天然記念物椋本の木 椋本に由緒深いこの椋の大樹は、今を去る一千百年前すでに九mの周りがあったという。 今に至るもいきいきとのび、樹齢もわからぬ椋の大木は日本でもまれである。 我々はこの天然記念物を長く育てたい。 芸濃町教育委員会 |
椋本の大ムク 国指定天然記念物 高さ十八メートル余、周囲八メートルのムクの巨木。樹齢は、1500年以上と言われています。 「嵯峨天皇(809-822)の頃、征夷大将軍坂上田村麻呂の家来、野添大膳父子が伊勢路を流浪し、この地に逃れたとき、 巨大な椋の木を見つけ、その下に草庵をつくって住んだ。」 これが、椋本の発祥だと言い伝えられています。 明治三年九月十八日の夜、暴風雨によって巨木が折れてしまった。その時の神官、駒田巽氏がその枝をそのままにしておくのは忍びないと考え、 獅子頭を彫刻し、明治七年、椋本神社に奉納しました。昭和九年一月二十二日には、国の天然記念物に指定されています。 ムクノキ ニレ科の落葉高木。本州の関東以西、四国、九州の山地に生える。高さ、二十メートルに達する。葉は、楕円形または卵形で四-八センチメートル。 春、小さな黄緑色の花が咲く。果実は卵形で大豆大。、黒く熟し甘味があり生食される。葉は、表面がザラザラしているので、物を磨くのに使われている。 |
三重椋本の大ムク |
周りには桜が満開。葉も芽もなく、寂しい。太い幹と注連縄が威厳。 |
椋本の大ムク |