       
 2008.10.20
お神水の由来
 「おみたらし」
 この「おみたらし」は、権現さんの御神水(ごしんすい)と呼ばれ、昔から霊水として近隣にも聞こえていました。 その由来は、昔、弘法大師がこの三竹山を通りかかったとき、
 部落に水がなくて困っていることを知り、法力でこのみたらしの水みちを開いて下されたという伝説や、また、
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の折、野火の難をのがれ
 ここで休息され、村人に世話になったお礼として持っていた剣で水を湧かせた。それがこの「みたらし」の起こりだとも伝えられています。 いずれにしても、お宮様と村とが
 水によって一つに結ばれたことを物語る尊い御神水であります。 「おみたらし」の水は、眼病その他、諸病に効くと、いまでも深く信仰されています。
 (御嶽神社にまつわる伝説より)                                                 「案内板より」 
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   2本が根元でつながり高くそびえている巨木。
                                          高さ50m、胸高周囲7.3m、7.5m。
          南足柄市指定天然記念物。 南足柄市指定文化財  

   寺社専用註車場 P あり
 
         
  うっそうとした森 助け合って長生き?   バクチの木があった。
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