しが熊野のヒダリマキガヤ
国指定天然記念樹
くまの
  所在地 滋賀県蒲生郡日野町熊野200  
 交通機関 近江鉄道本線・日野駅 車25分 
 駐車場 境内
 Link                  2018.3.28 
木は熊野神社内になく、路沿いに下ったところと脇道を入ったところに見つけた。
熊野のヒダリマキガヤ
  熊野のヒダリマキガヤ 国指定天然記念物  大正十一年十月十二日指定
カヤは山形県以南に分布する暖帯性のイチイ科の常緑針葉高木で、葉には独特の香気があり、十月頃に種子をつける。材は堅く緻密で美しく、加工しやすいため建築・彫刻など
多方面に利用されるが、特に碁盤の材として珍重される。一般的に種子は長さ約1-3㎝の卵形または楕円形で、食べることもでき、油も取れる。また、サナダムシの駆除や
強壮剤としての薬用効能もある。 これに対して、このヒダリマキガヤの種子は長楕円形で、長さが約4-5cmと大きく、外種皮及び内種皮の浅い溝が、
一般のカヤが直線であるのに対して、左方向へ螺旋状に巻いている。 この特徴は偶発的な突然変異によるもので、カヤの変種として天然記念物に指定されている。
なお、周辺にはこのほかに二本のヒダリマキガヤがあり、そのうちの一本は同じく国の指定を受けている。
また当町のほかには、国指定として宮城・兵庫両県に、県指定として?・富山・三重各県にある。    滋賀県教育委員会
 熊野神社
熊野神社の社歴は境内に建つ社歴碑の通りだが、我が国の中世期、熊野の村とこの神社は、神体山綿向山を中心に活躍した修験者達の拠点地となり、
都の公卿の參詣もあった。明治期に末社として境内に遷された出生社(でなり)は、よく修験信仰の名残を今にとどめ、風之宮もまた熊野という山村の民俗が
生んだ社である。毎年成人の日に古来より伝わる弓引式が境内で行われ、この神社を中心に多くの民俗行事を熊野に残している。 
                                               日野観光協会 西大路公民館
 熊野のヒダリマキガヤⅡ