「ニューいしかり」見学会






名古屋-仙台-北海道苫小牧を結ぶ、太平洋フェリーの新造船「ニューいしかり」

今回、この新造船の見学会参加者募集に応募して、クジ運強く当選。
東京の晴海埠頭にいそいそと行ってきました。

この「ニューいしかり」は

  全長・・・・・199.9m。
  (200mを超えると巨大船扱いになり、法規的に出入港に制限があるので、ギリギリ200m以内に
   抑えましたっ、て感じでしょうか。)
  
  総トン数・・・15,762トン。
  (車を入れる甲板は、トン数にカウントされないので、客船だったら2~3万トンです)

  馬力・・・・・32,640馬力。
  (このハイパワーで26.5ノットが出せます。このクラスの客船は2万馬力で20ノット)



船内案内をもらって早速探検開始です。

車輌甲板から乗船。
ドンガラの車輌甲板は、広い広い。 全長200m近い甲板に、大型トラック184台、乗用車100台が
搭載できます。






「1等和洋室」 仙台-苫小牧 1名16,000円。

ツインベッドの奥に、小上がりがあります。
ベッド2名の他に、布団も使って定員は4名。家族での利用にぴったり。
定員は海側に大きな窓もあり、明るい室内です。





「1等和室」仙台-苫小牧 1名16,000円。(窓有り)
「1等洋室」仙台-苫小牧 1名13,500円。(窓無し)

和室には窓がありますが、洋室はインサイドなので窓はありません。
自室では寝るだけなので、これで充分。





「ロイヤルスイート」 仙台-苫小牧 1名46,000円。

すばらしきこの部屋は52㎡。(15.73坪) 約31帖。
マンションだと3DKか2LDKの広さです。

一度は乗ってみたいですね。







「ドライバールーム」と 「ドライバー専用ラウンジ」

トラックの運転手さん専用の部屋。専用の浴室も有ります。
以前、どこかのフェリーで、大浴場が混んでる時に、ドライバー専用浴室に行きました。
サンダル履きで、スポーツ刈りの頭なので、全く違和感無くまぎれこめました。






「大浴場」

これだけ広ければ、混むこともありません。
湯船に浸かって、大きな窓から見る太平洋は最高でしょう。





船内を見学中に、船体がブルブルと揺れました。
「停泊中なのにエンジンかけたのかな?」 といった感じの揺れです。

しかし・・・・

この時は 2011年3月11日 午後2時45分 

振動を不思議に感じていたところ、船長からのアナウンスが。

「先程、宮城県で震度7の地震がありました」
「震度・・・7って言った?」

しばらくするとまた船長のアナウンス。

「津波警報が発令されました、ご見学の皆様は、
 お急ぎ下船してください」






そんな訳でレストランや、他の場所は見学中止。
急いで下船することになりました。

下船して対岸を見たら、
「燃えてるぞ・・・」

自分が揺れをほとんど感じていなかったので、大津波で多くの犠牲者が出たことなど、
この時点では知る由もありません。


この後、翌日に仙台港で予定していた「ニューいしかり」のお披露目は中止。
しばらくは、太平洋フェリーも運行停止していたようですが、震災より1ヶ月半でようやく運行再開となりました。

とんでもないデビューとなった「ニューいしかり」
今回見れなかったレストランは、近いうちに乗船してお目にかかりましょう。