『NAME』
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「なあ、おまえの名前の由来って何?」
旅行の申込書に名前を書きながら、ふと思ったことを口にする。
「さあ?知りませんねー辰男に洋子に佳孝、静代に喜三郎」
「共通点なし?」
「ですね」
「恵のある子とかなんだろうな」
「先輩は?長男だから一?」
「かな?」
話ながら、千秋真一と氏名欄に書き込む。
「ねー、先輩?」
「何?」
「もし、もしですね、のだめと先輩の子供が産まれたら、なんて名前にしますか?」
「へ?おまえ、まさか」
変な汗が出てきた…
「先輩?何慌てて…あ、違いますよー もしもの話ですからね?」
心臓に悪い……
「で、名前ですよ」
「あ、ああ」
この話題、変な想像しそうだなぁ……
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「で、考えました?」
のだめは、さっきまでの情事の余韻である火照った身体を刷り寄せ、昼間の話題を繰り返す。
「まだ言ってんの?」
「やっぱり、音楽に関係ある名前ですか?」
今なら空想話に付き合うのも悪くはないが、妙にリアルな会話でもある。
「おまえの真似して一文字がいいんじゃない?」
「ひびき、そう」
「響、奏?」
左腕で身体を抱き、空いた右手で空中に漢字を書く。
「後は、音とか楽とか……」
後半が聞こえない。眠ってしまったらしい。
ん?音楽の楽?
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朝、朝食を取りながら会話をする。
「おまえさ、昨日、子供の名前に音楽の楽って言ってたよな?」
「はい!『ガク』ですヨーむきゃーかわいー」
「そう名付けたとして、フルネーム漢字で書いてみろ」
オレは紙とペンをのだめに渡す。
『千秋楽』
「できたー」
「知ってる?それ、センシュウラクって読むんだぜ」
「あー!」
二人して笑う。
そんな日もたまにはいいかな。
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たまにはこんな話も・・・
くだらないですね・・・
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