いわて実相寺のイチョウ 
 
国指定天然記念樹
じっそうじ
 所在地  岩手県一戸町一戸大沢12 
交通機関  iいわて銀河鉄道 一戸駅 徒歩17分
駐車場 あり
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2022.11.07
   国指定天然記念物  実相寺のイチョウ              昭和十三年指定
イチョウの祖先は、古生代の二億九千万年前ごろから世界中に茂っていた植物で、日本では中生代の地層から(約二億二千万年前)その化石がたくさん発見されています。
長い年月の間には絶滅しかかったのですが、東アジア(中国)の一角に生き残っていたものから人為的に栽植され、現在まで続いていると言われています。
ここ実相寺のイチョウは、樹齢約二百八十年・樹高約二十五メートル、目通り周囲3.3メートルで、イチョウとしてはそれほど巨木ではありません。しかし、雄株でありながら小枝の一部に雌花がつき、毎年ブドウ房状の実を結ぶ貴重なイチョウとして、国の天然記念物に指定されました。
イチョウの雌株が少ないことから、実をとる目的で接ぎ木をすることもありますが、実相寺のイチョウは、接ぎ木をしていないのに雄株の一部にに実が着くという珍しい木です。
現在、クローン増殖(値付け)された3本が元気に生育しています。