わたしの好きな讃美歌(聖歌)



 私の好きな讃美歌(聖歌)や宗教歌曲を紹介していこうと思います
   

その3:讃美歌集217番 あまつましみず/讃美歌430番 いもせをちぎる/聖歌351番 ふたりが合いて  
Hymn "Love At Home" / "There is beauty all around "

あまつましみず、としてもよく教会で歌われる讃美歌ですが、「いもせをちぎる」として一般的な結婚式場のチャペル式では必ず歌われる有名な賛美歌です。街の教会になりますと、宗派によっては違う歌を讃美しています。

教会に縁のない方でも「呼ばれていった結婚式で歌わされた〜」方がとても多いでしょう。妹背といえば花婿花嫁のことですね。ちぎる、は契ると書くんですよね。しかし、ここではこの曲を「あまつましみず」をしてご紹介したいと思います。

天つ真清水とは、天から恵まれた清い水。それは生命のことであり、体をながれる血を指すとも思います。しかしこの歌は聖体拝領の歌ではなく、この歌詞は明治期に女流の讃美歌作家として随一の存在だった、永井ゑい子がその信仰人生の中で追求した「清らかさ」「さやけさ」の象徴なのです。1884年、彼女が10代後半の頃に宣教師デヴィスンの元でメソジスト系の讃美歌集を編集した際、作詞されました。
ただ、英語詞を見ればやっぱり家庭生活における愛を歌った内容で、これの日本語詞なら「いもせをちぎる」の内容の方があっている気はします。でも、永井ゑい子の詞の美しさが大好きな私は、あえてこれを「あまつましみず」と呼びたいのです。もっとも「あまつましみず」として歌った録音が市販されていないので、おすすめCDは「いもせをちぎる」でのご紹介となってしまうのですが^^;。


[おすすめCD] 讃美歌名曲集 〜ベストセレクトライブラリ:KING RECORDS 1984 (KICW-8697) 演奏:聖ヶ丘教会聖歌隊、小島策朗(オルガン)、ニュー・レオンポップス・ストリングス

作曲はJohn Hugh McNaughton です。
  
歌詞は以下です。


あまつましみず 流れきて
あまねく世をぞ うるおせる
ながくかわきし わがたましいも
くみて命に かえりけり


あまつましみず 飲むままに
かわきを知らぬ 身となりぬ
つきぬめぐみは こころのうちに
泉となりて 湧きあふる


あまつましみず うけずして
つみに枯れたる ひとくさの
さかえの花は いかで咲くべき
そそげ命の ましみずを

(付録:いもせをちぎる)
妹背をちぎる 家のうち
わが主もともに いたまいて
父なる神の 御旨に成れる
祝いのむしろ 祝しませ

今しみまえに 立ちならび
むすぶちぎりは かわらじな
八千代もともに 助けいそしみ
まごころつくし 主に仕えん

愛のいしずえ かたく据え
平和のはしら なおく立て
かみのめぐみは 常に覆えば
さいわい家に 絶えざらなん

きよき妹背の まじわりは
なぐさめとわに 尽きせじな
重荷もさちも 共にわかちて
よろこび進め 主のみちに

1.
There is beauty all around When there's love at home; There is joy in ev'ry sound When there's love at home. Peace and plenty here abide,Smiling sweet on ev'ry side. Time doth softly, sweetly glide When there's love at home. Love at home, love at home; Time doth softly, sweetly glide When there's love at home.

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