ストーブ列車

 

念願の「ストーブ列車」 しかし、五所川原はかなり遠い・・・

津軽鉄道の起点「五所川原」までは意外に遠い。

東京から新青森までは 時速300キロの新幹線でたった3時間半。
しかし青森から五所川原までが大変。

直線距離は近いのに、V字型に奥羽線から五能線の乗り換えが必要になり、
おまけに五能線は時間帯によっては2時間に1本。
地元の方は、面倒なローカル線より、ショートカットのバスを選ぶようです。


お目当ての「ストーブ列車」は、休日ダイヤで1日3往復。
タイミングも重要です。どのコースで行くか?

① 自宅を朝の5時に出ても間に合うのは3便目で帰宅は22時。

② 夜行バスで五所川原に行き、津軽鉄道を朝から楽しむ。

③ 夕方の新幹線で青森入り。五所川原のホテルに泊まって翌日楽しむ。

④ せっかくなので、途中で「秋田内陸縦貫鉄道」や「五能線」を楽しんで
  五所川原に泊まってのんびり。


ちょうどこの時期は「大人の休日パス」が使えるので、夜行バスは除外。
(15,000円で新幹線も乗り放題。東京→青森が 18,000円なので、片道で元は取れる)
日帰りも辛いが、仕事2日間休む余裕もなく、消去法で③に決定。


■大宮(埼玉県)
↓ 14:46~17:29     ↓ JR新幹線はやぶさ23号(E5系) 新函館北斗行
■新青森
↓ 17:38~18:08     ↓ JR奥羽本線 弘前行
■川部
↓ 18:21~18:51     ↓ JR五能線 鰺ケ沢行
■五所川原


新青森から雪景色の中、奥羽線と五能線で「五所川原駅」まで。
津軽鉄道の五所川原駅は、まるで映画のセットのようです。


ホテルで紹介してもらった居酒屋「北大路」で、お任せ6点セット(3,000円)を注文し地酒の飲み比べ。
(実はこの店、20年ほど前に来たことがあった・・・)


「子持ちイカ」「白子」「ナマコ」が日本酒に合います。


■津軽五所川原
↓ 08:10~08:31    ↓ 津軽鉄道 津軽中里行
■金木■
↓ 08:46~09:06    ↓ 津軽鉄道 津軽五所川原行
■津軽五所川原


翌朝、9時半の「ストーブ列車」まで時間がもったいないので、途中の「金木駅」
まで「メロス号」で往復します。

津軽鉄道は2014年に6月に来たことがありますが、雪があるほうが津軽らしくて良いですね。
他では見られない「タブレット交換」も懐かしいです。

大きな輪っかの手元についているカバーの中に、「鍵」が入っています。
この「鍵」を持ってる人だけが、この先の単線を通れます。(iPadではありません)



金木で折り返し、五所川原に戻って9時半発のストーブ列車を待ちます。
ストーブ列車は客車で、引っ張るのは本来ディーゼル機関車。

しかしこのところ機関車の調子が悪いらしく、客車を引くのはディーゼルカー。
情緒が無く残念ですが、しかたありません。

当然ながら本日もあきらめていたのですが・・・・

なんとホームに入ってきたのは「ディーゼル機関車」 なんという幸運。


■津軽五所川原
↓ 09:32~10:17      ↓ 津軽鉄道準急ストーブ列車 津軽中里行
■津軽中里■
↓ 10:41~11:29      ↓ 津軽鉄道準急ストーブ列車 津軽五所川原行
■津軽五所川原
■五所川原
↓ 12:12~13:22    ↓ JR快速リゾートしらかみ1号 青森行
■新青森
↓ 13:52~16:38    ↓ JR新幹線はやぶさ22号(H5系/E5系) 東京行
■大宮(埼玉県)


列車内はとにかくレトロ。

お目当てのストーブ前は、写真を撮ったら交代するという暗黙のルールが出来がっており、
アテンダントさんがスルメを焼き始めると、交代で撮影大会が始まります。

団体さんは、途中駅で降りるので、30分しか時間がありません。
急いで焼いてるアテンダントさんも火傷に注意してください。



終点の「津軽中里」で機関車を切り離し、反対側に取り付けます。
折り返し客車の1両目は団体さん専用になっていますが、よく見たら豪華クルーズ列車「四季島」のマークが。



なるほど、普段は朝一の便は客車が1両で、ディーゼルカーが引くのが定番。
今日はこの「四季島」の団体さんが来るので、2両編成になり機関車も頑張って付けたんですね。





五所川原からは「リゾートしらかみ」で新青森に戻ります
この「しらかみ」は 新鋭の「ブナ編成」車内にバーコーナーがあり、酒も弁当も買えます。
雪景色の鉄旅も、そろそろ終わりに近づきます。