Fukui稲荷の大スギ
県指定天然記念樹
 いなり
  所在地   福井県池田町稲荷12−8
 交通機関  JR北陸本線・佐波江駅 車35分
 駐車場 鳥居前広場

 Link                   2017.11.06  
 須波阿須疑神社(すわあづき)の裏山にある。着いてすぐ登坂 息が切れた。〆[紙垂シデ]のついた竹竿


 

 

  稲荷の大スギ     福井県指定天然記念物       
須波阿須疑(すわあづき)神社の社伝には「元正天皇の霊亀2年(716)、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)山城国盛山より
当社大杉の梢に影向し給う。」と記されており、倉稲魂命(稲の霊の神)影向のひもろぎ(神様がこの世に現れるとき、そのよりどころとなる神聖な場所)
と伝えられている。また、この大杉は、
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのもこと)を祀る神木とされ、荒魂大杉大明神とたたえられ、
多くの人々から尊崇礼拝されている。千数百年を経た今も樹勢は盛んであり、県内はもちろん、北陸地方でも有数の大杉である。
 目通り 8.6b  主幹根廻 11.7b  樹高 約40b  樹齢 千数百年                  池田町
  須波阿須疑神社(すわあづき)    池田町指定文化財 建造物
元禄二年(1689年)の再建になる間口八間、奥行き五.五間の大拝殿である。もとは茅葺きであったが、昭和五十七年に現在の銅板葺きに改修された。
柱は太く、桁は八間通しの巨木を使用するなど、積雪に耐えるよう頑丈な造りで、自然木をそのまま活かす手法には当時の巧みな建築様式がしのばれる。
内部は、社壇が開閉式で本殿を直ぐに拝することができる。正面中央は一段高くなった能舞台があり、「やらい」で囲まれている。右手奥の神輿殿は
楽屋として使われていた。また、左手奥には囲炉裏が設けられており、ここでは大晦日の夜、厄年にあたる氏子たちが参籠し、この火にあたることで
厄払いができると信じられている。
当社では大正六年(1917)まで、正月六日(旧)に能が奉納されてきたが、いまは 室町期の古能面を拝する能面祭が行われ、その伝承を受け継いでいる。
稲荷の大スギ
須波阿須疑神社