小泉川鮭有効利用調査
11月06日 小泉川 水温12℃
HITルアー TEPPENスプーン(12g)+タコベイト
 8月に応募した小泉川鮭有効調査の調査員に見事当選することができた。11月3日と6日の2つに応募したが祝日である3日には落選し6日のみ当選したのである。これで、去年青森にいたときにサケ釣り用に買ったが、1度も使わずにいたTROUT RISEの出番がきたのである。しかも、8月20日に転落した車が2ヶ月間の修理を終えて帰ってきたのだ!(^^)!
 朝4時に家を出発して会場に到着したのは6時。ちょっと早目の到着だったがすでに5台ほど車がありすでに準備を始めている人も。

さっそく、準備を始め受付が開始されるのを待つことに。6時45分時間どおりに受付が開始され受付の済んだ人からポイントへ移動。オイラも、さっさと受付を済ませ承認証兼採捕従事者証をもらいポイントへ。

っていうよりも場所とりみたいな感じ。事前の情報から上流がいいみたいなことを聞いていたので上流側へ場所をとった。確かに調査エリアの上流100mのとこには簗がありそれ以上サケが上れないようになっている。となれば、必然的に上流に魚がたまることになる。その反面、銀ピカのフレッシュは望めないと思うが・・・
 7時の開始まで水面を眺めていると回遊しているサケの姿を確認できる。中にはジョーズのように背びれを水面に出して泳いでいるサケもいる。これで、回遊のレンジは汽水域のこの場所では真水の領域で水面から50p以内を回遊していることがわかった。となれば、使用すべきルアーも決まってくる。10gから20gまで用意してきたが15g以上は使えないだろう。しかも、底には藻がびっしり生えているとのこと。さっそく選んだのはTEPPEN12gにピンクのタコベイト。
 7時になり大会関係者の「始めてくださーい」の声で調査開始。一斉にキャストを開始し水面が慌ただしくなる。10分経過するがまだ周りにヒットした様子がない。オイラも、リールを巻く速度を徐々に遅くしあたりを待つ。
 そして、7時18分に冬の管釣り並みのデットスローにしたとき「ガツン」というあたりとともに一気に竿がしなる。「キター!ヒット!」と、ガンガン引くサケのパワーに圧倒される。大会関係者も寄ってきて「あわてるなよ!引きを味わったら」とか言ってきた。今回サケに用意したタックルがかなり信頼できるのでサケの引きを十分に楽しむことができた。が、ここで問題が発生。寄せてくるにつれてそのサケの大きさがでかいことに気づいた。オイラの持っているネットに入りきれそうもない。周りを見渡すと声をかけてきた大会関係者の方がタモをもっていたのでタモ入れをお願いすることに。無事にネットインして見てみるとがっちり口に掛かっており納得のいく1匹に。メスということで測定もせず写真だけ撮ってもらって生簀にドボン。

 とりあえず、1匹釣ったことで余裕ができルアーをスプーンからミノーに変えて遊んでみることに。これが、全く反応しない。1時間ほど試したが全く駄目だったので再びスプーンに変えてデットスローで探ってみる。数等キャストして着水と同時にヒット!!水面を暴れるサケの姿を見てたらフッと軽くなり痛恨のバラシ((+_+))
 日が高く上がり気温も上昇し汗ばむ陽気になってきた。予報では最高気温は20度になるらしい。朝は3度まで下がりグローブをしないとやってられなかったくらいだったのに。
 上着とグローブを脱ぎ気を取り直して再開すると、再びヒット。ガッチリとフッキングを決めたので安心して引きを味わってネットイン。イカツイ顔したオスで検量所で測定すると80.0cm 4.0kgでした。

 時間がたつにつれて潮が上がってきて水面が上昇しボラやフグの姿が見え始めてくる。サケの回遊する姿を見る回数が減ってきた。プレッシャーがかかってきて対岸に寄ってしまったのだろう。ここで、休憩を兼ねて短くなったリーダーの交換をしていると今まであたりのなかった人たちに次々とヒットしている。「なぜだろう?」と対岸をみると水鳥の姿が。80pにまで成長したサケでも鳥は天敵なのだろう。対岸にいた鮭が寄ってきたのである。さっさとリーダーを交換し再びキャスト開始。やや早めのリトリーブにしているとヒット!が、一気に走りだしドラグが「ジーッ」となりどんどんラインが出ていく。これはスレ掛かりだなーとドラグを徐々に絞めていき、サケとの力比べをすることに。逃げようとするサケを右腕のみで勝負。5分間の格闘の末に力尽きたオスのサケを無事にネットインして検量へ。81.0cm 4.2kgでした。
 そして、またスレでヒットし今度はメス。フックを外す際に卵がポロポロと落ちてしまい、写真も撮らずに生簀にドボン。
 少々、右腕に疲れを感じてきたので回復を兼ねて下流のほうへ偵察に。朝、準備してるときフライマンも一人いたのでその方のところへ。今日唯一のフライマンということですぐ見つかった。釣果は朝一に1匹上がったという。時間を聞いてみると7時開始直後。たぶんこのフライマンが今日のトップ賞だったんだろう。(オイラかなと思ってたが違った・・・)もちろん、そんな賞などない。調査ですから。ヒットカラーはやっぱり赤ということでした。

 おいらのポイントへ戻りラスト1時間最後の1匹を狙うことに。そして目で見える範囲にサケの回遊してくる群れがきた。群れの中にルアーを通すように調整し最後は回遊するサケの鼻先30pを(下北のカラフトマスを狙うように)通したらサケが口を開いてルアーを食いついたのが見えた。ビシッと合わせるが、なんか微妙。掛かりが浅いのが見える。案の定、バレル。周りから「あーあ・・・」の声が大会関係者と早めに終わらせた釣り人のギャラリーが・・・すげー恥ずかしい。
 名誉挽回を狙ってラスト15分。ダメかと思ったらキター!しなるロッドとドラグの音で再びギャラリーが寄ってくる。今度は完璧なスレ掛かりなのでバレルことない。ラインブレイクすることのないかぎり大丈夫だと思って。ちょっとカッコつけて(少し演技も入れて)魚との駆け引きを演出(^◇^)
 無事にネットインして今日1番釣った人ということで検量へ。84.0cm4.4kgでした。
 調査終了の午後1時になったので朝、受付したところで承認証兼採捕従事者証と調査報告そしてアンケートを提出し終了となりました。
 今回、初めの参加になった小泉川鮭有効調査でしたが、調査費が5000円でしたがサケ3匹と地元特産素材を使った弁当付きなら高くないと思います。そして、なによりも運営スタッフの親切な対応がとても良く気持ちよく調査をすることができました。これからも小泉川鮭有効調査が続けられることを期待しております。

結果
 1st --.-cm -.-kg/メス
 2nd 80.0cm 4.0kg/オス
 3rd 81.0cm 4.2kg/オス
 4th --.-cm -.-kg/メス
 5th 84.0cm4.4kg/オス

P.S
オス3匹まで持ち帰りOKなので3匹とも持ち帰り新巻鮭にすることに。3匹中2匹はまだピンク色してたので塩漬し新巻鮭へ。残る1匹は白くなっていたので庭の肥料になりました。はじめての新巻鮭作り出来上がりが楽しみ(*^_^*)