ポルタビアンカマンドリーノ
Porta Bianca Mandolino(ポルタ・ビアンカ・マンドリーノ)は、中央大学音楽研究会マンドリン倶楽部(CUMC)OB/OGの有志によって2002年に結成されたマンドリンオーケストラです。
ポルタが門、ビアンカが白を意味します。中央大学のシンボルである白門をイメージし白門オーケストラという意味で名づけました。
以上ポルタビアンカのHPから引用しました。 合田先生の薫陶を受けた若い人が主体の、かなり熱い団体です。私も、合奏していてついつい胸があつくなってしまいます。 | |
データ
演奏実績 2001年より、年1回のペースで定期演奏会を開催 現在の団員数 50人くらい。弦楽アンサンブルとしては適当な人数だと思います。 ホームページ こってます |
しおしお出演実績
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第4回定期演奏会
日時:2005.9.11
会場:晴海トリトンスクエア 第一生命ホール
曲目: 鈴木静一:交響詩「失われた都」
マンドニコ:ジャズ・ポップ・ロック組曲
帰山栄治:協奏詩曲(バイオリン独奏版)
小林由直:マンドリンオーケストラの為の「星の庭」
フィリッパ:滅びし国
指揮:前野 一隆/合田香
バイオリン独奏:景山裕子
初めに、今回は出ないと宣言しておきながら、お前はなんで出ているのだ。と思われるでしょうが、その、まあお許しを。
練習には合宿・前日練習を含めて5回ほど出席しました。もうちょっと練習に出ておきたかったなあ、と思いますが、三重県民の為物理的に無理だったのです。と、いうか、5回も出ているというのは、物理的に考えれば、あほです。PBMの今回の練習が全部で12回ですから半分に迫る勢いだし、そう考えると健闘したのかもしれないと思います。それでも、「星の庭」という曲は練習で2回しか弾けませんでした。
肝心の本番はどうだったのかというと、私の近しい人の意見では、「星の庭」と「協奏詩曲」という曲がよかったという感想が多かったみたいです。「滅びし曲」と「ジャズポップロック組曲」は、まとまりが(縦の線かな)無かったという感想もありました。メインの「失われた都」については、感想を入手していません。
ホールがどんな風にに鳴っていたとか、全体の雰囲気はどうだったとかの感想は入手していないので、なんともわかりません。ただ、今回Cbが6人(内2人がトラで音大生)だったので、単純にCbの音が大きかったという意見がありましたね。
私の所感ですが、まず、Cbが6人もいたので楽ができました、ということです。私、一応トップだったので、ザッツを出したり弓を決めたりしたのですが、自分の中で曲を消化しきれていない事もあって、むむむな出来だったかもしれません。スパベさんに大いに助けられたことで、まあパートとしての音はよかったのかなあ。
自分の演奏としては、テンポ感や音程(本番のびびり)の不確かさを感じつつも、本番はやれるだけはやったかなあと思っています。でも、自分の中でアンサンブル・曲を消化し切れていないと感じがあって小手先でごまかしたところもあったと感じています。それと、今回初の5弦での本番デビューだったのですが、まあ、だいぶ慣れてきたかな?
第3回定期演奏会
日時:2004.7.24
会場:日大カザルスホール
曲目: 鈴木静一:交響詩「比羅夫ユーカラ」
吉水秀徳:プレリュード2
マンドニコ:Music for play
ミラネージ:主題と変奏
ラコム:3つのスペイン風舞曲
指揮:前野 一隆/合田香
当日移動というのも、なんだなとも今となっては思いますが、土曜日3時半に目が覚めました。家を5時過ぎにでて、130Km/h超で東名をとばして、10時には、本番会場のカザルスホールに到着しました。その時点で、もうふらふーらしてましたね。
ステリハをそれなりの力を出して、がんばったつもりでした。おかテリさんには、音のエッジがたってないと言われましたが。
この時点で沈没寸前ですね。神経系がいかれてます。補強に”ゼナ”を投入しましたが、今思うと、高濃度カフェインの方がよかったやも知れません。
なお、今回はベースが真ん中で、管が右奥、打楽器が左奥という変則の並びになりました。どんな響きになっていたのでしょうかね。。真ん中で弾くのは気持ちいいのですが、いかんせんコンマスがあんまり見れません。ギターの真後ろなのですが、あんまり音が聞こえず、テンポ感がよく分かりません
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そして、本番。私的感想を言うと、期待が高まっていたわりには、という演奏だったかなあ。演奏会としては、成功の部類に入ると思うのですけど。もっと深いところでの音楽的な演奏が出来るかもと思っていたのです。
ちなみに、私の出来は・・・。これも、最低限の仕事はしたかなあ、といったところ。やはり、もう少し練習に参加したかったです。練習ではところどころ、いいかも、と感じたこともあったのですが、本番では、、、仕事はしたかな、、て感じなのですよ。やはり、合奏練習をとおしての、空気を重ねていく絶対量が少なかったと思いました。
ポルタは、確かに、OB・OG団体ということで、共通のバックグラウンド・技術を持っていて、団体として、音楽がなじんでいると感じます。ただし、音楽的に深いものが出来ているのかというと、まだ発展途上にあると感じます。とりあえず、懐かしい面々が集まって演奏を楽しんでいる、という域から抜け出しきれていないと感じます。それでもいいのかもしれませんが、もともとの力がある団員を多く抱える定常的に活動する社会人団体としては、物足りないです。
私は、物理的な理由により、今回でとりあえずお休みするつもりです。すごく残念ですが、私も、新たな場所で更なる成長をして、いづれポルタに戻ってきたいと思っています。
第2回定期演奏会
日時:2003.9.27
会場:イイノホール
曲目: 藤掛廣幸:日本の歌三章
鈴木静一:組曲「山の印象」
レスピーギ:リュートの為の古風な舞曲とアリア第3組曲
ボッタキアリ:祈り
マネンテ:シンフォニア
指揮:前野 一隆/合田香
地上最強マンドラ奏者のひとり、大先輩おかテリ様のレビュー(マンドラ雑感13)
当日、またしても私は興奮して早起きしてしまいました。でもさらってはいませんよ。
今回のホールは、かなり響きがデッドでした。生音勝負ということでした。どうも、マンドチェロのピック音が気になったという感想が多かったそうです。ベースの入りのずれ(特にpizz.)も目だったそうですし。
今回も夜本番ということで、11時からたっぷりとステリハだったのですが、私が一番ばててしまいました。1週間前が楽友の定演だった物でその疲労がもろに出てしまったようです。
さて、本番は、レスピーギが集中した気迫のあるいい演奏だったと思いました。練習からいい流れで本番に向かえたのでしょうか。レスピーギの音楽を深く出来たかどうかは、なんともいえませんが、そこに、思いがある音楽があったと思います。
2部も鈴木静一と日本の歌も楽しく出来たかな。
個人的には、今回練習からとても楽しかったです。練習では自分の音もすんごくよい感じで、効果的にアンサンブルを支えられたかなあと思っていました。ただ、本番ではどうも疲れてしまっていて、正直いまいちだったと思います。今回も自分がトップであり、相棒が学生でかつエキストラだったので、本番はパート内で合わせる事に神経を向かわせすぎた感じもあります。気負いも当然あるし。練習のときは、一人で気楽だったのかもしれません。 実際、3人で合わせたのは合宿の時だけだったし、音量の面では助けられましたが、違和感が最後までぬぐえなかったかな。まだ、自分は未熟なのでしょうね。やっぱり。
今後は艶っぽさが増していけばもっとよろしいですね。
前回この様に書いたのですが、その点、曲をこなす事で精一杯だった前回と比較して、音楽に豊かさ・情感が増してきたように思いました。今後演奏会を重ねていけば、いい艶が出てくる様な期待が持てました。同時に、自分も成長したいものです。いろいろと課題もみえてきましたし。ともかくも、楽しかったっす。
結成記念演奏会
日時:2002.8.3
会場:カザルスホール
指揮者:合田香/前野一隆
曲目 チャイコフスキー:弦楽セレナード
モーツアルト:ディヴェルティメントK.136
シルヴェストリ:夏の庭
ラヴィトラーノ:ローラ序曲
当日、私は興奮して早起きしてしまい、思わず家でさらってしまいました。
さて、ホール入りしてより、Cbの位置決めをしました。候補として、マンドチェロ後方(ちなみに、今回の配置は対向配置で、ギターが真中後方に配していた)とギター後方の真中でした。結局真中後方に決まったのですが、ホール完成後になって建てましたしたとされるオルガンが邪魔でした。
真中で、お客さまの正面で弾くのは気持ち良いですが、やはり、マンドチェロが遠いとサミシイですね。
今回は夜本番ということで、11時からたっぷりとステリハだったのですが、さすがにみなさんばててましたね。ステリハでは、縦の線の乱れや集中力の欠如がいろいろみられ、本番が少し不安になってました。
と前置きはこんなところで、本番は、チャイコがとても豊かな響きと情感を持つ演奏となっていたと思われます。練習ではこんなに出来ていなかったので(息切れぎみだった)びっくりしました。と同時に、これが中大のタマシイなんだなって感じましたね。
ただし、モーツアルトはもてあましぎみだったかな。いわゆる中大ののりとは合わないっていってしまってもいいけど、やはりマンドリンアンサンブルでは、モーツアルトの遊び心(きわどい転調やフレーズ)を表現するのは大変だったかな。Cb3本は重すぎるという指摘もありました。
(危惧はしていたのですが)
マンドリンオリジナルの2曲は、まあ無難な仕上がりだったのかな。ある意味予想の範囲内でした。いい意味での。
本番後に、会場のカザルスホールは、素直な響きでマンドリンアンサンブルに最適なんだなあとつくづく思いました。
全般的に、ここ一番での集中力と、ひたむきなまじめさがみらえた有意義な演奏会だったのではないでしょうかね。今後は艶っぽさが増していけばもっとよろしいですね。
ともかくも、楽しかったっす。技術レベルを上げる為にも年2回定演になるといいですね(リクエスト)