蹴球独白録 3(by gokita

今回は、“声を出す”事に関して、書き込みをしたいと思います。
まず、このコラムを読んでいる方皆さんに、問い掛けをしたいのですが、“声を出す”
事は、恥ずかしいですか?カッコ悪い事ですか?どうでしょう・・・・
大きな声は、恥ずかしいですか?ボールが、本当に来たらヤバイから、黙る方がいい?

サッカーの言葉に“コーチング”と言う言葉があります。この“コーチング”と言う
のは、何もコーチが、何か言う事が“コーチング”ではありません。
欧州のクラブや、南米のクラブに日本人が、練習に参加して不思議に思われるのは、
選手である以上、当然出来るはずの“コーチング”が出来ない事です。
練習中やゲーム中に、ボールを要求する“言葉”、仲間にポジショニングを指示する
“言葉”、敵が来ているぞ!等の言葉の掛け合いが、すべて“コーチング”です。

皆も良く知っている選手達が、南米や欧州のクラブに留学する事がよくありますが、
いざ練習を開始すると、その時あまりにも、声を出さないのでクラブのコーチに
“君は、具合が悪いのか?”と、声を掛けられた。と何かで読んだ事が、あります。

サッカー含めて全てのスポーツで、フィールドで出す自己主張は、プロ:アマ問わず、
あって当然の考えで、自分の感情を表に表さない事は、言葉は悪いですが、やる気が
無いと判断されるのが、当たり前の世界である。と、言う事を覚えて下さい。
日本人的な感情である、“おくゆかしさ、謙虚な姿勢”は、試合:練習をする場所では、
けっして、美徳ではありません。

フィールドの遠くに居る仲間が、寂しい気持ちでボールを待っているかも知れません。

皆で頑張ろうって、声を掛けて、励ましあって試合をしませんか?
攻められていて、チームがピンチの時に、お互い励ましあいませんか?
ドリブルしている仲間に、敵が来ている事を教えてあげませんか?
得点が決まったら、皆で声を掛けて喜んでみませんか?
得点されても、“まだまだ時間あるぞ!”って声を出してみませんか?
絶対に楽しいサッカー(スポーツ)が出来ると、私は思います。
苦しい時:楽しい時に声を掛けましょう!フィールドは君達の最高の自己主張が出来る
場所です。

コラム目次へ