収集




 誰でも子供のころ、一度は石集めをした経験はないだろうか。私も幼いころから鉱物、化石が好きで、地層には興味津々、大粒の水晶を心ゆくまで採集することが夢だった。

 鉱物というと「宝石」を思い浮かべる人がいるかもしれない。しかし私は、鉱物も化石も、産出されたままの自然の形が一番美しいと感じる。具体的には、「母岩付き」「研磨されていない」ことが条件だ。石は磨いてしまうと結晶面の細かいディテールやへき開面の様子が消えてしまう。これは自然の美しさを犠牲にして人口的に見た目をアップさせただけといえよう。
 例えば、水晶には六角柱の面に細かい横筋があるが、これを磨いて除去してしまったものをよくみかける。いくら大きくて形の良い水晶も、磨いたら単なる石英の棒切れにすぎない。


 石に興味の無い人でも、登山の記念に石を持ち帰ることがあるだろう。興味の無い人には「単なる石ころ」だが、本人が見れば当時の苦労や喜びの記憶がありありとよみがえってくる。そんな石は、たとえ美しくなくても「宝物」といえるだろう。
 これと同じように、自分で採集したものには思い出が宿る。石の採集は、観察眼を磨き、採集に工夫を重ねていくものだ。何度もボウズを経験しながら苦労してGetした希少な鉱石は、かけがえの無い宝物である。

 このページは、そんな鉱石の魅力、収集のエピソードについて紹介していく。




アンモナイトの軟体部が残る幻の化石(2007/10/25)

幻の赤い宝石(パイロクスマンガン鉱)を求めて(2007/9/23)




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