蹴球独白録 非日常的観戦記

いきなり、中国語的(あくまでも中国語)表現で書き出しておりますが、はっきり申し上げて、絶対に中国の方には、通じませんのであしからず。(笑)
少し気分を変えて、お付き合い下さい。では・・・・
あ、それとこれは、彼の名誉の為にも、お願いがあります。
あくまでも、私のすーごく、近い知り合いの匿名の体験記ですので、けして個人名を想像して、噂をしないで下さいね!(秘密厳守!)

 
私の知り合いの話です。彼は今回、会社に通院と偽って、ある日、勝手に社業を早退。
彼なりの勝手な思い入れから、近所の中学校へ。なんと、時間が惜しい為に1度帰宅をしないで、移動中の車輌の中で練習着に着替えると言う、最近の女子高校生以上の暴挙に出て家族からは唖然とされたようです。当然でしょうね!
更に、悪乗りをして、サッカー部の試合前の練習に連日参加をしていたようです。
(馬・・鹿・・と書いて、大きな声で読んで見ましょう!)
しっかり仕事せんか!と、言うお叱りは、ごもっとも!彼曰く・・“甘受します。”
更に、勝ち進んで行く事になり、3回戦は彼曰く“圧倒的な差”があるシード校との対戦を当初から予測。その通りになり、その試合当日は、賢明な皆様ならお解りの通り、あろうことか、彼は“午前中は急遽、成田で、客先の会議”と、またまた偽り、会場へ。
ここからは、彼からのメールを引用し、観戦記 独白録としましょう。


 
『相手が、やってくる事は明確でね、圧倒的な支配力(注1)があるわけね。こんどは、まず、勝てる相手とは、思えない。10回戦って1回勝てるかどうかの相手でね。でも、数%でも残っている、“もしかして”(注2)に賭けて見たいと思い、試合前に選手に説明して、(注3)伝えたのだけれど・・2、3日の練習じゃ頷くのがやっと。しかし、まぁ、圧倒的な差を見せ付けられたね。個々のゲーム感、(注4)戦術、技術の理解力は、すごい。試合結果は、千葉県サッカー協会の3種HPで見てよ。ベンチもバンザーイって感じの試合(注5)って、あるでしょう?  まさしく、アレ。』

注1・・ボール支配率(ボールポゼッション)とも言う。ボールを常に動かし相手に奪われない事。
注2・・偶然にもこちらが、先行(得点)して相手がパニックに陥る事。相手からすれば、有り得ない事に驚き混乱する事。
注3・・相手に合わせた戦術の説明。対応の仕方、攻め方の指示。
注4・・試合を選手自身がコントロール出来る。何をすれば相手が嫌か知っている。
注5・・言葉も出ない。打つ手無し。“チンチンにやられる”試合の事。

ねえ?ところで、こんな事だけ考えている、親父がいたら・・絶対イヤでしょう?私も彼の蹴球中毒に、いい加減呆れている所なのです。(笑)

コラム目次へ