石動神社の親スギ
 
県指定天然記念樹
いするぎ
  所在地 山形県新庄市萩野 石動神社
 交通機関  JR・奥羽本線・泉田駅 車15分 
 駐車場 なし
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2019.7.24
     山形県指定天然記念物    石動神社の親スギと石動神社
社殿背後の大杉は、『石動神社の親スギ』と呼ばれ樹齢千年をこす老木で、根廻12.6m、目通り樹周7.7m、樹高約38m、の雄大な姿を誇り、石動神社の御神木として崇められています。
県内でも稀な天然杉の巨木として、県の天然記念物に指定されています。 江戸時代初期までの羽州街道は、この神社の東側を通って仁田山に至っていたと言われており、この親スギは
その名残かも知れません。 石動神社の祭神は、『石動彦神』で、平安時代の大同元年(806)に勧請されたと言われています。中世に入って『白山姫神』を合祀して五社権現となり、
それ以来地元では権現様と呼んでいます。 『新庄領村鑑』によると、石動神社は周囲百八十間(約三百二十五b)、八百二十四坪の境内を有する古社と記されています。
石動権現様の使いは『うなぎ』とされ、そのために神社の周りの田んぼは、どんな日照りの年でも水が不足したことがないと言われています。 五穀豊穣、所願成就の神社として、広く近郷の
人々に信仰されています。 参道の敷石の一つに『いぼ石』があります。手や足の周りにイボが出て困る人は、この石を三回こすると、たちどころに治るという不思議な石です。何百年もの間、
沢山の人々がこの石をなでてきたので、いつのまにか鏡のように光っています。 『石動権現』の本山は、石川県鹿島郡鹿島町にある修験の山、石動山であると言われています。遠い昔、
石動山信仰が日本海を北上し、この地方に至ったものと考えられます。                    新庄市教育委員会