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2014.04.22
権現堂しだれ桜(ふりそで桜)由来 上山市指定文化財(天然記念物) 名峰蔵王山麓にある当地(権現堂字地蔵堂)は信仰の山蔵王権現に参拝する行者が休息した場所であるといわれている。 ここに地区民と蔵王権現を信仰する人々が共に釈迦仏を祀り併せて地区民の安住と繁栄を願い植えられたのが権現堂しだれ桜であると言い伝えられている。 (お釈迦様は現在も公民館内に安置し祀られている。) 五百年の風雪に耐え、権現堂地区の歴史を見守り共に生長してきた桜は、春一番にこの絶景の地に しだれ下がった枝に満開の花を咲かせる。さながらこの姿は未来を担う若者が成人を祝うふりそで着を着用した心操のごとくふりそで桜である。 先人から名木を地域の宝として次世代へ継承するため平成十三年四月に権現堂しだれ桜保存会を設置し地区民一体となって樹勢管理と環境整備に努めており、 平成十四年三月には関係各位のご指導ご協力により樹の補修工事を完了したところである。 樹木名 シダレサクラ(エドヒガン系) 根元周6.15m。 樹高12m。枝張り16m。 平成十四年四月 権現堂地区会、権現堂しだれ桜保存会、上山市教育委員会 |