ふくしま諏訪神社の爺スギ・媼スギ |
所在地 福島県田村郡小野町夏井町屋 諏訪神社 交通機関 ゆうゆうあぶくまライン・夏井駅 徒歩3分 駐車場 あり Link 2016.11.07 |
諏訪神社の爺スギ・媼スギ 国指定天然記念樹 小野町大字夏井字町屋 神社の縁起によると、奈良時代に右大臣・藤原継縄がこの地に立ち寄り、勿来の関より持参した白砂をまき二本のスギを植え、 諏訪神社を勧請したと伝えられている。諏訪神社の参道をはさんで立っている夫婦スギのうち、社殿に向かって右側が翁スギ、左側が媼スギで、 どちらも樹勢は旺盛である。二本のスギの間隔はわずか1メートル程度で、二本の幹がまっすぐにそびえ立ち、幹の上部で互いの枝が交差している 光景は圧巻である。これほどの巨木が並び立つ例は非常にまれで、二本が相対して並んでそびえ立っている姿は壮観で威厳を感じる。 樹齢1200年 樹高 翁スギ 48.5m 樹周 翁スギ 9.2m 根元周 翁スギ 10.6m 媼スギ 47.8m 媼スギ 9.5m 媼スギ 10.8m 小野町教育委員会 |
夏井諏訪神社本殿 町重要文化財 ○本殿 一間社流造。中備蟇股、組物出三斗、寛文五年(1665)再建 ○祭神 式御名方命、下照比売命 当社の縁起によれば、光仁帝宝亀年間(奈良時代)に、当時蝦夷と呼ばれていた東北地方の伊治村の城主砦麻呂が反逆し、国司の広純公を殺害した。 股その勢いで民を殺戮し暴虐の限りを尽くしていた。 このため、宝亀十一年五月(780)征討使として藤原朝臣継縄郷が任命され東奥に出伺した。 そしてこの地に陣をとり社壇を築き杉を植え勝敵の祈願をこめ奥地に進発し諸処の敵を破り国府につく。よく天応元年三月数度の合戦に伊沼の柵を破り 賊首砦麻呂を誅して凱戦。帰京しその後本社を造営したという。境内参道にある「おきな」「おうな」杉はその当時植えられたものと伝えられており、 国の天然記念物に指定されている。 小野町教育委員会 小野町観光協会 |