2003.6.21(Sat.)
初夏のビーナスラインを訪ねる日帰り旅行
-八島湿原・霧ヶ峰・車山・バラクライングリッシュガーデン・他-



この日記のまず始めに・・・・。

今回の旅のきっかけ、バラクラフラワーショーの招待券をくれたHさん、Nちゃん、本当にありがとう!
1年に1度しかないこのバラクラフラワーショーは、いつか必ず行ってみたい!と心から願っていたイベントでした。
心から感謝しています。素晴らしかったよ!!

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梅雨時、来る日も来る日も天気は雨、という最悪の毎日。
しかし出発前日の夜、かつてないお天気の予感。
なんと夜空に星が輝いていました。
いくら天気予報で「明日は快晴」と言われても、どうにもぴーんとこないのです。
私達が自然を求めて高原や山へ行こうと決めた日は、ほぼ100%の確立で曇り、最悪雨、と、たまに晴れ間が出るものの、
1日中晴天の日なんて今だかつて経験したことがありません。
きっと旦那サマのお天気の神様が、どこからか雲を運んでくるよ。。とほとんど諦めモードで就寝。

朝3時30分起床。
カーテンをそっと開けて夜空を眺めてみると、星がまだこうこうと輝いています。
・・・・小さい頃から晴れ女として君臨してきた私のお天気の神様が、ついに強烈な雨男の旦那サマの神様に勝ったのね!! なんて
勝手に思いながら手早く身支度を済ませました。
今日こそは青空の下のドライブが楽しめるのだろうか。。。。いやいや、今までこう思いながら何度裏切られたことか。

なーんて自問自答しながら、あっと言う間に4時。
さぁそろそろ出発!と、ガラガラだけども走っている車はほとんどトラックという16号線を、中央自動車道八王子IC目指して走ります。
この16号線、日本で一番信号機の数が多いんじゃない?っつーくらい、とにかく信号機が多くて。
赤信号で止まり。。。を繰り返してイライラ。。。。
でも40分ほどで八王子ICに着くことができて、だんだん夜が明けてきた中央道を安全運転で走行。
そして途中5時30分前頃、談合坂SAで朝食をとりました。
私達が高速道路を使って遠出する時の朝食は、決まって吉野家の牛丼(東名高速道路の海老名SAにあります)か麺類と決まっています。
旦那サマはかき揚げ蕎麦を、私はかき揚げうどんを早々に食べて、再び出発。
お腹がいっぱいになった0時就寝の旦那サマは、助手席で気持ち良さそうに寝ています。
7時前に諏訪ICを降りることができ、湖を左手に見ながら国道20号線から142号線を経てビーナスラインを目指します。
天気は晴れる一方。何年ぶりかにビーナスラインの素晴らしい景色を堪能できるのだろうか。。。と思いながらビーナスラインに入りました。
昨年の9月にもここを訪れましたが、その時は辺り一面真っ白で、何も見えなかったのを思い出します。

言葉が無いくらい、素晴らしい景色が目の前に広がりました。
初夏のビーナスラインは緑が本当に美しくて、窓を開けて涼しい風に吹かれながらのドライブはそれはそれは最高でした。
私は両親と何度もこの道を通っているのでどんな景色か解りますが、旦那サマはビーナスラインの景色を見れたのが今回が初めて。
「最高!」と叫びながら大感激しているようでした。(良かったネ)

すぐに八島湿原に到着。ここは昨年来た時には辺り一面霧で覆われていて、景色も何も全く見れなかった場所です。
まだ7時過ぎだというのに車もチラホラ停まっていて、三脚つきのカメラを担いだおじさま達が撮影を終えて戻ってきていました。
いい写真を撮りたかったら、やはり早朝、範囲を広げてやはり午前中に限るでしょう。
私も早速三脚にカメラをセットして、ビーナスラインの下のトンネルを潜って八島湿原へ。
ものすごく見たかったレンゲツツジが辺り一面を覆っていました。なんてキレイなんでしょう!!
辺りはとても静かで、鳥の鳴き声しか聞こえません。
時間が無かったのでトレッキングというわけにはいかなかったけど、(バラクラは9時オープンなのでそれまでに到着したかったのです)
手前でも充分美しい景色を堪能できました。
あ、今回の旅で、デジカメは旦那サマの担当です。


原とは反対の景色 逆光で湿原がキレイに撮れなかったけど、反対の斜面にレンゲツツジが美しく咲いて

しばらく私も景色に見とれ、何枚も写真を撮りました。
次ここに来る時は、もっと時間に余裕がある時がいいなぁ、トレッキングもしたいし、と思いながら、再びビーナスラインへ。
すぐに霧の駅の駐車場に着き、再び車を降りて、ここでも写真を撮りました。
この前来たときは、ちょっと歩いたところにある「霧鐘塔」までお散歩した帰りにどしゃぶりにあい、駐車場まで猛ダッシュしながら
戻ってきたのを思い出します。
事前にインターネットで調べたところ、霧ヶ峰高原一体レンゲツツジが満開ということだったのですが、本当にキレイでした。

この左の丘の向こうに霧鐘塔があります たくさんのカメラマンがこの景色を撮影していました

時間も8時をかなり過ぎたので、そろそろバラクラへ向かわないと、と先を急ぎます。
車山高原を通り白樺湖へ向かう道は、本当に最高の初夏の景色でした。緑がとっても美しいです。
一気に白樺湖へ降り、国道152号線を南下し、大ッキライな芹ヶ沢の交差点を蓼科方面へ左折。
(ここの交差点は本当にややこしくて、もう何回通ったか解らないほど訪れているにも関わらず、今だに迷う不思議な交差点なのです)
しかしまだ9時前だというのに、ものすごい車の数です。やっぱりみんなバラクラへ行くのかな・・・・。
予感は的中、みんなバラクラの駐車場へ右折していきます。うわあ・・・・みんなすごいなあ・・・・とある意味感心。
車のナンバーを見ると、品川、練馬、相模、八王子、春日部、所沢、大阪、三重、京都・・・と、みなさん遠くから来ているのですねー。
ちょうどオープンの時間。ちょっとドキドキしながら招待客というゲートを通過。いつもの如くパスとなっているシールを胸のあたりに貼ります。
園内に入ると、民族衣装を着た方がパグパイプを演奏していて、ますますこのショーを盛り上げているようでした。
まだオープンしたばかりなのに結構な人の数。ここはそんなに広くないので、とにかく人で溢れかえっているという印象でした。
しかし園内のたくさんの花は本当に美しかったです。
もう散り始めたバラ、蕾をたくさんつけてこれから咲くバラ、カサブランカ、ラベンダー、アジサイ、名前のわからないキレイな花も
たくさん咲いていて、初夏の美しいお庭に、美しくコントラストを成していました。

特設テントの入口 通常はここの階段を上って右側が入口 園内 溜息が出る美しさ
白がメインのコーナー バーゴラの上につるバラが見事 足元にひっそり 虫もネ
カサブランカ 気品を感じます 本当に手入れの行き届いた芝です つるバラの絡んだバーゴラ かわいかった!
いろいろな場所にあったアジサイの寄席植え パラソルつきのテーブルとベンチも 滝のように咲き誇る白いバラ 見事!
ハンギングも見事 入場口のある建物に這う葉とバラ 入口の階段横に咲いてたバラ

美しいガーデンを堪能し、パラソルの下でちょっと休憩。
園内を見ると、ものすごい人。しかも入場口からはどんどんお客さんが入ってきます。
日傘をさしてサングラスをかけたマダム達がいっぱい! きっとお金持ちの人が多いんだろうなあ〜。
時間は10時30分。写真も満足いくまで撮ったし。そろそろショップと苗のコーナーを見ようと、再び行動開始。
ショップはあまり気に入ったのがなかったのですが、外のバラ苗コーナーにはピーター・ビールズ氏のナーセリーから直輸入された苗が
所狭しと並んでいて、白いつるバラを発見! (あ、名前忘れた・・・・) 
写真を見るとすごくかわいい。あぁこのバラ欲しい! と思いつつも、給料日前に1つ5,900円の苗はかなり高額に思えて・・・・。
結局諦めました。欲しいのが見つかったら、また通販で購入することにしようと決めて。さすがバラクラ、やっぱり高価!!
一通りバラクラの園内を見終え、さてお昼をどこで食べようか? と考えることに。
園内にも有名なシェフのいるブリティッシュ・レストランがあるのですが、なんだかそんな気分でもなくて。
ふと昔行った八ヶ岳の麓のレストランを思い出し、旦那サマに提案したところ大賛成!とのこと。
時間もまだ12時までかなりあるし、ドライブがてら行ってみようかということになりました。

再び芹ヶ沢の交差点を通過し、八ヶ岳美術館のあるT字路を目指します。
そしてこのT字路を右折し富士見高原を走る鉢巻道路という道へ入ると、あとはひたすら道なりです。
しばらく走ると右側に「カントリー・キッチン」が見えてきます。
ここのテラス席が気持ちよくて、前来た時も外でお食事をいただいた覚えがあります。
犬連れオッケーなので、犬を連れた人たちがたくさんいました。
緑の中静かなテラス席でのお食事は本当においしくて。ここはお肉料理がメインで、ガーリックソースのステーキを頼む人が多いです。
この日は2人とも40食限定の「若鶏のやわらかトマト煮」を注文しました。
1人1,500円で、大根のサラダ、そしてこのメインのお料理、オレンジシャーベット、コーヒーと、大満足の内容です。
他に単品で自家製ソーセージも注文しましたが、これもまたおいしかったです。

道路からの入口 写っていませんが左側がテラス席 レストランの入口 やわらかくておいしかった若鶏のトマト煮

お腹もいっぱいになって大満足。ここから八ヶ岳公園道路という道に入って清里方面へ向かいます。
道路の両脇は県営の牧場になっていて牛が放牧されているはずなのですが、この日は暑かったのか残念ながらいませんでした。
前来たときは車を停めて、記念撮影したのが懐かしいです。
ひたすら走り、背景の自然の美しさとの調和が非常に美しい赤い橋、東沢大橋を渡り、清泉寮へ到着。
ここからの眺めもすごくステキです。この日は人も少なく、アイスクリームを買い求める列がないのにびっくりしました。(いつもは長蛇の列)
少し買い物をして、すぐに出発。
遅くなって道が混むのがイヤなのでそろそろ帰ろうかということになり、須玉ICを目指すことにして国道141号線に入りました。
何年か前のGWにこの道を通った時、左側いっぱいに何百もの鯉のぼりが泳いでいた光景を思い出しました。
あの鯉のぼりは見事でした。。。まだハッキリ覚えています。あんな素晴らしくて感動した光景も、今までそうありません。また見たいものです。
その時のことを話しながら走っていると、いきなり左側にものすごくキレイな花畑を発見!!
瞬時の出来事で通りすぎてしまいましたが、旦那サマがすかさず「戻って!」と言うので戻る事に。
そこは「清里フラワーパーク」と看板が立ててあり、そんなに広くない花畑でしたが、ポピー、矢車草、マーガレットなど、それはそれは
キレイな花畑でした。
直線道路の真横にあるのでどの車も結構なスピードで通り過ぎて行くのですが、花畑の美しさにUターンしてくる車も結構いました。


時間は15時。そろそろ本当に帰らなくちゃと、須玉ICから中央道に入りました。
来る時は諏訪ICまでだったので、3つのIC分近くなって非常に早く帰ることができました。
帰りは相模湖ICで降り、相模原にある旦那サマが非常にお世話になった上司の方のお墓へ立ち寄り、その後夜ごはんも食べて帰りました。

今までの経験上、ビーナスラインを走る時というのは、必ず泊りがけで信州を訪れている時だったのですが、日帰りでも全然行けるということが
解り、これから季節のいい時にはまた日帰りで来ようと思った旅でした。

やっぱり信州最高! いつか必ず住みたい!

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