粟島汽船 「フェリーあわしま」 「高速船あすか」
岩船 → 粟島 → 岩船

前 編


粟島って知ってますか?



今回は早起きして埼玉の自宅から、新潟の粟島まで日帰りです。

当日早朝まで、粟島に行くか、伊豆諸島に行くか迷ったのですが、最新の天気図見ると、
梅雨前線は伊豆諸島にかかってます。

予報は、新潟方面は、曇りのち晴れ。 伊豆諸島は 曇り、南部は一時雨。
さらに波の状況は、新潟が1M。 伊豆諸島は3Mのち2M。

これで行き先は新潟に決定。


埼玉の自宅を4時に出て、関越道をひたすら北へ、新潟を通り越して
村上までさらに50キロ。トータル350キロ。

めだった渋滞も無く、8時半には村上の岩船港に着きました。
朝一の高速船が9時半に出るのですが、フェリーに乗りたいので、10時半まで時間をつぶします。

岩船の港は大混雑。
離島航路では珍しく、朝一の高速船は乗客いっぱいで出航。 次のフェリーを待つ人も大勢います。

 「なぜ?」

島ではマラソン大会や、キャンプ場やBBQ施設の充実。
島をあげての観光客誘致を行っているので、なかなかの人気なんです。

さらに聞くところによると、前日は時化のため船は欠航。今日はその分まで、人も荷物も多いようです。




             「フェリーあわしま」



総トン数 
626トン との事ですが、空洞の車両甲板はトン数に換算されないので、
少ないトン数になってますが、実際は大きく見えます。

エンジンは1800馬力×2で、巡航速力15ノット。

フェリーなのにチケット売り場に車の値段が書かれていない・・・
実は、基本的に車を積めるのは島民と運送関係のトラックのみ。

観光客が自家用車を積むことは出来ません。
観光客みんなが島に車で行ったら、島は大渋滞になってしまいます。

2等客室 ロビー

乗船したら、いつものように船内探検ですが、この船の客室はワンフロアーのみ。
30秒で終わってしまいました。

2等船室では、早速宴会が始まりました。

風もあまり無く、波も無さそうなので、上甲板に出ます。
最前方、ブリッジ下の甲板に陣取り、前方を眺めます。

岩船港を出航し、堤防を回って外洋に・・・・・・


 
「・・・ウウッ・・・・・・」
ここで、いきなりの揺れ。

波は無いのですが、昨日の悪天候のせいか、うねりが大きく残っています。
最前部は揺れが激しく、耐えられません。

 
「しまった〜 あと90分我慢できるか?」

うねりのせいで船酔いになり、あわてて下階の船室に降りて行きます。

下の方が揺れないだろうと思ったのですが・・・・
 「・・うううっ・・・」

いきなり「いかくん」のすっぱい匂いと、酒の匂い。
2等船室は宴会会場でした。

これはたまらないので、もう一度上甲板に上がり、揺れの少なそうな後方に移動します。

後方に移っただけで、揺れの周期が自分の嫌いなリズムとずれた様で、
酔いは治まったものの、3時起きの影響か睡魔に襲われ爆睡。

岩船港を出て、1時間半。いよいよ粟島に到着です。



東西 4.4キロ 南北 6.1キロ。
自転車だったら1日で回れそうな島で。1周22キロだそうです。

港では島のオジサンが、大漁旗を振ってのお出迎え。


さあ、上陸したら、駆け足で島を回らなくてはいけません。
なにせ、帰りの船まで、たった2時間しかありません。

夏は フェリー1往復、高速船2往復、の3往復。(夏休みは4往復)
なかなかの便数ですが、夜までに埼玉まで帰るには、午後2時の船には乗りたいです。

出発前には、「わっぱ煮」食べて、資料館行って、と考えていたのですが、船酔いのせいか、食欲がありません。

とりあえず散歩します。

          
後 編

船から降りた乗客は、民宿の迎えの車に吸い込まれ、港はまた静かになりました。

島の名物は
「わっぱ煮」

ぶつ切りにした魚を木の器(小さなおひつ位)に入れて、出汁も入れ、厚く熱した石を投入。
「ぐわーーー!」っと一気に煮上げる料理らしいです。

わざわざ本土から食べに来る人も多いそうで、これは食べなきゃと思ったのですが・・・・

船酔いが残り、まだ足元がふらつき、食欲はありません。

仕方が無いので、しばらく散歩。
島には集落が2箇所あり、もうひとつは島の反対側。
時間的にそこまでは行けないので、この集落を散策。



5分歩いて、資料館らしきものを見つけました。 昔の船小屋を改造してあるようです。
入館料200円で、とりあえず入ります。

1階は展示コーナー、2階は地元の人が使う図書館と、ビデオコーナー。
ビデオではNHKの「新日本紀行」のような、島の紹介が流れています。

「日本海に浮かぶ粟島。 島の人たちの生活は・・・・」

アナウンサーの声が、子守唄に聞こえてきました。

「寝るなー! 滞在時間は2時間しかないぞおー! おおお〜・・・zzzzzz

しばし、意識が遠のいたようです。

資料館を出てさらに歩く事、1分。
100m足らずで、メインの集落が終わってしまいました。

そうです。
「何も無い」がこの島の売り。
キレイな海と緑。 釣りやキャンプも可能です。


島の外周道路は約20キロ強。
島1週のマラソン大会でもあるのか、先ほどから多くのランナーが走ってます。

TVの旅番組なら、浜辺にアワビを取ってる海女さんがいて、

何をしてるんですかぁ〜?」
「アワビとってるさ〜」 「良かったら、浜焼き食ってかね〜か〜」


あるいは、浜辺で太鼓を叩いてる人を見かけ、

「何をしてるんですかぁ〜?」
「来週祭りがあるんで、練習してるんさ〜」
「よかったら一緒に太鼓 叩がね〜が〜」


となるのですが、浜辺には誰もいません。

このまま ぼ〜っとしていたくなる島です。

これでも メインストリート やっぱり海は綺麗です


仕事の事など忘れて、民宿で刺身食べて酒飲んで・・・・・
と思うのですが、あと1時間で帰りの船が出ます。

ぶらぶら散歩しているうちに、帰りの船が出る時間になりました。



帰りは「高速船あすか」 125トン。
高速船と名乗るからには、どんなに早いのか期待しますが、
最高速力は 24.5ノット。

行きに乗ったフェリーが遅いので、比べれば高速船ですかね。

それにしても速力差は1.5倍なのに、運賃は3,690円と
フェリーの2倍なので、ちょっと損?


たった2時間の滞在で、「高速船あすか」は粟島を離れます。

時間は午後2時。中途半端な時間なので、乗客はたったの5人。
粟島の防波堤を抜けると、3,000馬力のエンジンが唸りを上げます。

波も無く、揺れも少なく快適です。
帰りの船酔いが怖かったので、「わっぱ煮」食べなかったのですが、これだったら食べれたかも。


今回初めて行った粟島。
たった2時間の滞在でしたが、島の雰囲気は良くわかりました。

ノンビリして、魚食べて、海に入って・・・・
時間がゆっくり流れそうな島ですね。

次回は民宿にでも泊まって、ゆっくりしたいです。

おしまい