国指定天然記念物 小原のコツブガヤ                         所在地 白石市小原字御仮屋
                                                 樹種 コツブガヤ
 コツブガヤ(小粒榧)は、イチイ科の常緑高木である。
 本種は、昭和三年に、森川均一氏たちによって、三重県名賀郡で発見されたカヤの変種である。
 小原のコツブガヤは、地元の植物研究家斉藤四郎治氏によって、わが国で二番目に発見されたものである。
   コツブガヤの特徴
    一,種子が小さい  コツブガヤの実の長さ 約1.8センチ
                 普通のカヤの実の長さ 約2.8センチ
    二,葉は短小で先端が鈍頭または、微凸形で普通のカヤのように鋭くとがっていない。
    三,枝は密生する。
  小原のコツブガヤの概要
    樹高 21メートル
    幹周り 3.2メートル
    推定樹齢 三〇〇年「日本の天然記念物誌」より
 斉藤四郎治氏は、小原に生まれた教育家で地区内の植物を研究し、ヨコグラケノキ北限地帯・サイカチ(枯死のため解除)
 ・ヒダリマキガヤ・コツブガヤ・カントウマユミ(枯死のため解除)などの国指定天然記念物を発見した。
 国道113号線沿い、苗振に村民に建てられた公徳碑がある。
                     参考文献「白石市の植物誌」「白石市の文化財」「宮城の文化財」
                                         平成一六年三月   白石市
 みやぎ小原のコツブガヤ 
 
国指定天然記念樹
おはら
  所在地 宮城県白石市小原御仮屋
交通機関  東北新幹線・白石蔵王駅 車25分15km
駐車場 なし
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2019.7.22