クリスマスツリー

私が産まれた頃に、祖母が買ってくれたツリーです。
母の出身は横須賀なのですが、祖母のお友達が米軍横須賀基地で働いていたということで、その伝手で購入した外国の
ツリーだということです。
高さは2m以上あり、本物の樅の木に非常に近く、ここまで精密にできているツリーはもう今ではなかなか手に入らないでしょう。
解体するとダンボール3箱にも及び、組み立て始めると汗だくになるし、飾りつけをする時も脚立が必要だったりと
手間は本当にかかるこのツリーですが、毎年父が先頭にたって組み立て、私と妹が飾り付けをし、 クリスマスの日の朝目覚めると
この大きなツリーの下に私と妹へのプレゼントが置いてあり1年で1番楽しみにしていた瞬間だったように思います。
そしてクリスマスが終ると大事に大事に解体して本当に大切にしてきたこのツリー。
ダンボールに収納した時、仕切る為に必要な新聞紙の中には、なんと私が産まれた年の朝日新聞があります。
もうすっかり黄ばんでしまっていますが、その新聞紙を見るたびに歴史を感じることができて、暖かい気持でいっぱいになるのです。
物を大切にすることって、本当に大事なことですね。

毎年飾り付けもちょっとずつ変えたりしますが、基本的に飾りの1つ1つも大切にしていきたいと思っているので
買い換えたりはほとんどせず、リボンを変えたりするくらい。
電飾の数はとにかくすごくて、150球×2本がこのツリーにかかっています。
真っ暗な中の点灯は、とにかく圧巻です。